獄庫/Helvault

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2021年12月27日 (月) 01:35時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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Helvault / 獄庫 (3)
伝説のアーティファクト

(1),(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
(7),(T):あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
獄庫が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それにより追放されたすべてのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


クリーチャーを一時的に閉じ込めておく伝説のアーティファクト

大きく2つの用途がある。1つは除去戦闘で死にそうな自分のクリーチャーを追放しておき、後から獄庫を墓地に送ることでそれらを戦場戻すというもの。起動コストが1マナ軽く使いやすいが、教議会の聖域/Synod Sanctumなどの類似カードと違い自力では壊れないので、何らかのアーティファクト処理手段が別途必要になる。神への捧げ物/Divine Offeringファイレクシアの核/Phyrexia's Coreの他、せっかく自軍を避難させているのだから、獄庫と敵軍を巻き込む範囲の広いリセットボタンを用いるのもよいだろう。また2枚目の獄庫があれば、それで1枚目の獄庫を墓地送りにすることもできる。

もう1つは対戦相手のクリーチャーを追放することで除去として使うというもの。毎ターン使える対象を問わない無色の除去手段ではあるが、起動コストは対照的に7マナとかなり重く、また相手にアーティファクト除去を使われるとすべて取り返されてしまうという欠点を抱えている。

リミテッドでは後者の使い方が重要で、重いとはいえ、一度回りだしてしまえば戦場を完全に制圧できる。一方構築では除去としては悠長すぎるため、使うのであれば前者の用途をどう活かすかになるだろう。

  • 躁の蛮人/Manic VandalなどのETB能力で自分の獄庫を割る場合、それに対応して獄庫で躁の蛮人を追放することで、ETB能力を再び(相手のアーティファクトなどに)使うことができる。
  • 追放やバウンスなど「墓地に置かれる」以外の方法で戦場を離れる場合、能力は誘発しない。これは自分のクリーチャーの再利用を考える場合は欠点に、対戦相手のクリーチャーを除去する場合には利点になりえる。

ストーリー

獄庫(ごくこ)/The Helvaultは、スレイベン/Thrabenアヴァシン大聖堂/The Cathedral of Avacynの庭園に聳え立つ巨大な銀のオベリスク(イラスト)。イニストラード/Innistradの銀の月の破片、アヴァシン/Avacynの次に聖なる力を持つ物体などと言われている。その実態は敵味方の区別なくクリーチャーを吸い込み、時のない永遠の中に閉じ込める無慈悲な牢獄である。

イニストラードの悪魔は、一度殺されても時が経てば再びこの世界に戻ってくる。アヴァシンは獄庫を用い、デーモンを破壊するのではなく幽閉することでこの事態に対処していた。

しかし最も強大な悪魔グリセルブランド/Griselbrandとの激しい戦いの末、アヴァシンと彼は相討ちという形で共に獄庫へと閉じ込められてしまった。これがアヴァシン失踪の真実であり、この秘密を知るものはミケウス/Mikaeusとごく一部の司教のみである。

Helvault Week

WotCの公式ウェブマガジン「Daily MTG」では、2012年3月19日から23日に掛けて「Helvault Week(獄庫週間)」として、各連載記事で獄庫に関する特集が組まれた。以下は各コーナーの特集記事。

参考

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