Thawing Glaciers
提供:MTG Wiki
基本土地サーチが行える土地。サーチしたターンの終わりに手札に戻ってしまうが、1枚で2回以上サーチを行うことができ、ライブラリーから土地を減らすことでデッキ圧縮に繋がる。
土地ゆえに打ち消されない点が何よりの強み。カウンターポストや、その後の様々なパーミッションのマナ基盤を支えるカードとして活躍した。
このカードがあれば他の土地をプレイする必要が減るため(2枚あれば他の土地は不要になる)、それで得たアドバンテージを渦まく知識/Brainstormや夢での貯え/Dream Cacheでスペルへと変換するのが王道である。
自力で手札に戻れるのも特徴で、ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdomや政略/Political Trickeryと相性がよい。ただし、自身がタップインである上、持ってくる土地もタップインであるので、実質的に毎ターン、1マナ分と2マナ分交互に損失することとなる。土地がある程度並んでしまえば問題は無いが、序盤から使用しようとすると結構苦しい。
- 手札に戻るのは終了フェイズ(クリンナップ・ステップ)であるので、これをアンタップする手段と組み合わせることによって1ターンに何度でも能力をプレイできる。
- 石蒔きの秘儀司祭/Stone-Seeder Hierophantとのコンボで、マナの数だけ土地を出すことができる。
- 以前のルールでは、終了フェイズ中にプレイした場合、(ホワイト・ライトニング理論の回避のため)能力の効果の一部として手札へ戻っていた。そのため、解決してしまうと複数回プレイはできなかった。現在はミラージュ・ブロックのインスタントメントのように実存を使用したテキストになっている。
- ちなみにこの「終了フェイズに起動した場合、効果の一部として戻る」というのは、第6版ルールに対応して追加された項目。第5版ルールでは、ターンエンドに使用した場合この一文がなくてもそのターンエンドに戻っていた。しかも、ディスカード・フェイズが過ぎた後に戻ってくるため、この効果で手札が8枚になってもディスカードしない。
- ドリームキャスト版Magic:The Gatheringでは「融けゆく氷河」と訳されていた。
- 修正版は堆石堤/Terminal Moraineや広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse。これらは単体では1回しか土地をサーチすることができない。
1997年5月1日より、アイスエイジ・ブロック構築で禁止カードに指定される。