エネルギー・カウンター
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エネルギー・カウンター/Energy counterは、プレイヤーが得るカウンターの一種。カラデシュで初登場した。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。あなたは(E)(E)(E)(エネルギー・カウンター3個)を得る。その後、あなたは望む数の(E)を支払ってもよい。蓄霊稲妻はそのクリーチャーに、その支払った数に等しい点数のダメージを与える。
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールするパーマネントが1つ墓地に置かれるたび、あなたは(E)(エネルギー・カウンター1個)を得る。
(T),(E)(E)(E)(E)(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中から呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
ルール
辺を上にした五角形に稲妻の模様が入ったシンボルで表される。略号では(E)で表される。エネルギー・カウンターそのものは特別なルールは持たない。
効果があなたが(E)を得ると表されているなら、あなたはその指定された数のエネルギー・カウンターを得る。
(E)を支払うとは、あなたがその指定された数のエネルギー・カウンターを失うことである。あなたは、あなたの持っている数以上のエネルギー・カウンターを支払うことはできない。
- エネルギー・カウンターはマナではない。ステップやフェイズやターンの終わりに消滅することはない。また、あなたの「望むタイプ」のマナをあなたのマナ・プールに加えるという効果によって、エネルギー・カウンターを得ることはできない。
解説
カラデシュ/Kaladeshの資源である霊気/Aetherを表した、毒カウンター、経験カウンターに続く3つ目のプレイヤー用カウンター。カラデシュ、霊気紛争で登場した後、Fallout統率者デッキで再登場した。
エネルギー・カウンターそのものは特別なルールは持たないが、エネルギー・カウンターをもたらすカードはその多くがエネルギー・カウンターをコストとする能力を持っている。つまりエネルギーを使うカードは、他のエネルギーを使うカードすべてと相互作用を持っていると言える。
カラデシュ・ブロックでは全色及びアーティファクトや土地で登場するが、特に青と緑に多い。
ユニバースビヨンドのFallout統率者デッキでは科学の力!/Science!(青赤白)のテーマとして採用された。核戦争で荒廃した世界で戦前の高度な科学技術を表しており、アーティファクトと紐づけられたカードが多い。
- 概念としてはマナの亜種であり、各種コストの支払いに利用する。マナとの違いとして「次のターン以降に持ち越せる」という特徴を持つ。
- プレイヤーが持つ感覚やフレイバー上でもマナとの明確な差別化を図らせるため、恒久的にエネルギーを供給するカードやマナとエネルギーの両方をコストに要求する能力は意図的に少なく作られている。
- ミラージュのエネルギーの渦/Energy Vortexが同名のカウンターを使用していたが、カラデシュ発売時のオラクル更新でエネルギーの渦が使用するのはVortexカウンターに変更された。
- カラデシュ発売当初、ゲーム中にこのカウンターを表示する方法としては+1/+1カウンターなどと同様の目印(おはじきやダイスなど)を用いることが想定されており、実際に「あなたのエネルギーカウンターをここに置く」と書かれた「エネルギー貯蔵所」というトークン画像も配布された(エネルギー・カウンター・トークン)。しかしゲーム中頻繁に増減が繰り返されしかもゲーム展開に重要な意味を持つこのカウンターの総量がダイス等の物理的に容易に変動しうる手段で表示されるのは競技上望ましくないとされ、マジック・イベント規定の2018年1月19日版の改定においてルール適用度が競技あるいはプロの大会においてはライフ総量と同じような手段(たとえば筆記メモなど)で記録するように定められた。
デザイン記事など
- 『カラデシュ』の材料 その1(Making Magic 2016年9月5日 Mark Rosewater著)
- 『カラデシュ』にエネルギーを注入する(Latest Development 2016年9月16日 Sam Stoddard著)
- ブロックの怪物とその避け方(Play Design 2018年1月5日)
- 忍耐(Making Magic 2019年9月2日)
- エネルギー・カウンター・トークン(Daily MTG 2019年9月15日)
- マジック:ザ・ギャザリング『Fallout』のトークン(Daily MTG 2024年2月23日)
- マジック:ザ・ギャザリング『Fallout』統率者デッキをデザインする(Daily MTG 2024年2月27日)