巨像の鎚/Colossus Hammer

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Colossus Hammer / 巨像の鎚 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+10/+10の修整を受け飛行を失う。
装備(8)((8):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


どんなクリーチャー巨像並みのサイズにしてしまう装備品。ただしあまりに重いせいか飛行を失ってしまう。

圧倒的な修整により、どんなクリーチャーでもフィニッシャーに早変わり。ただし当然、装備コストが非常識なまでに重い。8マナも出せるくらいなら、他にいくらでも勝利手段が用意できる。

構築での実用性を考えると、馬鹿正直に8マナを捻出して使うのは非現実的であり、コンボによって活用するのが前提となるだろう。幸いにしてマナ・コストだけなら1マナと軽いため、「戦場に出す」ところまでは容易。その先の「装備する」ところをうまくごまかしてやればよい。

装備する手段としては、大別して

  1. 装備コストを踏み倒す手段を用いる。
  2. 他のカードコピーにする手段を用いる。
    • 「あらかじめ装備させておいた装備品を、これに変える」ことで、無理やり装備している状態を作る。その後、コピー効果が切れる前に攻撃する。
    • 「これを、装備コストが軽い装備品に変える」ことで、軽いコストで装備する。その後、コピー効果が切れるのを待つ。

という方向性が考えられる。

スタンダードに限っても、アーティファクトを他のアーティファクトのコピーに変更する能力を持つ崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificerによってコンボが可能。1ターン目にこれを出し、2ターン目に供犠の仮面/Mask of Immolationを出した後、3ターン目にサヒーリの忠誠度能力クリーチャートークンが装備している供犠の仮面をこれのコピーにしてしまえば最速で使える。少々重いが、手慣れた複製/Masterful Replicationがあれば装備品すべてをこれのコピーにできる。

モダン以下の環境では純鋼の聖騎士/Puresteel Paladinコーの装具役/Kor Outfitterシガルダの助け/Sigarda's Aidなどの相性のよいカードが多数存在するためより工夫の余地が大きく、ジョニー魂の見せ所。実際、シガルダの助けとの組み合わせはハンマータイムというデッキとして成立した。

リミテッドではコンボパーツが揃いにくいので8マナに到達できるまでは何もしない置物になりがち。名高い武器職人/Renowned Weaponsmithなどマナ加速手段をピックできれば採用を検討できるか。

[編集] ルール

  • 装備したクリーチャーに飛行を与える継続的効果があるなら、それらはタイムスタンプ順に処理され最終的に飛行を持つか持たないか決まる。装備品のタイムスタンプはクリーチャーに装備されるごとに更新されることに注意。
    • 例:墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusは「(1):ターン終了時まで、墨蛾の生息地は飛行と感染を持つ1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ちらつき蛾(Blinkmoth)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。」という能力を持つ。クリーチャー化させた墨蛾の生息地に巨像の鎚を装備させた場合、墨蛾の生息地は飛行を失うが、もう一度クリーチャー化の能力を起動すると巨像の鎚より新しいタイムスタンプで飛行を与える継続的効果が発生するためそれは飛行を持つ。
    • 例:天使の幼獣/Angelic Cubは「天使の幼獣の上に3個以上の+1/+1カウンターがあるかぎり、これは飛行を持つ。」という能力を持つ。これは常在型能力によるものであるため、条件の達成未達成に依らずタイムスタンプは天使の幼獣が戦場に存在したときである。天使の幼獣に巨像の鎚を装備させた場合、その後に天使の幼獣の上に3個以上の+1/+1カウンターが置かれたとしてもタイムスタンプは巨像の鎚の方が新しいため天使の幼獣は飛行を失う。

[編集] 参考

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