エコー
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エコー/Echo | |
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種別 | 誘発型能力 |
登場セット | ウルザ・ブロック 時のらせんブロック モダンホライゾン モダンホライゾン2 |
CR | CR:702.30 |
エコー/Echoは、ウルザ・ブロックで登場し、時のらせんブロック、モダンホライゾンで再登場したキーワード能力。パーマネントが持つ誘発型能力である。
[編集] 定義
エコー [コスト]/Echo [コスト]は、「あなたのアップキープの開始時に、もしあなたがこのパーマネントのコントロールを、あなたの直前のアップキープの開始時より後に得たのであれば、[コスト]を支払わない限りこれを生け贄に捧げる。」を意味する。
[編集] 解説
基本的にはコストを2回に分けて支払うという能力であり、それ自体はデメリットである。ただしその分、同じマナ・コストのカードに比べて性能がアップしており(同じ性能のカードに比べてマナ・コストが軽くなっていると見ることも可能)、より強いパーマネントをより早く戦場に出す能力であると言える。その意味では、環境を高速化させる方向に作用すると考えられる。
ウルザズ・サーガでの初登場時点では、コストを支払わない選択をすることは少なかったが、ウルザズ・レガシーにてエコー持ちの187クリーチャー(なだれ乗り/Avalanche Ridersや錯乱した隠遁者/Deranged Hermitなど)が登場してからは、支払わない場面も見られるようになった。続くウルザズ・デスティニーでは、ETBかつPIGを持つもの(ゴブリンの司令官/Goblin Marshalや狩りをする恐鳥/Hunting Moa)が登場し、より使い捨ての呪文のように使えるデザインとなった。こういった点は、後の想起に受け継がれている。
時のらせんで再登場した際のエコー・コストはすべてそのカードのマナ・コストと同じで、従来のエコーと変わらないものだったが、続く次元の混乱に登場したエコー持ちはすべてマナ・コストと異なるエコー・コストを持っており、またエコー・コストが不定の火山の乱暴者/Volcano Hellionを除き、どのエコー・コストも最初のマナ・コストより高くなっている。また未来予知では、マナ以外の支払いを求めるエコーや、エコーの処理を利用して対戦相手にアドバンテージを与えるナー島の領主/Shah of Naar Isleが登場し、エコーの概念が拡張されている。
赤と緑のカードが特に多く、それらの色のデッキの展開を速めるのに貢献した(時のらせんでの新作エコー持ちカードはすべて赤く、次元の混乱では赤と緑のみである)。アーティファクトにも若干存在する。他の色はかなり少なく、白は3枚、黒は2枚、青にいたってはサイクル1枚しか存在しない。
[編集] ルール
- 他のプレイヤーからコントロールを奪った場合でも、次のアップキープにコストを支払う必要がある。
- フェイズ・インしたパーマネントがエコーを持っている場合、次のアップキープにエコー・コストを支払う必要はない。現在のルールではフェイズ・アウトは位相の変化であり、フェイズ・アウト中もあなたはそのパーマネントをコントロールしているからである。
[編集] 旧ルール
- ウルザ・ブロックの時点では単に「エコー」とのみ表記され、そのパーマネントのマナ・コストを再び支払うというものだった(旧表記のカード画像/新表記のカード画像)。時のらせんでの再登場時にルールが変更され、エコー・コストが個別に設定されるようになり、これに伴ってオラクルのエコーに関するすべての表記が書き換わった。
- 基本セット2010より前はフェイズ・アウトが領域の変更で行われていたため、フェイズ・インしたパーマネントがエコーを持っている場合、次のアップキープにエコー・コストを支払う必要があった。
[編集] その他
- 毎ターン支払うタイプのアップキープ・コストと比べ、支払い忘れてターンを進行してしまうミスもよく見られる。特にスタンダードで使えていた当時のルールでは、支払い忘れた場合には巻き戻して生け贄に捧げる羽目になっていた(→誘発忘れ)。
- エコーは元々スリヴァーと同じく、Mike Elliottがウィザーズ・オブ・ザ・コーストで働くようになる前に作った「天空の道/Astral Ways」というセットのためにデザインしたものだった。その時の名称は「次元ずれ/Planeshift」[1]。