アカデミーの学長/Academy Rector
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Academy Rector / アカデミーの学長 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
アカデミーの学長が死亡したとき、あなたはアカデミーの学長を追放してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/2PIG能力でライブラリーからエンチャントをサーチして戦場に出せるクリーチャー。
コンボパーツのサーチと戦場に出すことを同時に達成できるため、エンチャントを使ったコンボデッキで採用されることが多い。特にクリーチャーを生け贄に捧げる手段をコンボパーツに含む場合、アカデミーの学長もコンボパーツとして数えられることもある。キメラ(アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar)やスニークアタック(騙し討ち/Sneak Attack)、ペブルス(ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment)がその代表例。
コンボデッキ以外にもコントロールデッキにおけるシルバーバレット要員としても優秀であり、代表的な例としてレクターコントロールが挙げられる。サーチ要員であると同時に、対戦相手の攻撃を躊躇わせるブロッカーとしても期待できる。能力を能動的に誘発させるため、ファイレクシアの塔/Phyrexian Towerや高級市場/High Marketや陰謀団式療法/Cabal Therapyなどの生け贄に捧げる手段と併用されることが多い。
スタンダード時代は同時に登場したヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainを戦場に出す手段として優秀であり、バーゲンデッキで幅広く採用された。エクステンデッドやエターナルでもレクターコントロールやセラピィバーゲンなど非常に多くのデッキで活躍する強力なカードである。
- 誘発型能力の解決前に、追放されるなどして墓地から移動すると、「そうした場合」という条件を満たせないのでエンチャントを探すことはできない。
- エンチャントを直接戦場に出すため、被覆を持つクリーチャーにもオーラをつけることができる(オーラが対象をとるのはそれが呪文として唱えられたときだけである)。レクターグールなどに不実/Treacheryや押収/Confiscateを1枚忍ばせておき、対戦相手の変異種/Morphlingなどを奪うといった光景も見られた。
- アカデミーの学長であるが伝説のクリーチャーではない。おそらくはレジェンド・ルールを利用した能動的な墓地送りを防ぐための配慮だろう。
- 閃光/Flashとの組み合わせも有力。閃光のエラッタ前に一部で使用されたほか、エラッタが元に戻された現在でもヴィンテージで使用可能である。
- 高性能なサーチカードであるにもかかわらず、ヴィンテージでは制限カードに指定されていない。4マナクリーチャーを出してから墓地送りしなければならないというプロセスを必要とする点で、評価を下げているということか。
- 2007年9月のオラクル変更でクリーチャー・タイプに人間が追加された。
関連カード
- 迷えるオーラ術師/Lost Auramancers - 調整版。消失で死亡した場合のみサーチ可能。(未来予知)
- 競技場の首長/Arena Rector - エンチャントの代わりにプレインズウォーカーを戦場に出す。(モダンホライゾン)