精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor

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Jace, the Mind Sculptor / 精神を刻む者、ジェイス (2)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)

[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。

3

ワールドウェイクで再登場したジェイス能力ライブラリー操作ドローバウンスライブラリー破壊

忠誠度能力を4つ持つ初のプレインズウォーカーであり、忠誠度±0の忠誠度能力も史上初である。

1つ目の能力は占術1か消術1。自分対象に使えば、ライブラリーの一番上の不要な土地を弾くなどしてドローの質を高める事ができる。対戦相手に使う場合はその逆をやればいい。特に、対戦相手の火力を弾ければしめたもの。あまり機会はないだろうが、対戦相手がライブラリーの一番上に置く系の教示者を用いた後に起動すればそれを無駄撃ちにできる。この能力は、潜在的なアドバンテージを得ることができる。

2つ目の能力は渦まく知識/Brainstorm。渦まく知識はインスタントである事が強さの一因なのだが、毎ターン何のリソースの消費もなしに手札を補充できるのは実に強力。このカードの中核的な能力である。この手の能力の問題である「ライブラリーの一番上に必要の無いカードが溜まる」点も、次のターンに1つ目の能力を使うことで時間はかかるものの自己解決できる。同エキスパンション宝物探し/Treasure Huntとも相性がよく、土地が2枚以上あれば3ドローが約束される。

3つ目の能力は送還/Unsummon。他の能力と多少噛み合わないが、戦場に直接干渉できる能力は、あるとないでは大分違う。

4つ目の能力つまり大技は、ローウィン版ジェイス同様ライブラリー破壊で、簡単に言えば対象のプレイヤー手札ライブラリーになってしまうというもの。この能力を起動できるほどにゲームコントロールできているならば対戦相手は数ターンでライブラリーアウトを起こして倒れるであろう。

ハンド・アドバンテージボードコントロールの両面に優れ、かつフィニッシャーにもなれるプレインズウォーカー。盤面が不利であれば、2つ目・3つ目の能力で解答を探しながら時間を稼ぎ、盤面が有利になったら、1つ目の能力によってフィニッシュへのカウントダウンを開始出来る。特に1つ目の能力自体が相手のトップデッキを阻害するという緩いロックを生み出す為、手札と戦場の状況によっては1つ目の能力が回りだした段階でほぼ詰みである。

そのカードパワーは折り紙付であり、スタンダードでわりと冷遇な状態にあったの復権を大きく支えた。スタンダードからエターナルに至るまで、コントロールデッキで活躍している。

  • ワールドウェイクの特別先行プレビュー企画『Worldwake Planeswalker Chase』に使われたカード。世界8箇所に断片を分布する企画だった。日本でもアメニティドリーム新宿店に配布された。
  • 「もの」が漢字かひらがなかの違いこそあるものの、日本語名の一部が精神を刻むもの/Mindslicerと同じ。だが、英語のslicerが切り刻むものという意味なのに対して、Sculptorは彫刻家という意味である。単にバラバラに破壊するのではなく、望む形に彫刻してしまうという点がプレインズウォーカーの強大さを表している。
  • 中村修平曰く「恐らく頭蓋骨絞め/Skullclamp以来のぶっ壊れカード[1]

関連カード

サイクル

ゼンディカー・ブロックプレインズウォーカーのメガサイクルブロック全体を通して各に1人ずつ収録された。

その他、黒赤のプレインズウォーカーとして狂乱のサルカン/Sarkhan the Madが存在している。

参考

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