ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)

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泣けるほど弱いデッキ デッキレシピ (神トマトさん 最終更新:2013/09/07 05:47)
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{{Otheruses|ストーリー用語|カード|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren}}
  
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'''ジェイス・ベレレン'''/''Jace Beleren''は[[アラーラの断片]]およびに[[ゼンディカー・ブロック]]、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]のキャラクター。カードとしては[[ローウィン]]の[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]が初出。
※自分のデッキを編集する場合は、「カード編集」ボタン押した画面で編集してください。
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閲覧数 2638 評価回数 17 評価 159 ブックマーク数 1
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==解説==
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[[ラヴニカ/Ravnica]]在住の精神[[ウィザード|魔道士]]/mind mage。他にも精神を読む者(mind reader)、精神の語り手(mind speaker)、精神を引き裂く者(mind ripper)などと呼ばれる。人間男性の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。[[コンピューターゲーム]]「[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]」によると年齢23歳、身長178cm、体重72kg。{{Gatherer|Jace Beleren}}
  
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陰気で内向的な性格だがお人好しな所もあり、[[青]]の魔道士らしく非常に強い好奇心と知識欲を持つ。時にそれらはジェイス自身を危機に陥らせることとなる。読心能力とプレインズウォーカーである事から他者とは滅多に心の底から打ち解けることはないが友情には篤く、過去に多くの友人たちを敵に殺害された事も相俟って、生きている友人たちの安全のためには大切な研究だろうと何もかも投げ打ち、時には己の身をも顧みない。贅沢で快適な暮らしを愛する浪費家だが、いざという時のために遠隔地に偽名で口座を作って給料を貯金しておくというしっかりした面も。
  
