生ける伝承/Living Lore
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クリーチャー — アバター(Avatar)
生ける伝承が戦場に出るに際し、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を追放する。
生ける伝承のパワーとタフネスはそれぞれ、その追放したカードのマナ総量に等しい。
生ける伝承が戦闘ダメージを与えるたび、あなたはこれを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたはその追放したカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
「墓地にあるインスタントまたはソーサリーがクリーチャーになって戦場に現れる」というイメージのクリーチャー。追放したカードに応じたサイズを持ち、条件を満たせばそのカードが呪文に戻って効果を発揮する。
追放するカードのマナ・コストが高ければ高いほどコスト・パフォーマンスがよくなるため、できる限り重いカードと組み合わせたいところだが、狙いすぎるとデッキの形が歪みやすい。これを経由せずに唱えることも考慮し、マナ基盤を整えたり、召集や探査などのコスト軽減手段を持つ呪文を用いたりするほうがよいだろう。
呪文をマナ・コストを支払うことなく唱えることができる誘発型能力は夢が広がるが、戦闘ダメージを与えて誘発させるだけでなく、その解決まで生き残らせる必要があり、少々手間がかかる。戦闘ダメージを与える先はプレイヤーに限らずクリーチャーでもよいため、攻撃かブロックに参加さえしてしまえばとりあえず誘発条件は満たせるが、生け贄に捧げる前に戦場を離れてしまうとカードを唱えられなくなる。回避能力を持っていないため、除去はもちろん、接死持ちにも注意が必要。
誘発型能力をあまり当てにせず、高いP/Tを容易に得やすいことを生かす運用も考えられる。5マナ程度のカードを追放できれば、マナレシオとしては十分。うまくすれば2桁の数値も可能であり、そこからティムールの激闘/Temur Battle Rageなどを用いれば1ショットキルをも狙える威力が叩き出せる。
- 色拘束はきついが死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Deathと相性が良い。墓地にある間は参照するカードが存在しないため未定義値のルールにより0/0として扱われ、アリーシャの能力の条件を満たせる。攻撃している状態で戦場に戻せるので、普通に唱えるよりも戦闘ダメージを与える速度も確実性も高まる。
- タルキール覇王譚ブロックのインスタントまたはソーサリーでマナ総量が最も大きいのは時間への侵入/Temporal Trespassの11マナ、次いで死の投下/Dead Dropの10マナ。範囲を広げるとちらつき蛾の注入/Blinkmoth Infusionの14マナが最大となる。