白黒コントロール

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2008年7月4日 (金) 03:30時点における60.236.74.110 (トーク) - whois による版
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白黒コントロール (WB Control)

で構成されるコントロールデッキの総称。

白、黒ともに除去に長けたなので、クリーチャーコントロールを主体としたデッキになることが多い。

純粋な白コントロールに比べると黒の手札破壊軽い除去が使えるため安定性が高まり、黒コントロールに比べると黒単色では対処不可能なアーティファクトエンチャント破壊することができるため柔軟性が高く、また神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去も使用できるためアドバンテージ面でも有利である。

その反面、白と黒は対抗色なので強力な多色地形などがないとマナ基盤を整えるのが難しく、を使う場合と違ってカウンターが使えないので小回りがききにくいという弱点がある。

もっとも、このタイプがよく組まれるようになったのはアポカリプス参入以後であり、それ以前では対抗色である事もありそれほど頻繁に組まれるタイプではなかった。



デッキの変遷(ページ内移動目次)

コールドスナップシャドウムーア

少数ながら引き続き「8ラスゴ」型が存在。

必然的に、部族デッキのようなビートダウンには極めて有利に戦えるが、反面ヒバリブリンクなどには弱い。

シャドウムーアからは傷鱗の儀式/Scarscale Ritualドローサポートとして使用される。 餌となるのは主に、目いっぱい投入された叫び大口/Shriekmaw薄れ馬/Wispmareである。

ラヴニカ・ブロック時のらせんブロック

次元の混乱にて、神の怒りが滅び/Damnationとして黒にタイムシフト。 滅びと神の怒りの両方を投入したデッキが登場した。



神河ブロックラヴニカ・ブロック期 [#Kamikawa-Ravnica]

ギルドパクト白黒オルゾフギルドが登場し、屈辱/Mortifyなどのトーナメントレベルのカードが加わったことで脚光を浴びる。 第9版でのコイロスの洞窟/Caves of Koilos再録ショックランド神無き祭殿/Godless Shrineの登場も大きい。



債務者の弔鐘/Debtors' Knell絶望の天使/Angel of Despairなどを使いまわすバージョンは特に誰がために鐘は鳴ると呼ばれる。

神河ブロック構築 [#Kamikawa]

最後の裁き/Final Judgment不快な群れ/Sickening Shoalなどを使ったクリーチャーコントロールデッキがプロツアーフィラデルフィア05にて登場した。



旅行者の凧/Journeyer's Kiteをアドバンテージエンジンに据えるため凧エンジンコントロールの名で呼ばれる。

オンスロート・ブロック構築 [#Onslaught]

ベジテーションアストログライドなど大型クリーチャー中心の環境で、それらをメタった白黒のコントロールデッキも登場した。



大量の除去で足を止め、アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator墓生まれの詩神/Graveborn Museドロー賛美されし天使/Exalted Angel怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathでフィニッシュする。 その他はアストログライド対策に白のエンチャント破壊や、ビースト召集などの総帥の召集/Patriarch's Biddingデッキを封殺する墓地対策萎縮した卑劣漢/Withered Wretchが使用される。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (14)
4 賛美されし天使/Exalted Angel
2 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
2 アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator
4 墓生まれの詩神/Graveborn Muse
2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
呪文 (20)
4 アクローマの復讐/Akroma's Vengeance
2 啓蒙/Demystify
3 死の脈動/Death Pulse
3 残酷な蘇生/Cruel Revival
2 頭脳いじり/Head Games
3 燻し/Smother
3 新たな信仰/Renewed Faith
土地 (26)
2 やせた原野/Barren Moor
4 大闘技場/Grand Coliseum
2 邪悪な岩屋/Unholy Grotto
10 沼/Swamp
8 平地/Plains
サイドボード
4 平和な心/Pacifism
2 蔓延/Infest
2 啓蒙/Demystify
3 腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator
1 残酷な蘇生/Cruel Revival
1 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
2 ダールの奉納者/Daru Sanctifier

オデッセイ・ブロックオンスロート・ブロック期 [#Odyssey-Onslaught]

スカージ参入後に、正義の命令/Decree of Justice苦痛の命令/Decree of Painなどのパワーカードを主体とした黒白命令が組まれた。



インベイジョン・ブロック期 [#Invaision]

対抗色にフィーチャーしたアポカリプスの登場でこのデッキタイプも注目を集める。 対抗色ペインランドのコイロスの洞窟によりマナ基盤の安定性が高まり、名誉回復/Vindicateファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどの優秀カードも追加された。



インベイジョン・ブロック構築ではファイレクシアの闘技場をドローエンジンにしてドレイン呪文ライフをカバーするアリーナドレインが登場。

オデッセイ・ブロック参入後も同環境の黒コントロールに白を足したものが見られた。

黎明期

解呪/Disenchant剣を鍬に/Swords to Plowsharesといった優秀なボードコントロールと、精神錯乱/Mind Twist土地税/Land Tax等のアドバンテージカード、さらに暗黒の儀式/Dark Ritualによるマナ加速から惑乱の死霊/Hypnotic Specterファッティ等に繋げていく戦略を基盤とした。 ハルマゲドン/Armageddon、神の怒りのどちらか、あるいは両方がデッキによって選択される。

暗黒の儀式からのトリスケリオン/Triskelion動く死体/Animate Deadで使い回すタイプはAnimate Mixというデッキ名が付いていた。

参考

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