邪悪な双子/Evil Twin
提供:MTG Wiki
Evil Twin / 邪悪な双子 (2)(青)(黒)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
あなたは邪悪な双子を、それが「(青)(黒),(T):このクリーチャーと同じ名前を持つクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」を持つことを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
0/0クローン/Cloneの亜種。コピーすると同時に、自分と同名のクリーチャーを破壊する起動型能力も得る。黒マナも必要になったことでデッキを選ぶようになったが、汎用性が向上している。
カード名もコピー可能な値であるため、対戦相手のクリーチャーをコピーした後に能力を起動すれば、実質的にコントロールを奪ったような形になる。ただし召喚酔いによるタイムラグがあり、その間に攻撃を1度許してしまう点、邪悪な双子自身が除去されかねない点に注意。
基本的にはコピー先を破壊する能力と考えてよいが、地味ながら後続の同名カードにも牽制をかけることができるし、自分のクリーチャーをコピーした場合もミラーマッチならば抑止力になり得る。一応、トークンを毎ターン潰していくことも可能。
登場時のスタンダード環境では、強力なクローン系クリーチャーである幻影の像/Phantasmal Imageとファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphがすでに存在するのが逆風だった。それらが退場してからは、採用されることもある。
- 基本セット2014のレジェンド・ルール改定で使い勝手が大きく変化した1枚。相手の伝説のクリーチャーをコピーした場合、以前のルールでは即座に対消滅することになったが、現在のルールではそのまま戦場に残るため起動型能力で除去することでアドバンテージを稼げるようになった。ただし、除去するまでにタイムラグが生じる、呪禁などで対象に取れないものは除去できなくなるなど、弱体化した点もある。
- 「Evil Twin」とは、主人公など善良な人物に化けた邪悪な存在のこと。多くのホラー作品ではまさにこの起動型能力のように、本物を殺してすり替わろうとするのが定番の筋書きである。
- 公式記事「Preview Article: Mikaeus, the Unhallowed/プレビュー記事:《不浄なる者、ミケウス》」では、このカードのイラストがゲラルフ/Geralfのイメージ画像として使用されている。
ルール
- コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、クローン/Cloneのルールを参照。
- この能力によって得た起動型能力は、コピー可能な値を書き換える。何らかのコピーとして戦場に出た邪悪な双子を他のパーマネントがコピーした場合、この起動型能力も持つ。
- 起動型能力は青と黒のマナを必要とはするが、発生源である邪悪な双子の色はコピーしたクリーチャーの色である。ミラディンの十字軍/Mirran Crusaderをコピーした場合、起動型能力がプロテクションに引っかかることはない。