クロノゾア/Chronozoa
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4マナ3/3飛行と幻影獣/Phantom Monster並みのコスト・パフォーマンスを持つクリーチャー。消失持ちのため、普通なら2回しか攻撃できない。
だが、時間カウンターが置かれてない時に死亡した場合、自身のコピーを2つ残す能力を持つ。コピーも当然この能力を持っているため、放っておくだけで1→2→4→8→……と倍々に「分裂」する。消失とは名ばかりで、増殖しながら延々と戦場に残り続ける厄介なクリーチャーである。
通常、対戦相手はこれを一番に除去しようとするため、なかなか「分裂」するのは難しい。しかし、分裂能力がなくても普通に殴れるスペックを持つため、ただのフライヤーとしてデッキに入れても問題はないだろう。もし相手が除去の薄いデッキだったらこれ1枚で倒せる力を持つ。
- 時計回し/Clockspinningや憤怒の魔除け/Fury Charmで除去に対応してカウンターを一気に取り除くテクニックもある。逆に、消失効果で墓地に置かれるのに対応して、時操術/Timecraftingや時を曲げる者/Timebenderでカウンターを増やせば、分裂させずに除去できる。
- 魔力の導管/Power Conduitと組み合わせれば、分裂を促進しながら他のクリーチャーの強化が可能。
- 「分裂」して戦場に出たトークンは召喚酔いのため、通常はそのターンの間には攻撃やタップできないので注意。
- 倍増の季節/Doubling Seasonと組むと、「分裂」の量が1→4→16→64→256→…とさらに倍加すると思いきや、戦場に出る際に置かれる時間カウンターの数も増えて分裂速度のほうは半減してしまう。実質、通常の場合の1→2→4→8→16→……が1→→→4→→→16→→……になるので、逆に不利となる。デメリットでないカウンターとトークンの両方を使うにもかかわらず倍増の季節とディスシナジーを起こす、珍しいカードである。
- 逆説のもや/Paradox Hazeと組み合わせると増えやすくなるが、召喚酔いは受けるままである。2枚張ると、クロノゾア自体はどんどん増えるが、熱情/Fervor等で速攻を持たせないと全く攻撃に参加できなくなる。
- 厳粛/Solemnityが出ていると自身にもコピーにもカウンターが置かれなくなり、サクり台と組み合わせて無限トークン。
- 類似のシステムを持つカードに命取りの幼虫/Deadly Grubや迷えるオーラ術師/Lost Auramancersがある。
[編集] ストーリー
クロノゾア/Chronozoaは時間そのものから生み出された、時を糧とする魔法のクリーチャー[1]。姿はゾウリムシに似ている(イラスト)。
- その名が「Chrono(時の)」+「zoa(zoon/群体動物の個虫の複数形)」の造語から来ている通り、このカード1枚でも複数形である。
[編集] 参考
- ↑ Eat Your Words(Feature 2007年6月21日 Matt Cavotta著)
- Ten Generations of Chronozoa(Arcana 2007年2月7日 WotC著)
- カード個別評価:次元の混乱 - レア