ティンカー
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ティンカー(Tinker)
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゴーレム(Golem)
ファイレクシアの巨像はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
8点のライフを支払う:ファイレクシアの巨像をアンタップする。
ファイレクシアの巨像は3体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
構造自体は簡単で、修繕/Tinkerと大型アーティファクト・クリーチャーが基本である。 修繕/Tinkerで大型アーティファクト・クリーチャーを場に出す。 主にコロ助(初期はファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus、ダークスティール以降はダークスティールの巨像/Darksteel Colossus)が出される。
修繕/Tinkerの生け贄用素材として、厳かなモノリス/Grim Monolith、通電式キー/Voltaic Keyなどのマナ・アーティファクトを使用する。 これらのマナ加速から大量のマナが生まれるため、天才のひらめき/Stroke of Geniusやマスティコア/Masticoreが活用される。
同時に修繕/Tinkerを利用したシルバーバレット戦略をとる。
- 修繕自体がヴィンテージで制限カード、エクステンデッドで禁止カードに指定されており、レガシーではフォーマット制定当初から禁止カードである。
- 掟破りなマナ加速、重量級の呪文、マナ・コストを「誤魔化す」呪文、それらを組み合わせたデッキを総称して「Tinker戦略」と呼ぶ。
詳しくは下記のMike Floresの記事を参照のこと。
ウルザ・ブロック構築 [#Urza]
ウルザ・ブロック構築でも強力なデッキタイプの一つである。
基本構造は同じだが、赤を加え、ミラーマッチ用のアーティファクト破壊とストンピィ対策の火力を搭載した、青赤タイプが主流だった。 特にプロツアーニューヨーク99はトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyが健在だったこともあり、同大会は茶単デッキに支配されてしまった。 そのため、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyと通電式キー/Voltaic Keyは7月1日付けでウルザ・ブロック構築の禁止カードに指定されている。
- 発展形として燎原の火/Wildfireなどを追加しボードコントロール力を増したティンカーワイルドファイアがある。
サンプルレシピ [#sample1]
- 備考
- [[1]]ベスト4(参考)
- 使用者:Dave Humpherys
- デザイン:Rob Dougherty
- フォーマット
- ウルザ・ブロック構築でチーム「YMG」が製作したバージョン。
Dave HumpherysだけでなくRob Doughertyもベスト8入りしている。
エクステンデッド [#Extended]
オデッセイ登場後はリセットとして激動/Upheavalを使用する。 金属細工師/Metalworkerによる大量マナをベースに、激動/Upheavalで場をリセット、マナアーティファクトを再展開、という動きを繰り返すタイプであり、「ターボ激動」型と呼ばれる。(桧垣貴生らHato-Beamのメンバーが開発した。)
伝説のアーティファクト
(4),(T),精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。(あなたはそのプレイヤーが見ることのできるすべてのカードを見て、そのプレイヤーのすべての決定を行う。)
さらに、ミラディン・ブロックが投入された時、お手軽に生け贄にできるアーティファクト・土地や強力なアーティファクトのおかげでエクステンデッドを席巻。 プロツアーニューオーリンズ03ではベスト8中7つのデッキがティンカーであった。→*1 また、ティンカースタックスやマナベルチャーといった派生形も生まれ、異常に高速化した環境を生み出した。
さすがにエクステンデッド環境を席巻しすぎたので、その後修繕/Tinkerや厳かなモノリス/Grim Monolithが禁止になり崩壊。
サンプルレシピ [#sample2]
aligen="center" | LEFT: | |
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (8) | ||
4 | マスティコア/Masticore | |
4 | 金属細工師/Metalworker | |
インスタント・ソーサリー (9) | ||
4 | 修繕/Tinker | |
2 | 激動/Upheaval | |
3 | 天才のひらめき/Stroke of Genius | |
エンチャント・アーティファクト (21) | ||
4 | 厳かなモノリス/Grim Monolith | |
1 | ミシュラのらせん/Mishra's Helix | |
2 | ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor | |
2 | 精神隷属器/Mindslaver | |
3 | からみつく鉄線/Tangle Wire | |
4 | 通電式キー/Voltaic Key | |
3 | スランの発電機/Thran Dynamo | |
土地 (22) | ||
7 | 島/Island | |
4 | 裏切り者の都/City of Traitors | |
3 | 古えの墳墓/Ancient Tomb | |
4 | リシャーダの港/Rishadan Port | |
4 | 教議会の座席/Seat of the Synod | |
サイドボード | ||
3 | 上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb | |
1 | ミシュラのらせん/Mishra's Helix | |
1 | ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor | |
1 | 次元の門/Planar Portal | |
1 | 回春の間/Rejuvenation Chamber | |
1 | 激動/Upheaval | |
3 | もみ消し/Stifle | |
1 | 天才のひらめき/Stroke of Genius | |
3 | 溶接の壺/Welding Jar |
- ミラディン参入後の最後期のバージョン。ターボ激動型である。
- 「ティンカーのミラーマッチは精神隷属器/Mindslaver対決に帰する」という思想を突き詰め、メインに2枚目の精神隷属器/Mindslaver投入、さらにサイドにもみ消し/Stifleを備えている。
主なティンカーデッキ
参考
- [the Tinker Deck](WotC、文:Mike Flores)
- [[3]](上の邦訳)
- デッキ集