スタックス
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スタックス(Stax)は、ヴィンテージにおけるアーティファクトを中心としたコントロールデッキ。ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで強力なコントロール力を持つアーティファクトを使い回す。
概要
初期のスタックスは、上記のアーティファクトに加え、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceを中心としたコントロールデッキだった。
ミラディン以降、重いながらも強力なアーティファクトが続出したため、様々なバージョンが誕生していく。精神隷属器/Mindslaverによってターン・コントロールを目指したり(Control Slaver)、世界のるつぼ/Crucible of Worldsと露天鉱床/Strip Mineで土地破壊ロックを仕掛けたりし、三なる宝球/Trinisphereが組み込まれたものは特にトリニスタックスなどと呼ばれる。しかもMishra's Workshopという強力なマナ加速を可能としている土地があるため、序盤からコントロールを越えたロック状態にすることもあり得る。そんなげんなり感もあってか三なる宝球が制限カードに指定され、以前のような抵抗の宝球によるスタックスに戻るとみられている。
- 2005年のSCG Power Nine Tournament Seriesでは赤単のUba Staxと呼ばれるものが優勝している。土地をゴブリンの溶接工/Goblin Welderのためだけに赤に統一し、その分Bazaar of Baghdadを入れる余裕が出来ている。相手のドローをロックしたりワールドゴージャーを殺すためにメインで姥の仮面/Uba Maskが採用されている。
- ちなみに「Stax」とは、もともと「$t4Ks」と書かれていたもの。これは、「The $4,000 Solution(4000ドルに値する解決策)」の頭文字をもじったものだそうだ。もっとも、パワー9の他、Mishra's Workshopも4枚必要とするこのデッキを4000ドルで作るのは今となっては難しいが。
- なお、プレイングの難しさでは数あるコントロールデッキでも随一。デッキの中枢となるアーティファクトの多くが自分にもデメリットを課すタイプのものであり、相手の行動の阻害と自分への被害の軽減の両方を考えながら行動しなければならない。プレイヤーのセンスが問われるデッキである。
サンプルレシピ
- 備考
- 2005 Vintage Championship 優勝(→参考)
- 使用者:Roland Chang
- フォーマット