予顕

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2023年10月31日 (火) 11:13時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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予顕/Foretell
種別 常在型能力
登場セット カルドハイム
カルドハイム統率者デッキ
統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ
Secret Lair x Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves
ドクター・フー統率者デッキ
CR CR:702.143

予顕(よげん)/Foretellは、カルドハイムおよびカルドハイム統率者デッキで登場したキーワード能力。これを持つカード手札にあるときに機能する常在型能力である。


Doomskar / ドゥームスカール (3)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。
予顕(1)(白)(白)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)



Poison the Cup / 杯に毒 (1)(黒)(黒)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。この呪文が予顕されていたなら、占術2を行う。
予顕(1)(黒)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)



Cosmos Charger / 星界の軍馬 (3)(青)
クリーチャー — 馬(Horse) スピリット(Spirit)

瞬速
飛行
あなたの手札からカードを予顕するコストは(1)少なくなり、どのプレイヤーのターンでも予顕できる。
予顕(2)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)

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定義

予顕 [コスト]/Foretell [コスト]は、「あなたが自分のターン優先権を持っているときならいつでも、あなたは「(2)を支払い、自分の手札からこのカードを裏向き追放する。」を選んでもよい。そうしたなら、あなたはそのカードを見てもよく、また、現在のターンを終了した後で、その呪文を、マナ・コストではなく、それが持ついずれかの予顕コストを支払って唱えてもよい。」を意味する。

予顕コストで呪文を唱えることは代替コストのルールに従う。

カードを、それの予顕能力によって追放することを「予顕する」と呼ぶ。これは特別な処理であり、スタックを用いない。

解説

北欧神話における、「予言された終末戦争(ラグナロク)」をモチーフにしたメカニズムドゥームスカール/Doomskarによって別の領界/Realmから迫りくるクリーチャーや事象、そしてそれらを予言する神託魔法を表している。カルドハイム統率者デッキにも扱うカードが収録され、アルケミー:イニストラードでも再登場した。

カルドハイムでは全に存在する。カルドハイム統率者デッキではに存在し、幻影の前兆/Phantom Premonitionデッキテーマとなっている。MTGアリーナ専用のアルケミー:イニストラードでは、予顕した後のターン数を参照する狼の先触れ/Lupine Harbingersが登場した。

予顕を与えるカードとして夢貪り/Dream Devourer天上の戦乙女/Ethereal ValkyrieEdgin, Larcenous Lutenist次元カードのダリリアム星の歌う塔/Singing Towers of Darilliumが、予顕することや予顕しているカードを参照するカードとして星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmos星界の軍馬/Cosmos Chargerカーフェルの先触れ/Karfell Harbingerニコ、運命に抗う/Niko Defies Destiny恒久守護のラナール/Ranar the Ever-Watchfulが存在する。

特徴・利点

予顕を持つカードは予顕コストがマナ・コストより軽く「分割払い」の形で早いターンに唱えられたり、あるいは合計のコストが増すが予顕で唱えることによって追加の効果を得られるようになっている。骨格としては薬包サイクルなどの「置き○○」系に近く、発展型の一つと言えよう。

また、一旦手札から追放領域に置くという点も独特で、文字通り予顕呪文の存在を知らしめてしまうデメリットがある一方、手札から「逃がす」ことによって手札破壊への耐性が得られるメリットがある。加えてブラフやその読み合いの発生など、プレイング上の駆け引きが生じる点でもあり、こういった要素から変異にも近い。

その他のメリットとして、コストを分割払いできるので1ターンに複数回呪文を唱えることが狙いやすくなる。カルドハイムでは白黒武勇の審判者、ファーヤ/Firja, Judge of Valorなど各ターン2回目の呪文を参照するカードが存在しており、リミテッドではそれらとの相性も良好である。

ルール

  • 予顕を持つカードを手札から追放することが「予顕する」であり、予顕した状態の呪文を予顕コストを支払って唱えることは「唱える」である。
  • 予顕を持つカードのカード・タイプにかかわらず、予顕することはあなたのターンの間であなたが優先権を持っているなら行うことができる。スタックも用いないため、あなたが予顕を行うことを宣言してからコストを支払いカードを追放するまで、プレイヤーが対応して何かを行うことはできない。
  • 追放されたカードを予顕コストで唱える場合は、通常のカード・タイプなどによる唱えるタイミングの許諾や制限に従わなければならない。あなたがクリーチャー・カードを予顕したのなら、通常それは次のあなたのターンのメイン・フェイズになるまで唱えることはできない。
  • プレイヤーは、追放領域にあり自分がオーナーである予顕されているカードが複数あるなら、それらのカードが互いに、また追放領域にあり自分がオーナーである裏向きの他のカードからも、容易に区別できるようにしておかなければならない。これには、それらのカードが追放領域に置かれた順番と、カードがカードに記されている予顕コスト以外の予顕コストを持っているならそれが分かるようにすることが含まれる。
  • プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであり裏向きであり予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。各ゲームの終了時に、裏向きで予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。
    • これは変異と同様、適正なプレイであったことを証明するためのものである。

脚注

  1. @mtgjp(マジック日本公式Twitterアカウント 2021年1月8日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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