飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
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Vorinclex, Voice of Hunger / 飢餓の声、ヴォリンクレックス (6)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
トランプル
あなたがマナを引き出す目的で土地を1つタップするたび、その土地が生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。
対戦相手1人がマナを引き出す目的で土地を1つタップするたび、その土地はそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
緑の派閥の法務官。自分の土地が出すマナは倍になり、対戦相手の土地は2ターンに一度しかアンタップしなくなる。
これの他に似た効果のカードは殆ど存在しないが、Winter's Nightのメリットだけが自分に、デメリットだけが対戦相手に影響すると考えると分かりやすい。
通常、8マナが出る状況でマナ加速しても意味は小さく、そのような状況では対戦相手のマナを縛ることの意義も小さい。リアニメイトなどでコストを踏み倒して高速で戦場に出す手段を伴わないと活躍は難しい。
- モミール・ベーシックではしばしば勝負を決める存在となる。これが出るということは土地が8枚並んでいるはずなので、X=13にして確実に約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endを引き当てることができる。登場時点ではX=15にして1/2の確率で引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornが呼び出すこともできた。
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
[編集] ルール
- 自分のマナを追加で生む能力は誘発型マナ能力であり(CR:605.1b)、スタックに置かれない。
- 相手の土地にアンタップ制限をかける能力は通常の誘発型能力であり、土地をタップした回数だけスタックに置かれる。このカードが戦場を離れても次のアンタップ・ステップまでアンタップ制限はかかり続ける。
- この能力の詳細な誘発条件についてはマナを引き出す目的でタップするを参照。
[編集] ゲームチェンジャー指定
統率者戦では2025年2月11日のブラケット制導入に伴いゲームチェンジャー・カードに指定された。統率者委員会の定めた「土地全体拒否」の定義[1]に厳密には該当しないものの、それでもマナ制限は低ブラケットから距離を取るべきだと考えられたため[2]。
[編集] 関連カード
- 飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
- 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider
- ヴォリンクレックス/Vorinclex
[編集] サイクル
新たなるファイレクシアのファイレクシアン・法務官サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャーであり、コントローラーに利益を与える能力と、対戦相手に不利益を与える能力を併せ持つ。2つの能力は対称的な効果となっている。
- 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
- 核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur
- 囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One
- 隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden
- 飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
[編集] ストーリー
ヴォリンクレックス/Vorinclexは新ファイレクシア/New Phyrexiaのファイレクシア人。男性。
緑の派閥悪意の大群/Vicious Swarmを率いる法務官/Praetor。
詳細はヴォリンクレックス/Vorinclex (ストーリー)を参照。
[編集] 脚注
- ↑ プレイヤー1人につき4枚以上の土地を、それに代わるものを与えずに破壊、追放、バウンスしたり、タップ状態のままにしたり、生み出すマナの種類を変えたりするカードが属する。低ブラケットでは使用不可。
- ↑ Introducing Commander Brackets Beta/「統率者戦ブラケット(ベータ版)」導入のお知らせ(Daily MTG 2025年2月11日 Gavin Verhey著)