モンスター( 18枚 / 9種) 魔法・罠( 22枚 / 14種) エクストラ( 15枚 / 10種)
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正しい使命のためにその力を振るう道と己の欲望を追求する道に常に揺れ動いており、彼がどちらを選ぶのかはまだ判っていない。
▼上級( 5枚 / 2種)
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2 光 5《セイクリッド・エスカ》
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3 光 5《セイクリッド・スピカ》
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▼下級( 13枚 / 7種)
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===精神操作魔法の神童===
1 光 4《オネスト》
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ジェイスは生まれついての精神感応者であり、それは人生の非常に早い時期から顕れては周囲を困惑させた。様々な経験を経てその能力は高まり、読心術・テレパシーなどの生来の魔法だけでなく、透視、念動力、[[対抗呪文/Counterspell|対抗呪文]]、幻影や召喚術なども使用するようになる。彼の幻影魔法は視覚や聴覚だけではなく、非常に困難とされている嗅覚にも影響を及ぼす。コミックや小説などでは[[大気の精霊/Air Elemental]]や[[霜の猛禽/Frost Raptor]]や[[雲のスプライト/Cloud Sprite]]、様々な種類の[[ドレイク]]や[[スフィンクス]]を召喚している。
3 光 4《セイクリッド・ポルクス》
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1 炎 4《暗炎星-ユウシ》
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2 光 4《セイクリッド・ソンブレス》
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3 光 4《セイクリッド・カウスト》
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1 光 2《セイクリッド・ハワー》
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2 光 1《セイクリッド・シェアト》
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▼魔法( 14枚 / 9種)
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1 《大嵐》
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2 《強欲で謙虚な壺》
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1 《増援》
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3 《セイクリッドの超新生》
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1 《ブラック・ホール》
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1 《死者蘇生》
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1 《炎舞-「天キ」》
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1 《月の書》
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3 《サイクロン》
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▼罠( 8枚 / 5種)
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砂漠であろうと青マナから水を作り出すことが出来たり、凄まじい冷気を喚び起こして敵やその施設を凍りつかせたりなど、水や氷に関する魔法も操る。
2 《奈落の落とし穴》
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2 《激流葬》
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2 《聖なるバリア-ミラーフォース-》
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1 《神の警告》
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1 《神の宣告》
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▼エクシーズ( 15枚 / 10種)
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あらゆる言語を理解する魔法を習得しており、[[神河/Kamigawa]]の鼠人/Nezumiともコミュニケーションをとった。
2 光 6《セイクリッド・トレミスM7》
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1 炎 5《No.61 ヴォルカザウルス》
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3 光 5《セイクリッド・プレアデス》
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2 光 4《セイクリッド・ビーハイブ》
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1 地 4《ジェムナイト・パール》
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2 光 4《セイクリッド・オメガ》
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1 闇 4《No.50 ブラック・コーン号》
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1 地 4《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》
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1 光 4《No.39 希望皇ホープ》
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1 地 4《ガガガガンマン》
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勝利方法・デッキカテゴリー デッキ自己評価
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他者の記憶を呼び出すことによってその技能を使用することができ、青の[[友好色]]である[[黒]]と[[白]]の魔法を一部操る。[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|屍術士]]の魔法の記憶を使って刺客を悪夢に襲わせたり、[[イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (ストーリー)|癒し手]]の魔法の記憶を使って傷を回復したり、[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Kallist_Rhoka|熟練した剣士]]の記憶を使って一時的に剣術の達人となった描写がある。
【セイクリッド】で 【ビートダウン】~相手を殴り倒せ! ・攻撃
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攻める強さ。相手の防御を突破し、攻め込める力。
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・防御
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守る強さ。相手の展開・攻撃を防ぐ力。
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・速さ
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デッキが動き出す速さ。攻めが始まったり、コンボの始動する速さなど。
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・安定
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デッキの事故のおきにくさ、様々な状況に対処する力。
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・スタミナ
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長期戦になった場合に戦える強さ。
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キーカード
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他者の精神を読むだけではなくジェイス自身を架け橋として複数の精神を互いに接続させることも可能だが、それはジェイスにとっては多大なる苦痛を受けるだけではなく、自我の崩壊の危機をも伴う。
《セイクリッド・プレアデス》
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運用方法
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とりあいず色々なエクシーズモンスター出して頑張り続けます。
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ポルクス召喚カウスト召喚カウスト効果ポルクスとカウストのレベルを1上げて2体でエクシーズ召喚します。それで、プレアデスかヴォルカザウルスを特殊召喚できたりします。それ以外にも、ポルクス召喚カウスト召喚レベル上げないでランク4のエクシーズモンスターを特殊召喚したりもできます。
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強み・コンボ
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とりあいず色々なエクシーズモンスター出して頑張り続けます。
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ポルクス召喚カウスト召喚カウスト効果ポルクスとカウストのレベルを1上げて2体でエクシーズ召喚します。それで、プレアデスかヴォルカザウルスを特殊召喚できたりします。それ以外にも、ポルクス召喚カウスト召喚レベル上げないでランク4のエクシーズモンスターを特殊召喚したりもできるところ
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弱点・課題点
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色々あります。とりあいず色々なエクシーズモンスター出して頑張り続けます。
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ポルクス召喚カウスト召喚カウスト効果ポルクスとカウストのレベルを1上げて2体でエクシーズ召喚します。それで、プレアデスかヴォルカザウルスを特殊召喚できたりします。それ以外にも、ポルクス召喚カウスト召喚レベル上げないでランク4のエクシーズモンスターを特殊召喚したりできます。
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↑のやつが封じられるところ
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カスタマイズポイント
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みなさんの自由で
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真トマト神トマトだと? (2013-03-28 21:51 )心トマト神が舞い降りたのか (2013-03-28 22:17 )遊星もしかして元真トマトさんですか? (2013-03-29 12:40 )髑髏丸神トマトさん、オレを舎弟にしてください!!! (2013-03-29 13:16 )あついでに「ベイブレードのオナラ」というデッキ名出したり、ウィンは俺の嫁さんにちょっかい出したり、 「オレ遊戯王嫌いです。」とかいうコメントしてるのは全部コイツ。みんな気づいてるからさ、いいかげんそういうのやめない? (2013-03-29 17:10 )神トマト元真トマトです。
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あさん、ついでに「ベイブレードのオナラ」というデッキ名出したり、ウィンは俺の嫁さんにちょっかい出したり、 「オレ遊戯王嫌いです。」とかいうコメントしてるのは全部コイツ。みんな気づいてるからさ、いいかげんそういうのやめない?何を言っているんですかあなたは、そーゆー勘違いやめてくれないですか。結構心傷つくんですけど… (2013-03-30 21:19 )ドラゴン最近多いんですよ、ハンドルネームがあの荒らしさん (2013-03-30 21:39 )神トマトついでに「ベイブレードのオナラ」というデッキ名出したり、ウィンは俺の嫁さんにちょっかい出したり、 「オレ遊戯王嫌いです。」とかいうコメントしいるのはあさんですよね? (2013-03-30 22:00 )あ挑発に乗ってきたw負けず嫌いなんだね。後から上乗せで言うあたり爆笑。まさに罠にひかかった感じ、俺の挑発に乗ってくれる人最近少なかったんで退屈してたがコイツはいいw (2013-03-31 13:34 )心トマト真トマトと神トマトが同じ人って感じがしない
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本物の真トマトを求む!真の方が神より面白いし好き (2013-03-31 14:04 )KARAこのデッキ強いと思います (2013-04-01 12:38 )シャーク神トマトさん川柳のネタにされてましたよ (2013-04-02 14:31 )神トマト元真トマトです。 (2013-04-03 21:11 )神トマト挑発に乗ってきたw負けず嫌いなんだね。後から上乗せで言うあたり爆笑。まさに罠にひかかった感じ、俺の挑発に乗ってくれる人最近少なかったんで退屈してたがコイツはいいw
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(2013-04-03 21:14 )とまおい、神トマト・・・そんなに悔しかったら同じこと言わず対抗しろよ。育ちが知れる。 (2013-04-03 22:33 )ガジェとまさんと真トマトさんは同一人物なんですか? (2013-04-03 22:37 )辛トマトどいつもこいつも幼稚過ぎww (2013-04-05 23:41 )ダンディ「あ」と「とま」は同じ人です (2013-04-10 15:42 )
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名前:
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デッキを評価しよう!
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ジェイスの真の能力は精神操作術であり、その力は他者の記憶や精神を望むままの形に変えてしまうことも、時には完全に破壊することも可能である。ただし、彼自身はその能力をあまり好んでおらず、出来れば使いたくないと考えていた。
デッキの強さではなく、デッキ紹介が参考になったら高評価にしよう!
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評価低(カードレシピのみ) < 評価高(運用方法や強み・コンボなども書かれていて参考になる)
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■セイクリッドカテゴリの他のデッキレシピ
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このようにジェイスは様々な魔法を操る魔道士ではあるものの、それを揮うには多大な集中力と心構えを必要とされるようで肉体的に弱った状態や精神的に動揺させられている状況では思うように発揮できないこともある。出来るだけ血を見ずに穏便に済ませようとする性分も戦いに際しては災いし、危機に瀕することも多い。
2012-09-16 【星達の集い】
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2012-05-26 【カオスセイクリッド】
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2012-11-10 【セイクリッド(仮)】
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2013-06-23 【星々の輝き】
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2013-05-14 【安価セイクリッド(次元軸)】
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2012-01-04 【セイクリッドダーク】
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2013-01-11 【セイクリッド(天キ型)】
