エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
速攻
(T),カード1枚を捨てる:カードを1枚引く。
あなたがカードを1枚捨てるたび、それがマッドネスを持っているなら、エインジー・ファルケンラスをアンタップする。
WHISPERのテキストには誤りがあります。「それがマッドネスを持っているなら、」は「それがマッドネスを持っている場合、」と読み替えてください。
イニストラード/Innistradはファルケンラス/Falkenrath家の末裔が初のカード化。かき回し能力と速攻、マッドネス・カードを捨てるたびにアンタップする能力を持つ。
タップ能力と速攻、かき回し能力と自身をアンタップする能力とがそれぞれ噛み合っており、素早く手札を回転させてマッドネスを連発していく動きに最適。戦闘性能は低いものの、システムクリーチャーとして一級品の性能であるため気にする必要はないだろう。アンタップする能力は自身のかき回しの起動コストで捨てたカードに限らず、他で捨てたときにも誘発することは忘れがちなので意識しておきたい。
統率者戦で統率者にしておけばいつでも確実に唱えることができるためそれに特化したデッキ編成がしやすく、実際統率者2019の残酷な憤怒/Merciless Rageはそういったデザインとなっている。通常の構築でも、イニストラードを覆う影ブロックの吸血鬼を中核とした吸血鬼デッキなど相性のよいデッキがいくつか考えられる。マッドネスにこだわらずとも単純にルーターとしての性能はそこそこ高く、墓地利用デッキなどに適当に採用しても十分仕事はしてくれるだろう。
ルール
- あなたがマッドネスを持つカードを捨てた場合、エインジーの誘発型能力と、マッドネスの誘発型能力が同時に誘発し、あなたはその2つを好きな順番でスタックに置く。したがって、あなたはエインジーをアンタップしてから捨てたカードをマッドネスで唱えることも、その逆もできるが、先にマッドネスで唱えることを選んだなら、その呪文が解決されるまでの間にエインジーをアンタップすることはできない。
- マッドネスを持つカードを複数枚同時に捨てたならば、この誘発型能力はその枚数分誘発する。マッドネスも同じ数だけ誘発するので、枚数の2倍の数の誘発型能力を好きな順番でスタックに置く。
- アンタップする誘発型能力はif節ルールの制約下にある(CR:603.4)。誘発時と解決時の両方で捨てたカードがマッドネスを持つことをチェックする。カードを捨てたときにそれがマッドネスを持っていなければ誘発せず、誘発しても解決時にそのカードがマッドネスを失っていれば能力は何もしない。
- 稀であるが、追放領域でマッドネスを持ったり失ったりすることはファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorgerによって起こる。マッドネスを元々持たない吸血鬼カードを捨てたとして、その時点でファルケンラスの過食者が戦場に居ないのならば誘発しない。誘発しても、マッドネスによってそのカードを唱えるか誘発型能力が解決するかのどちらか一方が起こるまでに、ファルケンラスの過食者が戦場を離れていたならば能力は何もしない。
関連カード
- エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath
- 面汚しの乙女、エインジー/Anje, Maid of Dishonor
サイクル
統率者2019のメイン統率者のサイクル。能力は収録されている構築済みデッキのテーマに沿ったものになっている。稀少度は神話レアで、構築済みデッキには統率者用の大型サイズのプレミアム・カード(統率者カード)も封入されている。
- エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath(黒赤、マッドネス)
- 議事会の流刑者、ギレッド/Ghired, Conclave Exile(赤緑白、居住)
- 時間変造者、セヴィン/Sevinne, the Chronoclasm(青赤白、墓地のインスタントやソーサリー)
- 滑り寄る魔術師、カディーナ/Kadena, Slinking Sorcerer(黒緑青、裏向き)
ストーリー
エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrathはイニストラード/Innistradの吸血鬼/Vampireの四大血統の一つ、ファルケンラス/Falkenrath家の末裔の一人。女性。
詳細はエインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath (ストーリー)を参照。