静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence
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Linvala, Keeper of Silence / 静寂の守り手、リンヴァーラ (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
飛行
あなたの対戦相手がコントロールしているクリーチャーの起動型能力は起動できない。
一方的に呪われたトーテム像/Cursed Totemを置かれた状態にできる伝説の天使。
過去に起動型能力を阻害するクリーチャーには炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shamanがいたが、こちらは起動すらさせない上に4マナ3/4フライヤーとビートダウンにも引けをとらない。
強力なシステムクリーチャーなのだが、当時のスタンダードではあまり起動型能力を持ったクリーチャーを軸にしたデッキがなく、また精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorや瀝青破/Bituminous Blastの存在によりCIP能力や速攻を持たない中堅クリーチャーへの風当たりが強く、活躍が難しかった。
エルドラージ覚醒のリミテッドでは対戦相手のLv系カード、発動者、エルドラージ・落とし子・トークンを全て封じ込めてしまい、炎の斬りつけ/Flame Slashなどで即座に除去されなければゲームの趨勢を決めてしまう一枚。
モダンでは欠片の双子系コンボや無限頑強コンボの対策として、出産の殻やヘイトベアーなどに挿されている。メインデッキに採用してもデッキパワーを落とさないサイズがここで活きる。
- マナ能力も禁止されるため、極楽鳥/Birds of Paradiseのようなマナ・クリーチャーは完全に置物と化す。パーマネントを永続的にクリーチャー化するカードと合わせればロックも可能。
- 影響が及ぶのは戦場にいる「クリーチャー」に対してのみである。手札や墓地にあるのは「クリーチャー・カード」であるため、例えばサイクリングや蘇生などの起動は止められない。
- 誘発型能力や常在型能力は依然機能する。また、裏向きのパーマネントを変異コストを支払って表向きにするなどの特別な処理は防げないので注意。
関連カード
ストーリー
リンヴァーラ/Linvalaは、ゼンディカー/Zendikarの天使。エルドラージ/Eldraziの抑圧を弾く新世代の天使である。彼女の武器は微かだが力強いもの、邪悪な力のざわめきを停止させる静寂である。彼女はこの静寂の贈り物によって新たな世界が創りだされるのを助け、圧制者の咆哮を絶ち、穏やかな声が耳に届く事を請負う。
詳細はリンヴァーラ/Linvalaを参照。
参考
- The Defiance of Angels(Daily MTG、Savor the Flavor、文:Doug Beyer)
- カード個別評価:エルドラージ覚醒 - 神話レア