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2012-11-25 【新・セイクリッド】
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2013-03-11 【セイクリッド2013(ガチ)】
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2012-10-07 【ランク4・5軸 セイクリッド】
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セイクリッドのデッキレシピをすべて見る▼ ■神トマトさんの他のデッキレシピ
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2013-04-03 【ジャマなデッキ】
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2013-04-15 【マキ〇マムトマト】
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2013-04-07 【虫さん】
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2013-04-21 【誰にも勝てる気がしないけど作ったデッキ】
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2013-03-30 【神トマト】
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2013-05-04 【神トマト】
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2013-04-09 【鳥さん】
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すべて見る▼
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枚数 カード名 種類 属性 レベル 種族 攻撃力 守備力
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2 セイクリッド・エスカ  効果モンスター 5 機械族 2100 1400
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このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキから「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
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3 セイクリッド・スピカ  効果モンスター 5 天使族 2300 1600
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このカードが召喚に成功した時、手札から「セイクリッド」と名のついたレベル5モンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
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1 オネスト 制限 効果モンスター 4 天使族 1100 1900
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自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを手札に戻す事ができる。また、自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。
+
3 セイクリッド・ポルクス  効果モンスター 4 戦士族 1700 600
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このカードが召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。
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1 暗炎星-ユウシ  効果モンスター 4 獣戦士族 1600 1200
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1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
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2 セイクリッド・ソンブレス  効果モンスター 4 天使族 1550 1600
+
自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。「セイクリッド・ソンブレス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。また、この効果を適用したターンのメインフェイズ時に1度だけ発動できる。「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を召喚する。このカードが墓地へ送られたターンに1度だけ、「セイクリッド」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
+
3 セイクリッド・カウスト  効果モンスター 4 獣戦士族 1800 700
+
このカードはシンクロ素材にできない。フィールド上の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を選択して以下の効果から1つを選択して発動できる。この効果は1ターンに2度まで使用できる。●選択したモンスターのレベルを1つ上げる。●選択したモンスターのレベルを1つ下げる。
+
1 セイクリッド・ハワー  効果モンスター 2 魔法使い族 900 100
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このカードをリリースして発動できる。自分の手札・墓地から「セイクリッド・ハワー」以外の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
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2 セイクリッド・シェアト  効果モンスター 1 天使族 100 1600
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相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。また、1ターンに1度、自分のフィールド上・墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。このカードは選択したモンスターと同じレベルになる。フィールド上のこのカードをエクシーズ素材とする場合、「セイクリッド」と名のついたモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。
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1 大嵐 制限 通常魔法 - - - - -
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フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
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2 強欲で謙虚な壺  通常魔法 - - - - -
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自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
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その中から1枚を選択して手札に加え、残りのカードをデッキに戻す。「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン自分は特殊召喚する事ができない。
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1 増援 制限 通常魔法 - - - - -
+
自分のデッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。
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3 セイクリッドの超新生  通常魔法 - - - - -
+
自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター2体を選択して手札に加える。このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
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1 ブラック・ホール 制限 通常魔法 - - - - -
+
フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
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1 死者蘇生 制限 通常魔法 - - - - -
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自分または相手の墓地からモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
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1 炎舞-「天キ」 準制限 永続魔法 - - - - -
+
永続魔法このカードの発動時に、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。「炎舞-「天幾」」は1ターンに1枚しか発動できない。
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1 月の書 制限 速攻魔法 - - - - -
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フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。
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3 サイクロン  速攻魔法 - - - - -
+
フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
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2 奈落の落とし穴 準制限 通常罠 - - - - -
+
相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動する事ができる。その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。
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2 激流葬 準制限 通常罠 - - - - -
+
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動する事ができる。フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
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2 聖なるバリア-ミラーフォース-  通常罠 - - - - -
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相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手フィールド上に存在する攻撃表示モンスターを全て破壊する。
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1 神の警告 制限 カウンター罠 - - - - -
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2000ライフポイントを払って発動する。
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モンスターを特殊召喚する効果を含む効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。
+
1 神の宣告 制限 カウンター罠 - - - - -
+
ライフポイントを半分払って発動する。魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。
+
2 セイクリッド・トレミスM7  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 6 機械族 2700 2000
+
レベル6モンスター×2
+
このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の自分フィールド上の「セイクリッド」と名のついたエクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、自分または相手のフィールド上・墓地のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。
+
1 No.61 ヴォルカザウルス  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 5 恐竜族 2500 1000
+
レベル5モンスター×2
+
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。選択した相手モンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。この効果を発動するターン、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
+
3 セイクリッド・プレアデス  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 5 戦士族 2500 1500
+
光属性レベル5モンスター×2
+
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
+
2 セイクリッド・ビーハイブ  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 機械族 2400 800
+
「セイクリッド」と名のついたレベル4モンスター×2
+
1ターンに1度、自分フィールド上の「セイクリッド」と名のついたモンスターが戦闘を行うダメージステップ時に、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
+
1 ジェムナイト・パール  エクシーズモンスター
+
通常モンスター 4 岩石族 2600 1900
+
レベル4モンスター×2
+
2 セイクリッド・オメガ  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 獣戦士族 2400 500
+
光属性レベル4モンスター×2
+
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分フィールド上の全ての「セイクリッド」と名のついたモンスターは、このターン魔法・罠カードの効果を受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。
+
1 No.50 ブラック・コーン号  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 植物族 2100 1500
+
レベル4モンスター×2
+
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを墓地へ送り、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
+
1 No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 岩石族 2000 2000
+
レベル4モンスター×2
+
相手フィールド上の効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択した効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。
+
1 No.39 希望皇ホープ  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 戦士族 2500 2000
+
レベル4モンスター×2
+
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。そのモンスターの攻撃を無効にする。このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
+
1 ガガガガンマン  エクシーズモンスター
+
効果モンスター 4 戦士族 1500 2400
+
レベル4モンスター×2
+
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このカードの表示形式によって以下の効果を適用する。●攻撃表示:このターン、このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は1000ポイントアップし、その相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。●守備表示:相手ライフに800ポイントダメージを与える。
+
  
