ポンザ
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ポンザ(Ponza)
いろいろな定義があるものの、赤単色での土地破壊デッキ全般に使われるデッキ名。 主にウルザ・ブロック時代に流行した物がこう呼ばれる場合が多く、近年でも思い入れがある古参プレイヤーがこの名前を使っている。 ただし、ゴブリンランデスやRDWなどのように、スライ系デッキの足止めとしての土地破壊カードが投入されている場合はこれの常ではない(コントロール要素より、ビートダウン要素の方が抜きん出ているため)。
- ちなみに、デッキ名の由来は、構築した人がよく行くファーストフード店のメニュー(ピザ系)からだそうだ。
ミラディン・ブロック期
ウルザトロンなどがメタの上位に浮上してきたことにより、親和メタでアーティファクト破壊に特化したビッグ・レッドから土地破壊にシフトしたタイプへと変化した。
土地破壊を1ターン早めてくれるマナ加速の金属モックス/Chrome Moxの存在も大きい。
禁止カード大量発生による親和消滅後は、スライに土地破壊を織り交ぜたものへと変化していった。
サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
- オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロックのバージョン。
- 親和メタのアーティファクト破壊がメインから大量に投入されている。
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
要のなだれ乗り/Avalanche Ridersを失い、ファイアーズなどが台頭してきた逆境の時代。
それでもなお、リシャーダの港/Rishadan Portのために単色化した土地破壊デッキが登場した。
定番の石の雨/Stone Rain・略奪/Pillageに加え、リシャーダの港/Rishadan Portや黄塵地帯/Dust Bowl・からみつく鉄線/Tangle Wireなどでマナ拘束し相手の動きを縛る。
土地破壊の効きづらいファイアーズには火力でマナ・クリーチャーを焼くことで足を止める。
この時期は多色デッキが全盛であったため、デッキが上手く回れば確実に勝利を掴むことができる。
サンプルレシピ
- 備考
- ラテンアメリカ選手権01 ベスト8(参考)
- 使用者:Victor Galimbertti
- フォーマット
ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期
前の時期のものから打って変わって序盤土地破壊で足を止め、場のコントロールを確定させた上で大型クリーチャーでゆっくり勝利するタイプに変化した。
カウンターされないリシャーダの港/Rishadan Portの存在も大きい。
サンプルレシピ
- メタの中心にあるトリニティ系デッキに対抗するため地震/Earthquakeが採用されている。
テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期
テンペスト・ブロックの優秀なウィニークリーチャーを高速展開しつつ土地を縛り、使い回しの利くボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan、呪われた巻物/Cursed Scrollで相手を沈める。
デッキの特性上パーミッションや遅いコントロールデッキに強い。 世界選手権99でもベスト8に二人を輩出している。(デッキリストはWorld Championship Decks 1999を参照のこと。)
エクステンデッド
エクステンデッドの土地破壊デッキは、RDW#エクステンデッド>RDWなどスライ系ビートダウンにランデス要素を織り交ぜたものが多いが、純粋なポンザスタイルのデッキも存在する。
リシャーダの港/Rishadan Portや不毛の大地/Wastelandなど、呪文以外の土地妨害手段が豊富なのが大きい。
動きはテンペスト〜ウルザ期のものとほぼ同じで、 土地破壊で相手の動きを縛りつつ少数のクリーチャーと火力で勝利する。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリシンガポール00 準優勝(参考)
- 使用者:Jonathan Chan
- フォーマット