どぶ潜み/Guttersnipe
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2024年8月20日 (火) 01:50時点におけるIfnirBlack (トーク | 投稿記録)による版
Guttersnipe / どぶ潜み (2)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
あなたがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、どぶ潜みは各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。
2/2ソーサリーとインスタントにプレイヤー火力を付与するゴブリン。
どんな呪文にでも2点のダメージが付くのは案外馬鹿にできず、これを戦場に出して適当に火力やドローをばら撒けば、それだけでダメージレースで非常に優位になる。近年は赤にもドローカードが増えてきたのも追い風である。
逆に言うと呪文を唱えないとダメージを稼げないため、クリーチャー主体のデッキでは有効活用しづらい側面もある。ゴブリンではあるが、一般的なゴブリンデッキの方針とは噛み合っていない印象は否めない。とはいえ1回誘発させただけでも「3マナ2/2に2点の本体火力がついてくる」と考えればコスト・パフォーマンスは良好なので、ビートダウンでも採用の余地はあるだろう。
地味ながらもポテンシャルは高く、カウンターバーンのようなデッキにはなかなかよく噛み合ったカード。直前のイニストラード・ブロックに、きわめて相性がよいフラッシュバックが存在することも追い風。実際カジュアルレベルでは、これを中心に据えたイゼット・カラーのコントロールデッキがしばしば見かけられる。基本セット2019で再録された折には、同様の能力を持つ静電場/Electrostatic Fieldと共に赤単の貧乏デッキでそれなりに使われた。
- ダメージを与えるのは「すべての対戦相手」なので、対象を取らず、多人数戦にも対応している。小柄な竜装者/Wee Dragonautsより確実に2点を相手本体へ飛ばせる点が評価が高い。
- 基本セット2019発売前のマジック初心者体験会で、新規イラストのプロモーション・カードが配布された[1]
- "Gutter"は「道の側溝(どぶ)」、"Snipe"は「(潜んで)狙撃する」という意味になるが、"Guttersnipe"の一語で「貧民街の子、浮浪児」という意味になる。イラストでは粗末な身なりのゴブリンが描かれているが、初出のラヴニカへの回帰版のイラストでは左手の魔法で、アイコニックマスターズ以降のイラストではパチンコで狙う様子が描かれており、"Guttersnipe"と"Snipe"にひっかけたダブルミーニングになっている。
関連カード
インスタントかソーサリーを唱えるたびに火力を誘発させるカード。特記しない限りクリーチャー。誘発条件がクリーチャーなど他の条件のものは猛然たる突撃/Furious Assaultの項を参照。
- 軟体電極獣/Gelectrode - (1)(青)(赤)。誘発するのは火力でなく自身のアンタップで、タップ能力で任意の対象に1点。(ギルドパクト)
- 熱錬金術師/Thermo-Alchemist - (1)(赤)。各対戦相手への1点になった軟体電極獣。(異界月)
- 火傷吐きグレムリン/Blisterspit Gremlin - (赤)。クリーチャーでない呪文全般で誘発する代わりに起動コストに(1)かかる様になった熱錬金術師。(イコリア:巨獣の棲処)
- 稲妻織り/Weaver of Lightning - (2)(赤)。対戦相手のクリーチャーに1点。(異界月)
- 火付け射手/Firebrand Archer - (1)(赤)。インスタント、ソーサリーに限らずクリーチャーでない呪文全般で誘発する。各対戦相手に1点。(アモンケット)
- ケッシグの炎吹き/Kessig Flamebreather - 火付け射手のP/T違い。(イニストラード:真紅の契り)
- ラムホルトの講談家/Lambholt Raconteur - (3)(赤)日暮。第2面になると誘発が2点になる火付け射手。(イニストラード:真紅の契り)
- 光輝の魔道士/Coruscation Mage - (1)(赤)。火付け射手に新生(2)が付いた上位互換。(ブルームバロウ)
- 歩哨の塔/Sentinel Tower - (4)アーティファクト。対戦相手が唱えても誘発する。任意の対象にこのターン唱えられたインスタントかソーサリー数の合計点。(バトルボンド)
- 静電場/Electrostatic Field - (1)(赤)。1点になったどぶ潜みの下位種。(ラヴニカのギルド)
- パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun - (青)(青)(青)(赤)(赤)(赤)。ドロー誘発を経由する。任意の対象に1点。他プレイヤーが唱えても誘発。(ラヴニカのギルド)
- 崖崩れの魔術師/Rockslide Sorcerer - (3)(赤)。ウィザードでも誘発する。任意の対象に1点。(ゼンディカーの夜明け)
- ウィザーブルームの初学者/Witherbloom Apprentice - (黒)(緑)。条件は魔技(インスタントかソーサリーかそのコピー)。各対戦相手から1点ドレイン。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- オニキス教授/Professor Onyx - (4)(黒)(黒)プレインズウォーカー。条件は魔技。各対戦相手から2点ドレイン。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- くすぶる卵/Smoldering Egg - (1)(赤)。変身する両面カードの第2面。任意の対象に2点。(イニストラード:真夜中の狩り)
- シェオルドレッドの心酔者、ローナ/Rona, Sheoldred's Faithful - (1)(青)(黒)(黒)。各対戦相手が1点ライフロス。(団結のドミナリア)
- 若かりしトー・ウォーキ/Tor Wauki the Younger - (3)(黒)(赤)絆魂。任意の対象に2点。(団結のドミナリア統率者デッキ)
- ティーンチの高貴なるフレイマー/Exalted Flamer of Tzeentch - (2)(青)(赤)。各対戦相手に1点。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
- ピンクのホラー/Pink Horror - (3)(青)(赤)。任意の対象に2点。死亡時、誘発の火力点数が1点に落ちたトークンを2体生成。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
- ウラブラスク/Urabrask - (2)(赤)(赤)。対象の対戦相手に1点。さらに赤マナ1点を得る。(機械兵団の進軍)
- 灼熱の銘/Fiery Inscription - (2)(赤)。エンチャント。ETBで指輪があなたを誘惑する。各対戦相手に2点。(指輪物語:中つ国の伝承)
- エレボール山の炎鍛冶/Erebor Flamesmith - (1)(赤)。各対戦相手に1点。火付け射手の下位互換。(指輪物語:中つ国の伝承)
蓄積カウンター等を用いる型のものは燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rageの項を参照。
参考
- ↑ 『基本セット2019』のパッケージ、各種プロモなど(Card Preview 2018年6月11日)