捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
(T):カード1枚を引き、その後あなたの手札にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。あなたは(4)(青)(青)を支払ってもよい。そうしたなら、捜査員、ジェイコブ・ハーキンを変身させる。
0/2Hauken's Insight / ハーキンの眼識
〔青〕 伝説のエンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。
あなたの各ターン中に1回、あなたは、このパーマネントによって追放されているカードのうち、土地1つをプレイするか、呪文1つをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
伝説のクリーチャーから伝説のエンチャントへと変身する両面カード。最初は伝説の人間・アドバイザーであり、ルーターだがカードを捨てるのではなく追放してしまう。ルーティング後に6マナを支払えば変身し、追放したカードをマナ・コストを支払うことなく唱えたりプレイしたりできる。
第1面は戦闘に向かない完全なシステムクリーチャー。変身までに相応のマナが必要となるため、マナが溜まるまでは単にルーターとして使うことになる。タフネス2と脆めなため、最序盤に出した場合は変身による再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。
第2面では第1面で追放したカードのほか、アップキープごとにライブラリーの一番上のカードを追放していき、それらもコスト不要で唱えたりプレイできるようにする。あなたのターンに1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実にアドバンテージに繋がり、通常であれば大量のマナが必要となるコンボも軽く決められるようになる。ただしこれ自体が除去されてしまえば追放してあったカードは使えなくなってしまう。一般的にエンチャントはクリーチャーより除去されにくいので多少安全にはなったが、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順に使用していきたいところ。
構築と比較して除去が少なくゲームスピードも遅いリミテッドでは強力なボムになりうる。序盤はルーターで事故を防ぎ、変身後はカード・テンポの両方で圧倒的なアドバンテージを獲得可能。とはいえ炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Boltや牙の天稟/Gift of Fangsのようなコモン1マナ除去の射程内である点は注意。
ルール
- 捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
- ハーキンの眼識/Hauken's Insight
- 第2面の常在型能力は第1面の起動型能力・および第2面の誘発型能力と関連している能力である。第1面の能力で裏向きに追放したカードを、第2面の能力でプレイしたり唱えてよい。
- 追放したカードをプレイするタイミングは通常のルールの許諾に従う。インスタントではなく瞬速を持たない呪文はあなたのメイン・フェイズでスタックが空のとき唱えることができる。土地はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、あなたのメイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。
- この能力でプレイできるのは、あなたの各ターンにつき「土地でないカード1枚」か「土地カード1枚」のいずれかである。どちらかをこの能力でプレイしたならば、もう片方もこのターン中はこの能力でプレイできない。
- これによりマナ・コストを支払うことなく唱えることは代替コストである。切除など他の代替コストを同時に適用することはできない。
- マナ・コストに(X)を含む呪文をこれにより唱える場合、Xについての適正な選択は0だけである(CR:107.3b)。X#通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払いの項も参照。
- 支払いを免除されるのはマナ・コストのみである。追加コストや増加したコストまでは代替できず、総コストを直接変更する効果も無視できない。
- 継ぎ接ぎの槍馬/Cobbled Lancerなど強制の追加コストは必ず支払う必要があり、キッカーなど任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りの神話レアの変身する両面カードサイクル。
- 信仰縛りの審判官/Faithbound Judge - 兇徒の審判/Sinner's Judgment
- 捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector - ハーキンの眼識/Hauken's Insight
- ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi - 冥府の予見者、ヘンリカ/Henrika, Infernal Seer
- 移り気な放火魔/Volatile Arsonist - 凶兆の血の騒擾者/Dire-Strain Anarchist
- アヴァブルックの世話人/Avabruck Caretaker - ホロウヘンジの猟匠/Hollowhenge Huntmaster
ストーリー
ジェイコブ・ハーキン/Jacob Haukenはイニストラード/Innistradに住む人間/Humanの探偵。男性。霊/Geistを崇拝する集団、ヴィザグ・アトゥム/The Vizag Atumの出身で、その霊を知覚する能力により、数々の事件を解決してきた。
詳細はジェイコブ・ハーキン/Jacob Haukenを参照。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版はジョナサン・ハーカー/Jonathan Harker(イラスト)。
ジョナサン・フリン・ハーカー/Jonathan Flynn Harkerはブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。ミナ・マリー/Mina Murrayの婚約者であり、職業は弁護士。彼がドラキュラ伯爵/Count Draculaの依頼を受けてルーマニアのドラキュラ城へ赴くところから物語は始まる。ドラキュラ伯爵が吸血鬼であることに最初に気づく登場人物であり、吸血鬼の餌にされそうになるが辛くも脱出に成功。ミナやアブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsingらと共に吸血鬼退治のため戻ってくる。道中でミナが伯爵に吸血されて吸血鬼と化す呪いを負ってしまうが、最後には(吸血鬼が活動を始める)日没の直前に伯爵の棺にたどり着き、倒すことに成功する。これによりミナの呪いも解け、後に二人の間に子を成したことが語られて物語は終わる。
- ヴァン・ヘルシングやミナ、そしてドラキュラ伯爵というキャラクター達のインパクトの影に隠れがちであるが、物語の始まりから終わりまで重要な役を果たすれっきとした主人公である。