呪い布の包帯/Cursecloth Wrappings
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アーティファクト
あなたがコントロールしているすべてのゾンビ(Zombie)は+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。ターン終了時まで、それは不朽を得る。不朽コストは、それのマナ・コストに等しい。(そのカードを追放し、その不朽コストを支払う:マナ・コストを持たず白であり、他のタイプに加えてゾンビであることを除き、それのコピーであるトークン1体を生成する。不朽はソーサリーとしてのみ行う。)
ゾンビを全体強化し、あなたの墓地のクリーチャー・カードに不朽を与えるアーティファクト。
横並びとの相性が良い全体強化に対して不朽の付与は原則1ターンに1回というミスマッチは惜しい。マナ・コストもしっかり支払う必要があるのでテンポ面ではやや遅れを取りやすいが、疑似的なリアニメイトに強化が付くなら十分な性能だろう。元からゾンビの場合は本体の時点で強化の恩恵を受けられる。不朽は唱える訳ではなくコピーの生成ということで、唱えるために追加コストを要求するカードとも相性良好。元々カード・アドバンテージには繋ぎやすい性質もあり、リミテッドでは黒マナのダブルシンボルさえ賄えるなら問題無くピックできる水準。
この手のクリーチャー・タイプを参照する全体強化の例に漏れず、構築における活躍の是非はそのタイプ的デッキが環境に存在しているか否かに左右される。不朽を経由すれば元が何でもゾンビになるとはいえ、継続的なリアニメイトとしてもマナ・コストの支払いも必要、かつこれ自身がやや重いのでテンポ面の不安が大きく、結局はゾンビのタイプ的シナジーを活用できなければコスト・パフォーマンスには少々不満が残る。登場時点のスタンダードにはこれといってゾンビ関連のシナジーが見当たらず、必然的にこれの活躍も見受けられない。今後のカードプールの拡大に期待というところ。