ずべらストーム
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ずべらストーム(Zubera Storm)は、神河ブロックで登場したずべら・クリーチャーのメカニズムを主軸とするコンボデッキ。パウパー環境に存在する。ずべらコンボ(Zubera Combo)、あるいは単にずべら(Zubera)と呼称されることもある。
ストームの名を冠するが、1ターンで延々とアクションし続ける様からそう呼ばれるだけで、ストームを持つカードは基本的には1枚も入っていない。
概要
クリーチャー — ずべら(Zubera) スピリット(Spirit)
浮き夢のずべらが死亡したとき、このターンに死亡したずべら(Zubera)1つにつきカードを1枚引く。
1/2クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
屍肉喰らいではブロックできない。
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:屍肉喰らいの上に+1/+1カウンターを1個置く。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受けるとともに「このクリーチャーが死亡したとき、これをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。」を得る。
2018年に、とある日本のネットユーザーがデッキリストを公開したことがこのデッキの始まりとされる。
ずべらのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーは「そのターンに死亡したずべらの数を参照して何かをする」死亡誘発能力を共通して持つ。これを利用して、以下のアクションを行う。
- 浮き夢のずべら/Floating-Dream Zuberaを戦場に出し、屍肉喰らい/Carrion Feederなどのサクり台で生け贄に捧げてドローの死亡誘発能力を誘発させる。
- 超常的耐久力/Supernatural Staminaなどの、死亡時に墓地から戦場に戻す能力をクリーチャーに付与する呪文の効果、または発掘/Unearthなどの軽量リアニメイト呪文で浮き夢のずべら/Floating-Dream Zuberaを戦場に戻す。
- 戦場に戻した浮き夢のずべら/Floating-Dream Zuberaを再度サクり台で生け贄に捧げ、ドローを誘発させる。
- 以下、ドローしてきた暗黒の儀式/Dark Ritualなどのマナ加速カードも絡めて、ドロー・生け贄・マナ加速を繰り返してアドバンテージを稼ぎ続ける。状況により、途中で灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zuberaも絡めて相手の手札を空にしておく。
- 最後は燃えさし拳のずべら/Ember-Fist Zuberaの火力、よだれ舌のずべら/Dripping-Tongue Zuberaから出た大量のトークンや大きくなった屍肉喰らい/Carrion Feeder等での攻撃、マナ加速で得た莫大なマナを墓所のネズミ/Crypt Ratsに注ぎ込む等して相手を倒す。
たった7種類しか存在していないずべらを主軸に据えたコンボデッキであることやその動きの強烈なインパクトで話題を呼び、2018年にはわずかながらパウパーのトーナメントでの入賞記録も残した。しかしながら、2019年以降のトーナメントでの入賞記録はない。2021年現在でもネット上では使用者がいることから、もしかすると再び脚光を浴びる可能性も絶無とは言えないかもしれない。
モダン等、パウパー以外のずべらが使用可能なフォーマットでも近いコンセプトのデッキが組める可能性は無きにしも非ずだが、カードパワーの高い環境ではやはり厳しいか。
サンプルリスト