火薬樽/Powder Keg
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Powder Keg / 火薬樽 (2)
アーティファクト
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは火薬樽の上に導火線(fuse)カウンターを1個置いてもよい。
(T),火薬樽を生け贄に捧げる:マナ総量が火薬樽の上に置かれた導火線カウンターの数に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。
ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskの亜種として作られたカード。しかし、それ以上の使い勝手のよさで人気を博した。
その使い勝手のよさの理由としては以下が挙げられる。
- マナ・コスト、起動コスト共に非常に軽い
- アップキープに導火線カウンターを置くか置かないかが選べる
- 一定のマナ域のみのアーティファクトとクリーチャーを除去できる(自分への被害を最小限に抑えることができる)
起動コストまで含めて色マナを使わないで済むので、アーティファクトを除去できない黒コントロールがアーティファクト破壊手段として用いていたりもした。
また、アーティファクト・土地やクリーチャー化した土地やトークンは(原則として)マナ総量が0である関係上、導火線カウンター0個の状態、即ち出してすぐに破壊できる。このため、本来除去手段を持ち合わせる色であっても、こちらを採用することもあった。特にヴィンテージでMoxへの対策としても重宝される。青などはミシュラランド等に対する対抗手段を持ち合わせていないので、ほぼ必須の一枚だったと言えよう。ただし、当時のスタンダードでは導火線カウンター2個で爆発させると、自分の厳かなモノリス/Grim Monolithまで吹っ飛んでしまう、といったジレンマも多かった。
- ネビニラルの円盤と違い、エンチャントには触れない。
[編集] 関連カード
火薬樽自体がネビニラルの円盤の亜種ではあるが、使い勝手のよい人気カードとなったため、後に特定のマナ総量のパーマネントを全体除去するいくつかの亜種が作られた。
- 恐怖の波/Wave of Terror - 黒のエンチャント。累加アップキープ(1)。経年カウンター数で参照。生け贄でなくドロー・ステップごと誘発。クリーチャーを破壊し、再生不能。火薬樽より前に登場。(ウェザーライト)
- 虚空/Void - X呪文でなく黒赤5マナのソーサリーで、好きな数字を宣言できる。各クリーチャーとアーティファクトの破壊に加え、対象プレイヤーはそのマナ総量である手札も全て捨てる。(インベイジョン)
- 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives - 烈日版。土地でないパーマネントを破壊する。(フィフス・ドーン)
- 罪+罰/Crime+Punishment - 黒緑Xマナ呪文版。クリーチャー、エンチャント、アーティファクトを破壊する。分割カードの片方。(ディセンション)
- 漸増爆弾/Ratchet Bomb - タップ能力によって蓄積カウンターを増やす。土地でないパーマネントを破壊する。(ミラディンの傷跡)
- 金線の酒杯/The Filigree Sylex - 蓄積カウンターではなく油カウンターを用いる伝説の漸増爆弾。あなたのパーマネントの油カウンター10個と自身の生け贄で10点火力にもなる。(ファイレクシア:完全なる統一)
- 鋼のヘルカイト/Steel Hellkite - アーティファクト・クリーチャー版。起動コスト(X)。これが戦闘ダメージを与えたプレイヤーの土地でないパーマネントのみ破壊する。生け贄は不要。(ミラディンの傷跡)
- 爆発域/Blast Zone - 土地版。タップ能力で支払ったマナ数に応じて蓄積カウンターを増やす。土地でないパーマネントを破壊する。(灯争大戦)
- 不屈の解体者/Dauntless Dismantler - 白のクリーチャー。起動コスト(X)(X)(白)。アーティファクトを破壊する。(イクサラン:失われし洞窟)
打ち消し版として虚空の杯/Chalice of the Voidも存在する。そのマナ域ちょうどのみならず、それ以下の数値全てを含む全体除去は破滅的な行為/Pernicious Deedの項を参照。