 
+
===無限連合/Infinite Consortium===
 +
ジェイスは[[無限連合/Infinite Consortium|無限連合]]として知られる陰謀団の実質的な支配者であった。<ref>[[Path of the Planeswalker]] PLAINSWALKERS (IN ORDER OF APPEARANCE)</ref>
  
+
[[多元宇宙/Multiverse]]に跨る大組織としての連合は一度はジェイスの手によって解体されたが、ラヴニカ支部に残された他の工作員や職員たちに彼がリーダーシップをとって組織を纏めることを期待され、不本意ながらもその役割を担っていた。<ref>[http://community.wizards.com/go/thread/view/75842/18888462/Webcomic_Update!?post_id=322054914#322054914 Webcomic Update!] posted by Brady Dommermuth Jul 28, 2009 - 10:57PM</ref>それでもジェイスは彼らを満足させようとしているために、支配者としての評判は悪くなかった<ref>Test of Metal、[[ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist]]のフレイバー・テキスト</ref>。彼がそうする理由は、精神感応者にとっては自分に悪意を持つ人々の中で過ごすのは辛いことだからだろうと[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Baltrice|部下の1人]]に推測されていた。<ref>Test of Metal</ref>
メインメニュー
+
  
遊戯王カードリスト
+
その後、ジェイスは様々な多元宇宙のトラブルに巻き込まれることに嫌気がさして何の特徴もない街で暮らしていたが、連合の存在や関わりはどうなっているのかは不明である。
遊戯王カード検索
+
遊戯王カテゴリ一覧
+
遊戯王オリカメーカー
+
遊戯王デッキメーカー
+
遊戯王デッキレシピ一覧
+
遊戯王SS投稿
+
一覧
+
  
川柳メーカー
+
===Living Guildpact(生けるギルドパクト)===
一覧
+
[[暗黙の迷路/The Implicit Maze]]を真に解いたことにより、[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate]]の[[パルンズ/Paruns|パルン/Parun]]であるアゾール/Azorの遺志に基づき、ジェイスはラヴニカの10の[[ギルド/Guild]]の調停者たる[[ギルドパクト/Guildpact]]そのものとなった。現在の所は求人についての揉め事や不動産の損壊に対する苦情などの小さな事件の処理が多いようである。
  
裁定検索
+
===ローウィン/Lorwynの夢===
クイズ
+
ジェイスの好奇心を満たす探求の旅の一つに、[[大オーロラ/Great Aurora]]が来る前の[[ローウィン/Lorwyn|ローウィン]]の住人たちの夢の研究の可能性が示唆されている。そこで彼は[[炎族/Flamekin]]の巡礼者[[アシュリング/Ashling]]の精神と遭遇したが、彼女は彼を認識することはなかった。<ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db26 Following a Dream]</ref>
更新
+
  
 +
ただし、これは実際に起こった出来事かどうかは定かではない。
  
+
===燃え尽きぬ炎===
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[[電撃マ王]]の漫画「[[燃え尽きぬ炎]]」では原案の小説「[[The Purifying Fire]]」の[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]との対決は省略され、回想シーンに3コマ登場するのみである。小説でも漫画でも作中言及されなかった彼の名前は、単行本巻末の登場カード紹介で明かされている。
  
 +
===Know Your Magic===
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「デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」の宣伝動画「[http://www.youtube.com/watch?v=G6esiAwJl-4 Know Your Magic]」に実写で登場している。最初は地球の大学生として現れるが、次元渡りをした時にいつもの外套姿へと変化して[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]と対峙した。
  
 +
===ラヴニカ学園===
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「もしもラヴニカが一つの高校だったら?」というコンセプトの公式記事「[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/260 Ravnica High]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/023321/ ラヴニカハイスクール]」では、ジェイスのギルドパクトとしての今後が示唆されている様子。彼は不在がちな[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]校長に代わって全てを制定する教頭という立場となっている。そこでの彼は厳しいが、自分の事務室をいつでも誰にでも開かれた状態であろうとし、誰とでも仲良くやっていこうと気を使いすぎているという。常に集会を開いて様々な問題を解決しようとしているが、大変忙しいので全てには目を配れない。秘書は[[イスペリア/Isperia]]。
  
交流
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==経歴==
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===覚醒前===
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ジェイス・ベレレンは知られてない[[次元/Plane]]にあるSilmot's Crossingと呼ばれる村々の共同体の中の小さな集落に生まれた。幼少期の彼はある日、自分の頭の中に聞こえてくる声が自身のものではないということに気がついた。しかし、その生来の魔法は彼にとってはあまり良い方向には働かなかった。それによって故郷の住人に受け入れられず父親からも遠ざけられたジェイスは、その地域の魔道士アカデミーに連れて行かれた。魔道士[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Alhammarret|Alhammarret(アルハマレット)]]の弟子となり、彼はそこで自分が生まれ持った魔法の使い方を教えられ、その他にも様々な魔法と知識を習得した。
  
       
+
修練の日々の中、偶発的に彼の[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]は点り、多元宇宙と[[久遠の闇/Blind Eternities]]を見出すこととなるが、アルハマレットはそれを幻影魔法の失敗による反作用だと偽った。
  
