炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames
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伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
炎の大口、ドラクセスが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人と、他のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー合わせて最大2つを対象とする。これはその前者に4点のダメージ、その後者のそれぞれに3点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人と、他のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー合わせて最大2つを対象とする」は「1つと、他の最大2つを対象とする」に読み替えてください。
トリプルシンボル7マナ7/7の、攻撃するたび広範囲に火炎を浴びせる伝説のドラゴン。
攻撃するたびに最大3つの任意の対象にダメージを飛ばすことができ、盤面の制圧力は圧巻。ブロッカー・プレインズウォーカー除去とプレイヤー本体へも火力を飛ばせば10点以上のクロックという強力な打点を兼ね備えた能力である。
しかし、そのマナ・コストの重さに加えて、クリーチャーの攻撃時の誘発能力という即効性の無さは大きな課題。マナ加速、速攻付与など一工夫加えたい。その点スタンダードで共存する2種のドムリ(ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas、混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer)はマナの確保や暴動による速攻付与、高コスト呪文の天敵である打ち消し耐性と相性がよい。また制圧力の高い大型クリーチャーの常として、リアニメイト等のマナ・コスト踏み倒しも有効。蘇生の絆/Bond of Revivalは速攻も付与でき、よく噛み合う。
リミテッドでも戦場に定着させることができれば勝利は近いだろう。同セットに多欲なドラゴン/Rapacious Dragonがあり、あちらからは5→7と繋がる。
ルール
- 印刷時のルール文章では、当時の日本語版テンプレートの煩雑さも手伝って若干分かりにくいが、任意の対象1体へ4点のダメージ、他の任意の対象最大2つへそれぞれ3点のダメージを与える効果である。
- 同じ対象を複数回選んでそれに6点や7点や10点のダメージを与えることはできない。
- ドラクセスがプレインズウォーカーやバトルを攻撃した場合に、ドラクセスの能力が与えたダメージによってその攻撃先が死亡したとしても、ドラクセスは攻撃クリーチャーのままである。それはブロックされ得るが、ブロックされなければ戦闘ダメージを与えない。
関連カード
サイクル
基本セット2020の伝説の「象徴的クリーチャー」サイクル。いずれも単色のトリプルシンボルで、各色の象徴的クリーチャー・タイプを持つ。稀少度はレア。
- 天空の刃、セファラ/Sephara, Sky's Blade(天使)
- 全てを見通す者、アテムシス/Atemsis, All-Seeing(スフィンクス)
- 血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood(デーモン)
- 炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames(ドラゴン)
- 凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher(ハイドラ)
フレイバー・テキスト
基本セット2020には「最後の言葉(last words)」で締めくくられるフレイバー・テキストのシリーズがある。いずれも発言者が何らかの形でドラゴンに関わって命を落としたことが示唆されている。
「広がれ、マヌケ、広がるんだ!」― パーティーのリーダーだったマルスデンの最後の言葉(出典:炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames)
「そうね。あれは大きいし強いし火も吐くでしょう。でも、こちらには知恵があるわ。」― 智者タディスの最期の言葉(出典:ドラゴン魔道士/Dragon Mage)
「計算してみたんだけど、空を飛ぶ1頭のドラゴンが1回火を吐くことによって焼ける面積は、最大……」― 利口者セイダスの最後の言葉(出典:炎の一掃/Flame Sweep)
「これくらい頂いても、あいつはきっと気づきやしな……」― 小狡いサリアの最後の言葉
「この丈夫な瓶にはドラゴンの息が入ってるんですって。工匠の折り紙つきよ。後は十分遠くに投げればいいの。」― クン・メイの最後の言葉
「この子は私たちと遊んでるだけよ、マースデン。」― 光輝のダフィンの最後の言葉
「普通の噴火じゃないみたいだ!」― 石持ちグラズラッシュの最後の言葉
- 日本語版ではドラゴン魔道士のみ「最期の言葉」となっている。またMarsdenの訳語が「マルスデン」と「マースデン」で統一されていない。