地獄乗り/Hellrider
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クリーチャーで攻撃するたび、その頭数と同じ点数のダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに与える能力を持つクリーチャー。パワー制限のない略奪の爆撃/Raid Bombardmentを内蔵していると言える。
単純にダメージを増やすだけに留まらず、ブロックされるかどうかにかかわらずダメージを稼ぐことが可能で、ダメージレースに強い。ダメージ量は数に依存するため、ウィニークリーチャーやトークンなど、数を並べるデッキと相性がよい。自身も4マナ3/3とサイズも標準的で、単独でも4点クロックを刻める。更に速攻も持っているため、対戦相手の隙を突いて打点を引き上げるという奇襲も可能。
ミラディンの傷跡ブロック＋イニストラード・ブロック環境のスタンダードにおいては、赤緑ビートダウンにおける採用が目立った。同じ4マナ域の高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsよりは枚数を抑えられがちだが、マナ・クリーチャーまでも打点にできる突破力を買われ2～3枚程度採用されることが多かった。
ラヴニカへの回帰参入後は、黒赤ビートダウンにおいてファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratと4マナ域を争うことが多い。当初の黒赤ビートダウンはゾンビの比率の多いゾンビデッキが主流であったため、ファルケンラスの貴種と相性が非常に良く、かつ赤のダブルシンボルが出しにくいなどの理由でファルケンラスの貴種が優先されることが多かったが、次第にゾンビの比率が減って赤の比率が増えるタイプの黒赤ミッドレンジが主流になったことで、ファルケンラスの貴種より優先して、または併用して採用されることも増えた。その他、赤単色スライでは4枚積みされることも多い。
- 能力は攻撃クリーチャー指定ステップに攻撃クリーチャーを指定した時点で誘発するため、除去するならば遅くとも戦闘開始ステップ中に仕留めたい。
- 怒り狂うミノタウルス/Raging Minotaurおよびタールルーム・ミノタウルス/Talruum Minotaurの上位互換。
主な亜種
あなたのクリーチャーが攻撃するたび、その数に応じて防御プレイヤーのライフを削れるカード。特記しない限りクリーチャー。自身が攻撃するたびにしか誘発しないものは感染性の恐怖/Infectious Horrorの項を参照。
- 憤怒の鍛冶工/Rage Forger - (2)(赤)2/2。+1/+1カウンターが乗っているクリーチャーが1体攻撃するごとに1点火力。（モーニングタイド）
- 略奪の爆撃/Raid Bombardment - (2)(赤)エンチャント。パワー2以下のクリーチャーが1体攻撃するごとに1点火力。（エルドラージ覚醒）
- 災厄の行進/Cavalcade of Calamity - (1)(赤)エンチャント。パワー1以下でしか誘発しない略奪の爆撃の下位種。（ラヴニカの献身）
- 茨投スリヴァー/Thorncaster Sliver - (4)(赤)2/2のスリヴァー。スリヴァーが攻撃するたび誘発。攻撃しているスリヴァー数だけ任意の対象に1点火力。（基本セット2014）
- 血吸いスリヴァー/Leeching Sliver - (1)(黒)1/1のスリヴァー。スリヴァーが攻撃するたび誘発。攻撃しているスリヴァー数だけ1点ライフロス。（基本セット2015）
- 粗暴な軍族長/Brutal Hordechief - (3)(黒)3/3。クリーチャーが1体攻撃するごとに1点ドレイン。（運命再編）
- 復讐作戦/Campaign of Vengeance - (3)(白)(黒)エンチャント。クリーチャーが1体攻撃するごとに1点ドレイン。（イニストラードを覆う影）
- 聖域探究者/Sanctum Seeker - (2)(黒)(黒)3/4の吸血鬼。吸血鬼が攻撃するたび各対戦相手から1点ドレイン。（イクサラン）
- 騎士の突撃/Knights' Charge - (1)(白)(黒)のエンチャント。騎士が攻撃するたび各対戦相手から1点ドレイン。（エルドレインの王権）
- 頭巾様の荒廃牙/Hooded Blightfang - (2)(黒)1/4接死クリーチャー。接死を持つクリーチャーが攻撃するたび各対戦相手から1点ドレイン。（基本セット2021）
- 古代の証人、アリボー/Alibou, Ancient Witness - (3)(白)(赤)4/5アーティファクト・クリーチャー。アーティファクトが1体攻撃するたび任意の対象にタップ状態のアーティファクト数分火力。（統率者2021）
本体火力でなくマイナス修整版にドラゴン用の漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death、エルフ用のヘラルド、エルフを統一する/Harald Unites the Elvesもある。
