所有地カード
提供:MTG Wiki
所有地カード/Domain Cardとは、そのコントローラーのコントロールする基本土地の種類の数によってその効果が増減するカードのこと。 多色推奨のインベイジョン・ブロックとコンフラックスで登場し、時のらせんでも1枚だけ登場している。
ソーサリー
版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
例えば部族の炎/Tribal Flamesであれば、基本土地を山/Mountain1種類しかコントロールしていない場合、2マナでたった1点のダメージしか与えられない。しかし5種類全ての基本土地をコントロールしているのなら、5点のダメージを与えることができる。
同じマナ・コストの呪文と比べ、基本土地が2種類以下だと見劣りするが、4種類以上だと優秀になる程度のバランスで調整されている。(例:部族の炎と火山の鎚/Volcanic Hammer、ガイアの力/Gaea's Mightと巨大化/Giant Growth、回避行動/Evasive Actionとマナ漏出/Mana Leak)
コンフラックスでの再登場時は能力語の版図を与えられ、それ以前に登場した物にもオラクル変更がなされた。
インベイジョン・ブロックのリミテッドでは重要な位置を占める。それらを効率よく運用できる砕土/Harrowを擁する緑や基本土地タイプの変更が得意な青を軸にして多色デッキを編成するのが基本戦術となる。
構築環境において、土地を揃えてこれらのカードをフル活用することを主眼に置いたデッキは「ドメイン」と呼ばれる。
所有地カードには大きく分けて3種類ある。
- 俗世の相談/Worldly Counselのように、種類数に応じて効果の大小が変化するタイプ。この場合、基本土地タイプの数は解決時に数える。
- ストラタドン/Stratadonのように、種類数で唱えるためのコストが変化するタイプ。この場合、基本土地タイプの数は唱える際に数える。
- テク/Tekや最後の抵抗/Last Standなどのように、各基本土地タイプを参照し、それぞれに応じた効果を発揮するタイプ。
- このタイプはコンセプトは共通しているものの、厳密には所有地カードではなく、後のオラクル変更でも版図の能力語を与えられていない。
所有地カードの一覧は、こちらを参照のこと。→「版図」でテキスト検索
ただし上記の検索では、前述の3つめのタイプである以下のカードはヒットしない(版図を与えられていないため)。
- 性質は少々異なるが、合同勝利/Coalition Victoryも一種の所有地カードと言えるだろう。
- デュアルランドなどの複数の基本土地タイプを持つ土地は、それぞれの土地タイプとして数えられる。