Login
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それから一年以上が過ぎたある日、彼は自分の力がどれだけ強くなったのかを試すためにアルハマレットの心を覗く。己がプレインズウォーカーであること、それを偽られ隠し続けられていたこと、そして何よりも師が父親にはその事を話していたことを知ってしまい、彼らに裏切られたと感じたジェイスは大いに憤慨した。彼はそれでも数日は堪えていたがついに我慢しきれず、どういう事態を引き起こすかも知らずにアルハマレットの精神の中で己の怒りや心の痛みを解放してしまう。結果、アルハマレットの精神は抹消され呼吸をすることさえも忘れてそのまま死に至り、ジェイスは故郷を追われることとなった。<ref>Agents of Artifice、ジェイスvsチャンドラ 戦略ガイド</ref>
  
ID:
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===Agents of Artifice(1)===
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ラヴニカで暮らすようになったジェイスは精神感応能力を使って富裕者の秘密を探っては恐喝する日々を送っていた。その能力の非凡さをジェイス自身以上に理解していた[[テゼレット/Tezzeret]]は彼を自らの野望の為の手駒として利用するために強引な手段で無限連合に勧誘し、優秀な工作員とするべく様々な訓練を施す。
  
PASS:
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彼はそこで剣士にして暗殺者の[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Kallist_Rhoka|Kallist Rhoka(カリスト・ロォカ)]]とパートナーとなった。カリストとジェイスは兄弟と見紛うばかりに外見がよく似ており、二人は直に親友となり他者からは恋人同士かと疑われる程であった。
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cokkieに記憶
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 ユーザ登録
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ジェイスは様々な連合の任務を遂行していくが、彼にとっては護身以外の理由で他者を傷つける事はどうしても受け入れ難いことだった。しかしテゼレットへの畏怖と恐怖によって連合に逆らえない彼は、無理にでも自分を納得させざるを得なくなっていった。[[神河/Kamigawa]]の任務において、同伴した[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Baltrice|Baltrice(バルトリス)]]の危機を救うため、ジェイスはついにその精神の力によって鼠人[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Bonetooth|Bonetooth(骨の歯)]]の命を奪う。何よりも彼を苦しめたのは、その行為に罪悪感すら抱かなくなったことだった。
  
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===炎に注ぐ油/Fuel for the Fire、The Purifying Fire===
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ジェイスは[[ケファライ/Kephalai]]の星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/Prelateに、盗まれた巻物の奪還と紅蓮術を操る異端者/The Miscreantの[[選り抜きの記憶/Selective Memory|記憶から巻物に関する知識を全て消す]]<ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0310 Card of the Day] - Wednesday, March 10, 2010</ref>ことを依頼される。ジェイスはその異端者の思念を追って次元渡りし、[[レガーサ/Regatha]]のチャンドラ・ナラーと対峙することとなる。その任務は遂行されたが、チャンドラは既に大量の巻物の複製を作成させていたのだった。
  
注目のカード&パック →最新カード
+
===Agents of Artifice(2)===
1
+
エスカレートしていくテゼレットの要求と狂気はジェイスを不安と恐怖に陥れた。テゼレットは己の過失でもある失敗ですらジェイスを処罰し、激しい拷問をするようになった。とある任務を放棄したことを引き金に、ジェイスは無限連合からの脱走を決意する。
キングレムリン
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2
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千眼の邪教神
+
3
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カードブロッカー
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4
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ヴァイパー・リボーン
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5
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墓守の召喚師
+
6
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レプティレス・アンガー
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7
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ドラグニティ-アキュリス
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8
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レプティレス・ヴァースキ
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9
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墓守の大神官
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10
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竜の霊廟
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カリストと共に逃亡生活を送っていた落ち着き先の地区で、彼らは[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]と出会う。ジェイスとリリアナは恋に落ちたが、連合の手は彼らに迫ってきていた。実は彼女はニコル・ボーラスに無限連合を返還するために働いており、テゼレットにジェイスの居場所を明かすことによって二人を対決させようとしていたが、同時にジェイスを本当に愛するようにもなってしまい苦悩するのだった。当初は非常にテゼレットを恐れていたジェイスだが、彼の友人であるというだけの理由で親友のカリストや旧友たちが次々と殺されていくのを見て、ついにテゼレットに闘いを挑む。しかし彼はそのさなかでリリアナの裏切りを知ることとなる。
  
おすすめ最新デッキ
+
ジェイスは一度はテゼレットに敗れて捕えられるもリリアナによって救出される。当初は裏切りによって不信を抱き自暴自棄になっていた彼は救出を拒絶していたが、彼女が恐ろしいデーモンとの契約によって縛られていることを聞き、彼女を受け入れた。
【エアネオ1キル】
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ゴゴゴワールド
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神様のいない日曜日デッキ (墓守魔導)
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カオス型デーモン
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ワンキル極限特化型聖刻龍
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花屋が作った植物族
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からくり
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旋風BFリターン
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3軸炎星in4軸
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風属性シンクロ!(アドバイス募集中)
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鎖打
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自分流BK(初投稿)
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水フルモン
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公認優勝 蟲惑魔
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究極のエクシーズ水精鱗
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06日 00:58
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04日 23:08
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+
  
