映し身人形/Duplicant
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Duplicant / 映し身人形 (6)
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
刻印 ― 映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形はそれによって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプを持つ。それは多相の戦士(Shapeshifter)でもある。
アーティファクト・クリーチャーにもかかわらず、どんなクリーチャーでも除去できる便利なカード。しかもゲームから取り除いてしまうので、再生や墓地からの回収などを許さない、かなり強力な効果である。
- これが場を離れたら、刻印されたカードの情報は「消滅」する。
- 割とよくある誤解だが、能力を得ることはない。
- P/T、クリーチャー・タイプ変更能力には、「刻印されている限り」と条件がついているので、特性定義能力ではない。
- タイムスタンプとしては映し身人形のもの(場に出たとき)を使う。そのため、畏敬の神格/Godhead of AweなどのP/T設定能力との相互作用に注意。例えば、映し身人形が畏敬の神格よりも後に場に出た場合、これのP/Tは1/1ではなく刻印したクリーチャー・カードのものになる。
- 複数のクリーチャーを刻印することができてしまい、エラッタがでた。最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するようになったので、複数のパワー・タフネスを持たせて、ルールを混乱させることはなくなった。
- ルール改訂によりレジェンドというクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった伝説のクリーチャーを刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
- 特性定義能力はゲーム外に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。
- ブルードスター/Broodstarを刻印すると、映し身人形のP/Tはブルードスターのオーナーがコントロールするアーティファクトの数に等しくなる。
- 無規律の死霊/Entropic Specterを刻印すると、無規律の死霊は参照する対戦相手が選ばれていないため0/0であり、映し身人形のP/Tも0/0になる。
- 霧衣の究極体/Mistform Ultimusを刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。これは依存のルールによる。
- クリーチャー化しているクリーチャーではないパーマネントを刻印した場合、それはクリーチャー・カードではないため、「クリーチャー・カードが刻印されている限り」の条件を外れ、映し身人形は何も参照しない状態(2/4バニラ)になる。
複数のクリーチャーを刻印する手順
- 場にヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterを出しておく。
- 墓地の一番上を死面の映し身人形/Death-Mask Duplicantにする。
- ヴォルラスの多相の戦士が持つ死面の映し身人形の能力を何回か起動し、好きな枚数のクリーチャー・カードを刻印する。
- 墓地の一番上を映し身人形/Duplicantにする。
他に、Vesuvan Doppelgangerを利用するほぼ同様の方法もある。最近はディミーアのドッペルゲンガー/Dimir Doppelgangerやミジウムの変成体/Mizzium Transreliquatなど、複数のカードを刻印する手段が増えた。