サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher

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飛行と絆魂を持つ吸血鬼。追加コストでマナか吸血鬼の公開が求められる。

4マナで唱えても2/2飛行・絆魂はリミテッドでは重畳。3マナで唱えられれば早い段階からダメージレースを一方的に有利にでき、そのまま競り勝てる可能性もある。サイクルの中では重いほうだが、回避能力を持つため場持ちさせやすいのも昇殿を目指す際に嬉しいところ。吸血鬼メインのデッキではエース級、そうでなくとも優秀な空中戦力として数えられる。色拘束が薄いので白寄りのデッキでも採用しやすいのはありがたい。

構築においては3マナで唱えることを前提に吸血鬼デッキで使うことになる。元から飛んでいて絆魂を生かしやすいのは魅力だが、ライフ回復が欲しいなら即効性のある駆り立てる僧侶/Inspiring Clericという選択肢もある。そのままではP/Tが少々寂しいので軍団の副官/Legion Lieutenantなどの支援を受けたいところ。

構築におけるライバルは同じ黒の3マナである吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk^[1]。マナレシオもあちらの方が上であり、能力もあちらはこちらと比べて接死を追加されている。あちらとは色拘束の緩さで差別化したいところ。

• 強欲なハーピー/Insatiable Harpyの上位互換。

関連カード

サイクル

イクサランの相克の、追加コストとして手札の該当クリーチャー・タイプを持つカードを公開するか、マナを要求するカードのサイクル。いずれもアンコモンであり、イクサラン・ブロックの主要クリーチャー・タイプにつき1枚ずつ存在する。

• 銀エラの達人/Silvergill Adept（マーフォーク）
• サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher（吸血鬼）
• 勇敢な海賊/Daring Buccaneer（海賊）
• 雷群れの渡り/Thunderherd Migration（恐竜）

参考

1. ↑ 真木孝一郎『マジック:ザ・ギャザリング イクサランの相克公式ハンドブック』（ホビージャパン、2018年1月19日初版）p.37 ISBN 9784798616087

• カード個別評価：イクサランの相克 - アンコモン