09月06日つーか、はっきり言うけど500円とか800円で…【世の中サイクロン】
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回復したジェイスは再びテゼレットに戦いを挑む。最終的に彼は神河にてテゼレットの[[エーテリウム/Etherium]]の腕を切り落とし、その[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor|精神をほぼ完全に破壊]]<ref>WORLDWAKE Player's Guide: The Ten Coolest Worldwake Cards(Kenneth Nagle著)</ref>した。
09月06日今回の記事は・・・【カレー男爵のブログ】
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09月05日「タイダルゼータ」【異次元旅行】
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09月05日「効果の扱い」である特殊召喚【じゅらっくらっく】
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09月05日緊急告知! 元池っち店長 さよならパーティ…【いけっち店長ブログ】
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09月05日【遊戯王】ゴールドシリーズ2014の投票はどうな…【世の中サイクロン】
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09月05日「亜空間リセット」で自壊するかしないか【じゅらっくらっく】
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09月05日【遊戯王】汎用カードばっか入れてるのに「ファ…【世の中サイクロン】
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09月03日新参杯【じゅらっくらっく】
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09月02日【魂を】《No.94極氷姫クリスタル・ゼロ》はアビス…【カレー男爵のブログ】
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08月30日『ヴァンガード 絶禍繚乱』9/13(金)発売! カート…【いけっち店長ブログ】
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08月29日遊戯王・2013年9月からの制限改定及び大会ル…【エイセイ的なブログ】
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08月29日帰ってきました、トリシュと一緒に【エイセイ的なブログ】
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08月28日カードキングダムの直営店はもうすぐ決算。だか…【いけっち店長ブログ】
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08月25日【バーンすらも】《ガード・ペンギン》とダメージメ…【カレー男爵のブログ】
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08月24日ACCEL DUEL DUAL TORNAMENT【ACCEL DUEL!!】
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08月24日「ゴーストリックver.2.0」【異次元旅行】
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08月21日さよならバードマン【異次元旅行】
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08月13日更新再開したばかりですが…【エイセイ的なブログ】
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08月11日【遊戯王 デッキ紹介】 ギミックパペット デッキ【ACCEL DUEL!!】
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08月11日【遊戯王 開封動画】 コレクターズパック ゼアル編 …【ACCEL DUEL!!】
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07月14日シンクロノ…シンクロニシティ【フッキーのたまりませんな】
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06月29日仕事と引越しとカードゲーム【フッキーのたまりませんな】
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05月29日カードキングダムの池っち店長とお話してきたぜ【フッキーのたまりませんな】
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そしてジェイスは彼を待ち続けるリリアナを残し、彼女を縛るものから救うためなら出来る限りのことは何でもすると心に誓って何処かへと去っていった。
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===ヴェールの呪い/The Veil's Curse===
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無限連合ラヴニカ支部の実質的な支配者となったジェイスは、かつてチャンドラから奪還した巻物の解読に取り組んでいた。それはどこかの地図らしいということまでは判っていたが、連合の調査を以てしてもどこの地図かまでは見当がつかなかった。
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ラヴニカ支部はかつての恋人であるリリアナによって呪われて正気を失った[[ガラク/Garruk]]による襲撃を受ける。ガラクはジェイスの説得に耳を貸さず、リリアナの居場所を教えることを力尽くで強要する。彼はガラクになんとか落ち着きを取り戻させて、リリアナの居場所を[[次元一覧#タヴェリア/Tavelia|タヴェリア/Tavelia]]と告げたがそれは偽りであった<ref>WORLDWAKE Player's Guide: THE PLANESWALKER STORY</ref>。ガラクはその礼としてか、その巻物が[[ゼンディカー/Zendikar]]の地図であることを教え、その危険性を警告した。
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===Awakenings===
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巻物の謎を解くためにゼンディカーに赴いたジェイスは道中で、傷つき血に飢えた[[アノワン/Anowon]]に襲われる。アノワンを拘束してその記憶を読んだジェイスは、チャンドラとサルカンが自分を出し抜いて[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]に先に向かったことを知る。ジェイスはアノワンにチャンドラの脅威を説いて目の入り口まで案内させる。
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二人はウギンの目に辿りつくも、外にアノワンを残して突然扉が閉ざされる。中に閉じ込められたジェイスはそこでチャンドラと[[ドラゴン変化/Form of the Dragon]]<ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0310 Card of the Day] - Thursday, March 11, 2010</ref>した[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]との戦闘に出くわす。ジェイスはチャンドラを手助けしようとするが魔法は失敗し、それによって面晶体/Hedronによって全員の魔法が吸収されていることに気付く。巻物の暗号について思い当たったジェイスはチャンドラに[[幽霊火/Ghostfire|Sheer Fire(透明な炎)]]を使うことを伝え、さらに[[双つ術/Twincast]]によって共にサルカンを倒す。
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ウギンの目に再び三人のプレインズウォーカーが揃ったことにより[[エルドラージ|エルドラージ/Eldrazi]]が覚醒することとなる。
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===Enter the Eldrazi(1)===
