サリッドの予言者/Thallid Soothsayer
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クリーチャーを生け贄に捧げることでドローができるファンガス。
能力は、言わば自軍クリーチャーを戦場からサイクリングできるようなもの。「1ターンに何度でも色マナ不要で起動できる」「どのようなクリーチャーでもカードを引くことができる」「自身も生け贄に捧げられる」など、歴代のドローができるサクり台(冥府への貢ぎ物/Infernal Tributeを参照)と比べてもこれほどの融通が効くものは案外いない。
ただし本体は4マナ2/3と最低限の性能のみであり、やや重い割に脆い。即除去を撃たれてもアドバンテージを失いたくなければ6マナある状態で唱えたいため、十全に能力を発揮しようとすると見た目以上にテンポを損ないやすいのが玉に瑕。
リミテッドではマナが伸びやすいため能力も起動しやすい。中盤以降に小型クリーチャーや苗木・トークンなどでチャンプブロックしつつ手札に変える動きが強力で、採用して損はない。構築では先述したテンポ損が大きく響くことや、サクり台としての活用も登場時のスタンダードにおいてはマナ不要の不死の援護者、ヤヘンニ/Yahenni, Undying Partisanが存在することなどが逆風か。
- ドミナリアに収録されているファンガスの中で、唯一明示的には苗木とのシナジーを持たない。ただ、トークンとして量産される苗木とドローができるサクり台自体の相性は悪くない。
- ドローで誘発してトークンを生成する蝗の神/The Locust Godとは相性抜群。登場時のスタンダードにおいても、これと蝗の神に加えて無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer2枚が揃うと無限ドロー、無慈悲な略奪者1枚の代わりに選定された行進/Anointed Processionなら同時に速攻持ちの無限トークンが成立する。4枚コンボな上に後者は4色であるため、あくまでロマンの域。