超過
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超過/Overload | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | ラヴニカへの回帰 ドラゴンの迷路 |
CR | CR:702.96 |
超過(ちょうか)/Overloadは、ラヴニカへの回帰で制定されたキーワード能力。これを持つカードがスタック上にある間に機能する常在型能力2つからなる。
Cyclonic Rift / サイクロンの裂け目 (1)(青)
インスタント
インスタント
あなたがコントロールしていない土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
超過(6)(青)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールしていない土地でない各パーマネントをそれぞれオーナーの手札に戻す。)
定義
超過 [コスト]は以下の2つの常在型能力からなる。
- あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払ってもよい。
- この呪文の超過コストを支払うことにした場合、その文章欄に書かれた「target」という語すべてを「each」という語に変更する。(文章変更効果)
日本語版は文法の関係で理解しにくいため、注釈文に変更後の効果がそのまま書いてある。
解説
ラヴニカへの回帰でイゼット団/The Izzetに割り振られたキーワード。単体への呪文の効果が全体へと拡大する、直感的にわかりやすいが大胆な能力。
ルール
- 超過コストは代替コストなので、「マナ・コストを支払うことなく唱える」やフラッシュバックなど他の代替コストと一緒に支払うことはできない。
- 超過コストを支払って唱える場合、それは対象を取らなくなる。通常では適切な対象を取れない場合でも、超過コストを支払うなら唱えることができる。
その他
- 超過を持つすべての呪文は、何らかのオブジェクトのうち、「あなたがコントロールする」または「あなたがコントロールしていない」もの1つを対象に取る。基本的に利益をもたらすものが前者、不利益をもたらすものが後者となっている。
- デザインの元となったのは、The Great Designer SearchでのKenneth Nagleの提出案の中に含まれていた分散/Dispersionというメカニズムである。さらにその着想元となったのは放射/Radiate。
- ラヴニカ・ブロックにおけるイゼットのキーワードである複製とはよく似ている。さらに言えば、どちらも「コスト小、効果小」と「コスト大、効果大」を選択できるという、キッカーの系譜に連なるメカニズムである。
- 同じ英語名を持つカードに過負荷/Overloadがある。
参考
- On the Origin of Scavenge and Overload/活用と超過の起源(DailyMTG.com、文:Kenneth Nagle、訳:米村薫)
- Designing for Izzet/イゼットのデザイン(DailyMTG.com、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)
- 「超過」でテキスト検索
- キーワード能力
- 代替コスト
- 文章変更効果
- イゼット団/The Izzet
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.96 超過/Overload
- 702.96a 超過は、超過を持つ呪文がスタックにある間に働く2つの常在型能力を表すキーワードである。「超過[[[コスト]]]/Overload [cost]」は、「あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、[[[コスト]]]を支払ってもよい。」と「この呪文の超過 コストを支払うなら、その文章欄に書かれた『target』という語すべてを『each』という語に変更する。」を意味する。(訳注:日本語版ではこの適用後の文章が注釈文として添えられている。)超過 能力を使って呪文を唱えることは、rule 601.2bおよび rule 601.2f-hの代替コストの支払いに関するルールに従う。
- 702.96b プレイヤーが呪文の超過 コストを支払うことを選んだ場合、その呪文は対象をとらなくなる。その呪文は、超過 コストを支払わずに唱えた場合に適正な対象として選ぶことができないオブジェクトにも影響を及ぼすことができる。
- 702.96c 超過の2つ目の能力は文章変更効果を作る。rule 612〔文章変更効果〕参照。
- 702.96 超過/Overload
- 702 キーワード能力