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サルカンの生存を確認したジェイスはこの世界に何が起こっているのかの情報を得るために[[ハリマー/Halimar]]の海門の灯台の賢者に連絡を取り、そこまでアノワンに案内させようとするが、既にウギンの目の影響を受けていたアノワンは聞く耳を持たなかった。[[グロータグの打つもの/Grotag Thrasher]]に乗って船着場へ向かう道中、エルドラージの[[ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog|眷属]]に襲われるものの幻影魔法によって切り抜ける。
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===Consortium Report: "The Incident at the Eye."===
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ジェイスは[[グール・ドラズ/Guul Draz]]大陸にある吸血鬼の都市[[マラキール/Malakir]]や[[バーラ・ゲド/Bala Ged]]大陸を訪れている。マラキールではカラストリア家/House of Kalastriaの、バーラ・ゲドでは探検協会の協力を得て、アノワンの身辺調査をした。
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===Enter the Eldrazi(2)===
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ハリマーの海門の[[マーフォーク]]の賢者からウギンの目やエルドラージのことを聞き、更に情報を集めるために一旦ラヴニカに帰還した。
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===Test of Metal===
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ニコル・ボーラスの手により復活したテゼレットと、新生無限連合の実質的な主として対峙する。
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===ラヴニカへの回帰===
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テゼレットやリリアナ、ウギンの目など、多元宇宙の厄介事に関わる事にジェイスは疲れ果てていた。ラヴニカへと戻った彼は多元宇宙のことを当分忘れようとしてひっそりと暮らしていたが、[[イゼット団/The Izzet]]が不穏なまでに活発な動きを見せていることや、[[ディミーア家/House Dimir]]の暗躍、他ギルドの怪しげな行動、ラヴニカの裏で蠢く正体不明の強力な[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet|精神の存在]]<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=-pw1iCiXFco PAX Party 2012: Return to Ravnica Story and Art]</ref>に気付く。気晴らしを求めていた彼は私的な研究所を設立して観察と調査を開始するも、それがラヴニカにとって何を意味しているのかはまだ判らなかった……。<ref>[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/210a Ravnica, Then and Now]、[http://www.youtube.com/watch?v=NiaDSWzY9HM Return to Ravnica Trailer]</ref>
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===Return to Ravnica: The Secretist, Part One===
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ラヴニカの第10地区/the Tenth Districtに居を構えたジェイスは、イゼット団の街路工事や建物の解体作業場などから基石や敷石の裏に刻まれた謎の暗号を偶然発見する。[[ヴィダルケン]]の研究者Kavin(カヴィン)と共に研究を進めていくうちに、ジェイスはギルド間の抗争に否応なく巻き込まれていく。ギルドのような力を持つものが何をするかは、テゼレットとの経験によってジェイスにはよく判っていた。プレインズウォーカーであるジェイスは次元を渡ってしまえばギルドは彼を追うことは不可能だが、彼の友人たちはラヴニカからは逃れることは出来ない。友人たちを巻き込むことを恐れたジェイスは研究に関する資料と記憶の一切を消すも、気がついた時にはカヴィンの姿はなく、立ち会っていた旧友の[[イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (ストーリー)|イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris]]は拉致されていた。
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彼はイマーラに[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]への勧誘を受けたことによって、彼女を利用してセレズニアへの介入を企むディミーア家の工作員[[精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk, Mind Drinker|ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk]]並びに[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind|ラザーヴ/Lazav]]の注意を引いていた。
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暗号の謎を求めてイゼット団の[[ラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)|ラル・ザレック/Ral Zarek]]と助手スクリーグ(Skreeg)の跡をつけてニヴ=ミゼットの精神を読んだことにより、彼らからも追われる身となった。
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アゾリウス評議会の拘引者の[[第10管区のラヴィニア/Lavinia of the Tenth|ラヴィニア/Lavinia]]に嫌疑をかけられ拘束される所から逃げ出したことにより、彼女から遺恨を持たれることとなった。
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彼の私的研究室である書斎ごと資料を破壊してもらうために雇った[[グルール一族/The Gruul Clans]]の[[自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed|ルーリク・サー/Ruric Thar]]をラヴィニアから逃げ出す時にも利用した。
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何者かの依頼によってイマーラを拉致した[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]のナイトクラブに潜入し、[[ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch]]を退け、屈辱を受けたイクサヴァは[[ラクドス/Rakdos]]にジェイスの死を捧げることを誓った。
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[[ゴルガリ団/The Golgari]]の[[縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped|ヴァロルズ/Varolz]]には、ギルド[[門]]への侵入者と看做され襲われた。
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多くのギルドに様々な因縁によって追われながらも、ジェイスは友人たちの安全のため、そしてギルドの野望を阻止するためにこの次元に留まり自ら消した記憶を取り戻そうと奮闘する。
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===Gatecrash: The Secretist, Part Two===
