庁舎の歩哨/Chamber Sentry
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Chamber Sentry / 庁舎の歩哨 (X)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
庁舎の歩哨は、これを唱えるために支払われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(X),(T),庁舎の歩哨の上から+1/+1カウンターをX個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。庁舎の歩哨はそれにX点のダメージを与える。
(白)(青)(黒)(赤)(緑):あなたの墓地から庁舎の歩哨をあなたの手札に戻す。
烈日と同等のP/T決定能力、射撃能力、墓地からの自己回収能力を持った、5色推奨アーティファクト・クリーチャー。
トリスケリオン/Triskelion系クリーチャーの一種でもあり、直近のカードで言えば歩行バリスタ/Walking Ballistaが近いが、使い勝手はそれらとは大きく異なる。複数の色マナを必要とするのでデッキを選び、射撃がタップ能力になったため即効性および攻撃と射撃の両立性を失い、おまけにマナも別途必要になってしまいテンポ面でも難ありと、使いにくい面が目立つ。5色デッキでは高いマナレシオを発揮でき、回収能力で繰り返し使用できるなどのメリットはあるものの、デッキの5色化のリスクや前提の多さの割には悠長で劇的とは言えないのが実情。2~3色でコンパクトに使う手もあるが、そうすると一般的な多色クリーチャーの方が優秀だったりするため、結局今ひとつになってしまう。構築で採用するには、まず長期戦前提の5色デッキをいかに成立させるかが課題となる。
リミテッドでは2色で唱えるだけでも十分優秀なので、大抵のデッキに採用できるだろう。回収能力の起動は現実的ではないため無視することがほとんどだろうが、彩色の灯籠/Chromatic Lanternが同時に手に入ったらぜひ狙いたい。
ルール
- マナ・コストのXと、支払うマナの色の数を一致させる必要はない。例えばX=3と宣言して、(青)(青)(黒)と支払い、2/2で戦場に出すことができる。通常は意味がないが、点数で見たマナ・コストを増やすことが有効になることもある。詳細は仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesの項を参照。
- マナ・コストのXと、起動型能力の起動コストのXに関係はない(CR:107.3j)。総合ルールのこの項目はラヴニカのギルドの発売に際して追加された。
- クローン/Cloneがクリーチャー・呪文として解決され、これのコピーとして戦場に出る際には、クローン/Cloneに支払われたマナの色の数のみに従って+1/+1カウンターが載る。コピー元の庁舎の歩哨/Chamber Sentryに支払われたマナの色の数やこれに載っているカウンターの数はコピー可能な値ではない。