墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
提供:MTG Wiki
アーティファクト クリーチャー — リバイアサン(Leviathan)
トランプル
島渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
青の巨大種族、リバイアサンのアーティファクト・クリーチャー。
通常、アーティファクト・クリーチャーであることはアーティファクトとクリーチャー両方に対する除去に引っかかるデメリットとされるが、これは被覆によってある程度克服されており、むしろアーティファクトを参照するサーチカードなどを利用できる利点ともなる。さらに土地渡りとトランプルの2種類の回避能力を備えており、除去にも戦闘にも強く、十二分にフィニッシャー役を果たせる。
特にヴィンテージにおいて、リアニメイトや修繕/Tinkerでコストを踏み倒して用いられる。環境柄、全体除去よりも軽い単体除去が優先されるため被覆が強力な除去耐性として機能すること、デュアルランドが蔓延しているため島渡りが活かしやすいことの2点が強みである。青であるため、Force of Willのピッチコストにできることも見逃せない。
修繕からのフィニッシャーとしては、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusが最大のライバル。剣を鍬に/Swords to Plowsharesやバウンスへの耐性を重視する場合は墨溜まりのリバイアサンに、一撃必殺の決定力を重視する場合は荒廃鋼の巨像に軍配が上がると言える。プレイヤーの好みによって需要が二分している状況である。
- リバイアサンはその多くがアップキープ・コストなどの甚大なデメリットを持つが、これはマナ・コストが重い以外の弱みはない。
- 後述の通り、人為的な強化を施されたおかげでデメリットが取り除かれているのかもしれない。
- 類似の設定があるリバイアサンとしてシミックの空呑み/Simic Sky Swallowerが存在する。
- 後述の通り、人為的な強化を施されたおかげでデメリットが取り除かれているのかもしれない。
- P/Tとコンビニ名をかけ合わせて7/11(セブンイレブン)の愛称がある。
ストーリー
墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanはエスパー/Esperの海のひとつ墨溜まり/Inkwellに生息するリバイアサン。エスパーの寓話では、七つの海を飲み込んだと伝えられる。アーティファクト・クリーチャーであることからエーテリウム/Etherium強化処理済みと考えられる。イラスト
一般的にエスパーのリバイアサンとは、身も凍る海の深みのさらに下に潜む強大な怪物で、ヴィダルケンの潮汐支配の魔法に影響されず、プレインズウォーカーの気まぐれにすらほとんど動じないとされる。船の装甲に似た幅広い鎧状の外皮は、エーテリウム欠乏に喘ぐエスパー人の羨望の的である。
- エスパーに住むリバイアサンの存在はアラーラの断片の時点で明らかにされていた。→ケデレクトのリバイアサン/Kederekt Leviathan#ストーリー参照
参考
- 怪物と巨獣/Fiends and Behemoths(公式サイト)
- Ask Wizards - 2008/10/08(公式サイト)
- カード個別評価:コンフラックス - レア