ズアーの宝珠/Zuran Orb
提供:MTG Wiki
単体では土地破壊やバーンへの緩い対策くらいにしかならないが、本体のマナ・コスト、起動コストともに極めて軽いため、様々なカードとのギミックが成立する。それにより様々なフォーマットで制限カード、禁止カードに指定されることになる。
有名なギミックは以下の通り。
- 天秤/Balanceと組み合わせたリセット。神の怒り/Wrath of God+ハルマゲドン/Armageddonに近い効果となり、ライフも得られ、アーティファクトなどと併用することで一方的にアドバンテージを得られる。→ズーラン・バランス
- ネクロデッキのライフ供給源。
- ハルマゲドン/Armageddonに際し、自分の土地はライフに変換できる。
- 土地税/Land Taxを確実に使う。
「天秤orハルマゲドン+ズアーの宝珠」のコンボ時は、対戦相手のカウンターには注意すること。土地を生け贄に捧げた後に天秤などを打ち消されると、かなり厳しい。
- 第5版以前のルールでは上記タイミングで打ち消されることがなかったので、一層強かった。
- From the Vault:Relicsに新規イラストで収録された。
- モダンホライゾン2に再録。日本語のカード名を得た。
- フレイバー・テキストも新たに書き下ろされた。旧版では永遠の命を求めるズアー/Zurの言葉が、新版には実際に不死者であるジョダー/Jodahのズアー評が書かれている。
“I will go to any length to achieve my goal. Eternal life is worth any sacrifice.”― Zur the Enchanter(出典:ズアーの宝珠/Zuran Orb(アイスエイジ))
「執着心はズアーの魔法使いとしての欠点の一つだ。不死への拘泥は、本来は才気あふれる彼の心の痛みとなった。」― 永遠の大魔道師、ジョダー(出典:ズアーの宝珠/Zuran Orb(モダンホライゾン2))
1995年11月1日スタンダードで制限カード、1997年7月1日より禁止カードに指定される。同時に、新たに創設されたフォーマットのエクステンデッドでも禁止。また、1997年5月1日よりアイスエイジ・ブロック構築でも禁止カードに指定されている。
[編集] 関連カード
同じように「展開済みの土地をライフに」するコンセプトのカードが何枚かある。
- 森の暗き中心/Dark Heart of the Wood - (黒)(緑)のエンチャント。ズアーの宝珠の先輩にあたる。起動にマナは不要だが森限定。3点回復。(ザ・ダーク)
- 報酬獲得/Reaping the Rewards - (白)の単に2点回復するインスタントだが、土地を生け贄にバイバックできる。(エクソダス)
- ギックスのかぎ爪/Claws of Gix - 起動コスト(1)だが、土地以外のパーマネントもライフにできる。1点回復。(ウルザズ・サーガ)
- 縁切り/Renounce - (1)(白)の使い切りインスタントだが、土地以外のパーマネントも好きな数ライフにできる。2点ずつ回復。(メルカディアン・マスクス)
- 草茂る屋敷/Overgrown Estate - (青)(黒)(緑)のエンチャント。起動にマナは不要。3点回復。(アポカリプス)
- メア湖の海蛇/Lochmere Serpent - (4)(青)(黒)クリーチャー。起動コスト(青)(黒)な上に沼限定だが、1点回復で1ドロー付き。(エルドレインの王権)
- トゥーグの落とし子、ウゥーグ/Uurg, Spawn of Turg - (黒)(黒)(緑)クリーチャー。起動コスト(黒)(緑)だが2点回復。(団結のドミナリア)