翻弄する魔道士/Meddling Mage

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2018年8月3日 (金) 12:12時点におけるTaxin (トーク | 投稿記録)による版
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指定した名前呪文唱えることを禁止する人間ウィザード

2マナ2/2()は立派な戦力であり、能力も尋常ではない。その時点で唱えられて一番困るカードを指定しておけば、対戦相手の戦略を大きく崩すことができる。ビートダウン系のデッキならば除去を指定して攻勢を崩す隙を与えず、コントロールならば打ち消されない呪文エンドカードなどを封じ込められる。のぞき見/Peek記憶の欠落/Memory Lapse差し戻し/Remandなどの対戦相手がすぐに唱えそうなカードが分かるカードとも相性がよい。これを警戒して、当時のデッキは神の怒り/Wrath of Godを一部総くずれ/Routに取り換えていたほどである。

特にクロック・パーミッションにとっては、対戦相手の妨害とクロックの確保を同時に達成できるため、非常に相性がよい。これだけのために散らされるほどの優秀ウィニーであり、パーミッションサイドボードから投入することもある。

コントローラー自身も影響を受けるため、ミラーマッチになったりするとどんどん面倒になってくる。

  • 2007年9月のオラクル改訂でクリーチャー・タイプ人間が追加された。
  • 印刷時はカードを唱えることを禁止していたため、等時の王笏/Isochron Scepterなどの効果でカードのコピーを唱えることを禁止できなかったが、2017年4月のオラクル更新で呪文を唱えることを禁止するように変更された[1]。同様の効果を持つカードもすべてカードという記述を廃し、呪文を唱えることと土地のプレイを禁止する効果に改訂された。

ルール

  • カード名の指定は強制である。
  • カード名の指定は戦場に出る際に機能する常在型能力であり、誘発型能力ではない。指定されるのに対応して何かすることはできない。もちろん、能力をもみ消し/Stifleなどで打ち消すこともできない。
  • これは翻弄する魔道士のコントローラーを含めたすべてのプレイヤーが影響を受ける。
  • 霊気の薬瓶/Aether Vialなどでインスタント・タイミングでこれを出しても、すでにスタックに置かれている呪文に影響を与えることはできない。
  • 呪文のコピーをスタックに置くことはカードを唱えることではないので、この効果の制約を受けることはない。
  • 分割カードを禁止したい場合、そのどちらか一方しか指定できない。例えば火+氷/Fire+Iceであれば、「火」か「氷」のどちらかしか指定できない。指定されなかった側で唱えることは禁止されない。
    • 融合を持つ分割カードは、融合された分割呪文である場合、スタック上でも2つの名前を持つ。そのため、片方の半分が指定された名前と一致するならば、融合された分割呪文として唱えることはできない。
  • 反転カード両面カードを唱えることを禁止したい場合、反転前後/第1面第2面の名前どちらも指定できるが、反転前/第1面の名前を指定しなければ実質的には意味がない。なぜなら、呪文として唱えられる際にはすべて反転前/第1面の状態であり、呪文の状態で反転後/第2面の名前を使用するカードは存在しないからである。

インビテーショナルカード

このカードインビテーショナル00春優勝者、Chris Pikulaによってデザインされたインビテーショナルカードである。

本人のデザインよりも強くなった最初のインビテーショナルカード。というのも、提出されたデザインが例年の物と比べいささか地味であったため。以下に示すのがその元のデザイン。


非公式/非実在カード

The Meddler (2)(青)
クリーチャー

The Meddlerが場に出るに際し、呪文の名前を1つ指定する。
The Meddlerを生け贄に捧げる:指定された呪文を打ち消す。

2/2


  • フレイバー・テキストは、Chris Pikula氏がゲーム終了後などに大声で解説を始めることからきているらしい。
    翻弄する魔道士はあまりにも大きな声で詠唱するので、誰もそこに呪文を差しはさむことができないんだ。

その他

関連カード

主な亜種

カード名を選び、その呪文を唱えることを禁止するカード。

カード名以外を指定して禁止するカード。

銀枠。

参考

  1. Amonkhet Update Bulletin—Oracle Changes(Feature 2017年4月28日)
  2. Not Their TimeWotC Latest Developments 2006年10月6日)
  3. お呼びでない?(個人サイト「_」、上の記事の和訳)
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