ウルザ・ブロック

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'''ウルザ・ブロック'''(''Urza Block'' / ''Urza's Saga Block'')は、[[ウルザズ・サーガ]]、[[ウルザズ・レガシー]]、[[ウルザズ・デスティニー]]の3つのセットからなる[[ブロック (総称)|ブロック]]。別名'''アーティファクト・サイクル'''(''Artifacts Cycle'')。
 
'''ウルザ・ブロック'''(''Urza Block'' / ''Urza's Saga Block'')は、[[ウルザズ・サーガ]]、[[ウルザズ・レガシー]]、[[ウルザズ・デスティニー]]の3つのセットからなる[[ブロック (総称)|ブロック]]。別名'''アーティファクト・サイクル'''(''Artifacts Cycle'')。
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==概要==
 
==概要==
[[アーティファクト]]に多くの名カードが存在する([[厳かなモノリス/Grim Monolith]][[マスティコア/Masticore]]など)。このことや別名からアーティファクトがテーマと思われがちだが、元々は開発部では、この[[ブロック]][[エンチャント]]を焦点としてデザインしていた。そのため[[エンチャント]][[エンチャント]]に関するカードにもこれまた多くの名カードが存在する([[アカデミーの学長/Academy Rector]]、[[ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain]]など)。また、[[休眠エンチャント]][[成長エンチャント]]、[[エターナルエンチャント]]などのエンチャントに関する新システムも登場している。
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*有名なアーティファクトやブロックの別名から、アーティファクトがテーマと誤解されることも多い。
  
あの[[MoMa]]で猛威を振るった[[意外な授かり物/Windfall]][[時のらせん/Time Spiral]][[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]もこのブロックから生まれた。そして、これらのカードはあまりの凶悪さから[[禁止カード]]に指定された。
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ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[サイクリング]]と[[エコー]]。ウルザ・ブロックのサイクリングは全てコストが(2)で、[[サイクリング誘発型能力]]は存在しなかった。
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ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[サイクリング]]と[[エコー]]
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*ウルザ・ブロックのサイクリングは全てコストが(2)で、[[サイクリング誘発型能力]]は存在しなかった。
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*また、ウルザ・ブロックのエコーを持つカードにはエコー[[コスト]]が印刷されていない。これは当時のルールではエコーの解決時にはそのパーマネントの[[マナ・コスト]]を支払うことになっていたためである。
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**現在では[[オラクル]]で、マナ・コストと等しいエコーコストを持つように訂正されている。
  
 
==参考==
 
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**[[カード個別評価:ウルザズ・デスティニー]]
 
**[[カード個別評価:ウルザズ・デスティニー]]
 
*[[カードセット一覧]]
 
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**[[第5版]]
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**[[テンペスト・ブロック]]([[テンペスト]] - [[ストロングホールド]] - [[エクソダス]])
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**[[ウルザ・ブロック]]([[ウルザズ・サーガ]] - [[ウルザズ・レガシー]] - [[ウルザズ・デスティニー]])
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**[[第6版]]
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**[[マスクス・ブロック]]([[メルカディアン・マスクス]] - [[ネメシス]] - [[プロフェシー]])

2021年12月21日 (火) 19:01時点における最新版

ウルザ・ブロック(Urza Block / Urza's Saga Block)は、ウルザズ・サーガウルザズ・レガシーウルザズ・デスティニーの3つのセットからなるブロック。別名アーティファクト・サイクル(Artifacts Cycle)。

セット名 略号 発売日 セット枚数 製品情報(WotC) カードリスト(Wisdom Guild)
ウルザズ・サーガ/Urza's Saga US,USG 1998年10月 350枚 製品情報 カードリスト
ウルザズ・レガシー/Urza's Legacy UL,ULG 1999年2月 143枚 製品情報 カードリスト
ウルザズ・デスティニー/Urza's Destiny UD,UDS 1999年6月 143枚 製品情報 カードリスト

[編集] 概要

テンペスト・ブロックまで描かれた飛翔艦ウェザーライト/Weatherlightの物語は一時中断し、兄弟戦争終結後にウルザ/Urzaが歩んできた歴史を描く。

エンチャントを焦点としてデザインされており、エンチャントやエンチャントに関する多くの名カードが存在する(対立/Opposition補充/Replenishなど)。また、休眠エンチャント成長エンチャントエターナルエンチャントなどのエンチャントに関する新システムも登場している。一方で、史上最高のアーティファクト作成者ウルザ/Urzaの物語を描いていることもあり、アーティファクトにもこれまた多くの名カードが存在する(厳かなモノリス/Grim Monolith通電式キー/Voltaic Keyなど)。

  • 有名なアーティファクトやブロックの別名から、アーティファクトがテーマと誤解されることも多い。

ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will修繕/Tinkerなどの超強力カードを輩出したことで有名。その他、特にウルザズ・サーガにて数多くのコンボパーツを輩出し、MoMaを筆頭に環境1ターンキルの嵐となった。そして、ウルザズ・レガシーにおいて記憶の壺/Memory JarDCIの緊急声明により、マジック史上最速で禁止カードに指定された。ブロック全体でも、前代未聞となる枚数の禁止カードを生み出した。

ブロック固有のキーワード能力サイクリングエコー

  • ウルザ・ブロックのサイクリングは全てコストが(2)で、サイクリング誘発型能力は存在しなかった。
  • また、ウルザ・ブロックのエコーを持つカードにはエコーコストが印刷されていない。これは当時のルールではエコーの解決時にはそのパーマネントのマナ・コストを支払うことになっていたためである。
    • 現在ではオラクルで、マナ・コストと等しいエコーコストを持つように訂正されている。

[編集] 参考

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