秘匿

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2022年4月23日 (土) 06:39時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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秘匿/Hideaway
種別 常在型能力誘発型能力
登場セット ローウィン
モダンホライゾン
ニューカペナの街角
ニューカペナの街角統率者デッキ
CR CR:702.75

秘匿(ひとく)/Hideawayは、ローウィンで初登場したキーワード能力。これを持つパーマネントが戦場に出たときに誘発する誘発型能力である。


Mosswort Bridge / 苔汁の橋
土地

秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
苔汁の橋はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(緑),(T):あなたがコントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上であるなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。



Watcher for Tomorrow / 明日の見張り (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

秘匿4(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
明日の見張りはタップ状態で戦場に出る。
明日の見張りが戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーの手札に加える。

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定義

秘匿N/Hideaway Nは「このパーマネントが戦場に出たとき、あなたライブラリーの上からN枚のカード見る。それらのうち1枚を裏向き追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。追放されたカードは、「このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。を得る。」を意味する。

解説

ライブラリーの中からカード1枚を追放(そのパーマネントに隠す)する能力であり、これを持つカードは追放したカードを唱えたり手札に加えたりする関連している能力を併せ持つ。

ローウィンでは秘匿ランドサイクルのみがこの能力を持ち、これらは秘匿で追放したカードを特定条件下でマナ・コスト支払わずプレイできるようにする能力を併せ持つ。モダンホライゾンではクリーチャーで秘匿を持ち追放したカードを手札に加える明日の見張り/Watcher for Tomorrowが登場した。

ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキでルールが若干変更され再登場。ローウィンと同じく追放したカードを特定条件下で唱えることのできるエンチャントとアーティファクトが登場した。

ルール

  • 「そのパーマネントをコントロールしていたプレイヤー」には、現在のコントローラーだけではなく、過去にそのパーマネントをコントロールしていたことがあるプレイヤーも含まれる。
    • この機能が正常に働くように当初のルールから変更が加えられ、現在「カードを見てもよい」という能力は、追放したカードに与えられる能力になっている。
  • そのパーマネントが戦場を離れたとしても、それを追放したパーマネントをコントロールしていたプレイヤーはそのカードを見ることができる。
    • ローウィンFAQの記述は誤りである。「追放されたカードを見ることができる」ということは、秘匿を持つパーマネントが持つ常在型能力によって生成される効果ではなく、(当初は)誘発型能力によって生成される継続的効果によるものである。生成された継続的効果の期限は「そのカードが追放されているかぎり」であり、そのパーマネントが戦場を離れても期限は来ておらず、継続的効果は終了していない。
    • 現在は追放されたカードが持つ常在型能力による効果なので、この点も明確となっている。
  • 秘匿と追放されたカードを参照する能力は関連している能力であるため、秘匿以外の方法で追放されたカードをその能力で使うことはできない(CR:406.6)。
  • ローウィンの秘匿ランドサイクルが持つ唱える方の能力は、能力が解決中にプレイするよう指示している(CR:608.2g)ため、呪文ならば優先権カード・タイプによる制約(自分メイン・フェイズスタックが空といった)とは関係なく唱える事ができる。土地のプレイは、自分のターンでありこのターンの間に土地をプレイしていない限りプレイする事ができる(CR:305.2bCR:305.3)。

旧ルール

実装時は以下の2つの能力を意味していた。

  1. このパーマネントタップ状態で戦場に出る。(常在型能力
  2. このパーマネントが戦場に出たとき、あなたライブラリーの上から4枚のカード見る。それらのうち1枚を裏向き追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。追放されたカードは、「このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。」を持つ。(誘発型能力

ニューカペナの街角でのルール変更にともない、既存のカードではタップイン能力は別途オラクルに追加された。

  • なぜタップイン能力が独立したルール文章ではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。2007年10月10日のAsk Wizardsによると、簡単に言えば「ルール文章がカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardsにはドイツ語版苔汁の橋/Mosswort Bridgeの拡大画像が出ているが、かなり細かい文字が文章欄に詰め込まれており、納得せざるを得ない窮屈さである。
  • ニューカペナの街角でのルール変更に先立ち、Secret Lair Drop Series: Pictures of the Floating Worldでは秘匿ランドがルール変更後のテキストで収録されていた。

その他

  • 開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure pileから無作為に1枚を公開し、それのマナ総量を支払うことでそのカードを手札に加える」というキーワード処理の「Explore」を持つクリーチャーにその宝を探させる仕組みであった[1]
    • 後年には、実際にキーワード処理として探検/Exploreが登場した。

参考

  1. Working for Peanuts(Feature 2007年10月8日)

引用:総合ルール 20231117.0

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