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なんとかイマーラと合流したジェイスはセレズニアへと彼女を送り届けたが、彼女や[[トロスターニ/Trostani]]からも信望の厚い警備隊長であるCalomir(カロミア)より不自然なまでに侮辱的な扱いを受ける。反発したジェイスはカロミアの精神を読もうとするも果たせず、危険を感じたジェイスはイマーラに警告するものの、彼女は聞き入れなかった。次にラヴィニアに協力を要請するも断られたが、交わした会話の中から若干のヒントを得た。そこからルーリク・サーに書斎と資料の破壊依頼に関する記憶を読ませてほしいと頼んだが、決闘によって権利を勝ち取るように告げられる。精神魔法を反射するルーリク・サーに対し、決闘のルールによって召喚魔法や腐敗魔法を禁じられたジェイスは素手で立ち向かうこととなる。ジェイスは周囲のグルール戦士たちの境遇に同情し、共感することによって彼らの戦闘本能や技術、認識を自らに流入させルーリク・サーを打ち負かす。しかし、双頭のオーガのどちらも手がかりになるような記憶を持たなかった。
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イクサヴァが率いるラクドス信徒がジェイスを探し求めて襲いかかった時、ジェイスはルーリク・サーの記憶の中で、破壊される直前の図表やメモへの一瞥を見出した。ルーリク・サーはここは自分たちが食い止めるから逃げろとジェイスに告げる。ジェイスは数で圧倒的に劣る彼らを見捨てては行けないと、グルールの戦士たちがラクドス信徒へと切り込む間にイクサヴァの記憶から巨大なラクドス自身の幻影を作り上げ、信徒たちを彼らの領域へと引き返すように誘導してグルールから引き離した。その先ではセレズニアの軍隊がラクドスを強襲し、更に[[ボロス軍/Boros Legion]]の分遣隊が攻撃するという修羅場だった。ジェイスはイクサヴァとその手先たちに絡め取られて拷問を受けそうになる。争いを止めようとしたことによってギルドの裏切り者として連行されるイマーラの求めに応じ、ジェイスはこの状況の中でもなんとか精神接続を維持していた。
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戦いの混乱の最中、空に巨大なニヴ=ミゼットの姿が投影され、争いは一旦静まった。ニヴ=ミゼットは今まで厳重に秘密にしていた計画である「暗黙の迷路」の存在を公表し、全ギルドの代表者による迷路競争の開催を宣言した。ジェイスはニヴ=ミゼットが長い間の研究対象へ何故他のギルドに介入させようとするのかは理解できなかったが、イゼット団の優位のためか迷路の順路などの重要な情報は伏せていることに気がついていた。ニヴ=ミゼットの投影像が消えた後、カロミアの姿をとっていたラザーヴと配下の魔導士達はイクサヴァを殴り倒して彼女の手先を始末し、ジェイスを拘束して地下街のアジトへと拉致した。
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===Dragon's Maze: The Secretist, Part Three===
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ラザーヴへの情報提供を拒んだジェイスは石の中の牢に押し込められ、そこでミルコと彼に吸血鬼にされたカヴィンに襲われる。二人に抑えこまれながらも、ジェイスはセレズニアによって監禁されたイマーラの求めに応じて精神接続を保ち続け、ミルコに血と情報を奪われながらも彼女にカロミアがラザーヴに取って代わられていることや迷路の順路の情報を送り、迷路走者となるように指示する。全てを伝え終わった後、ジェイスは地下牢から次元渡りで脱出した。
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脱出した先はゼンディカーだった。都市文明とは程遠い荒涼とした風景の中、ジェイスはラヴニカやギルドのことが全て狂った夢のように感じていた。そこで彼は[[コー/Kor]]の家族の精神を感知し、大災害の中でも強いて家族を元気づけようとする母親と絶望に打ち拉がれそうになっている子供たちの心に触れた。ジェイスはなんとか母親の気持ちを子供たちに伝えたいと思い、自身を架け橋として家族の精神を繋ぎ合わせた。それは非常に苦痛を伴う魔法でありジェイスは即座に接続を切ったが、その接触は彼に再びラヴニカへと向かわせる決意を与えた。
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迷路の終点でもあるアゾール公会広場/Forum of Azorへと降り立ったジェイスは、中庭の演壇にある立石の中に何者かの思考の存在を感じる。その存在はアゾリウスのパルンであるアゾールの遺言執行者であり、The bailiff(執行官)と名乗った。執行官は迷路は[[ギルドパクト/Guildpact]]が破壊された時に開始される査定であり、成功させるためには全てのギルドがアゾール公会広場に揃う必要があると、成功の暁には最も相応しい者がギルドパクトを具現化すると、そしてギルドが失敗した場合には[[至高の評決/Supreme Verdict]]が下されると告げた。疑問は残るものの、ジェイスは礼を言ってその場を離れた。ジェイスは情報を得るためにアゾリウスを盗聴すると、ラザーヴがカヴィンの姿となって[[イスペリア/Isperia]]やラヴィニアと会話しているのを発見する。イスペリアは至高の評決が地区全体をも抹消するであろう破壊的呪文であることを明かした。
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迷路競争の開催当日、[[ギルド渡りの遊歩道/Transguild Promenade]]の下でジェイスはイマーラを見つけた。他のギルドの迷路走者と違い、彼女は護衛もなく一人で、しかもトロスターニから与えられていたエレメンタルを使役する呪文を剥奪されていた。ジェイスは気弱になっている彼女を励ましながら共に迷路へと向かう。
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イマーラを見捨てたセレズニアは彼らの門を守護することさえ怠っていた。そこで待ち構えていた[[シミック連合/The Simic Combine]]の迷路走者、[[育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade|ヴォレル/Vorel]]にイマーラは危うく殺されそうになる。そこに突然現れたセレズニアの兵士の一群がヴォレルとその配下に剣を突きつけて彼女を開放するように要求し、ヴォレルは従って先へと急いだ。イマーラはギルドが自分を見捨てていないと喜ぶも、それはジェイスが作りだした幻影だった事を知って酷く落胆する。セレズニアの人々の心を変えさせることも考慮に入れていた事を認めたジェイスに対し、イマーラは一体彼は何者なのかという疑問を抱くようになる。
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ゴルガリ門ではシミック代表団と[[軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion|タージク/Tajic]]に率いられたボロスの部隊、それらを迎え撃つヴァロルズの三つ巴となっていた。ヴァロルズに橋から落とされて辛うじて片手で捉まるヴォレルを、ジェイスは咄嗟に隠れていた所から飛び出して引き上げた。彼らはヴァロルズに対し共同戦線を張って門を通過した。
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アゾリウス門では、ラヴィニアとラザーヴが化けたカヴィンがジェイスを逮捕しようと待ち構えていた。彼を置いていくわけにはいかないと抗議するイマーラとヴォレルを先に行かせ、ジェイスは手錠をかけられイスペリアの前へ連行される。ジェイスはイスペリアに速やかな判決を要求し、その刑の執行を保留し自分を自由にして世界を救いに行かせるべきと主張した。イスペリアはそれを聞き入れ、判決は有罪ながらも刑期は無しとした。
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ディミーア門では特に大きな障害はなかったが、オルゾフ門では[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate]]の走者、[[テイサ・カルロフ/Teysa Karlov]]が、ヴォレルとはぐれたイマーラを買収しようとしていた。ジェイスはテイサの護衛の騎士やギルド魔道士たちの精神を歪め、彼らの主を襲わせた。ギルドパクトの具現化には全てのギルドの走者がアゾール公会広場に集まることが必要なことを咄嗟に思い出したジェイスは慌ててテイサを助けた。体勢を立て直したテイサは[[無慈悲な追い立て/Merciless Eviction|黒い太陽の呪文]]で反逆者たちを倒し、ジェイスたちをも始末しようとする。ジェイスは簡単にそれを打ち消し、ここで1時間待った後に迷路を進むか、イマーラに奉仕する使用人へと永遠に変えられるかの二択を突きつけた。テイサは前者を選び、ジェイスとイマーラは次へと進んだ。
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イゼット門では本来の走者[[イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon|メーレク/Melek]]を殺して成り代わったラル・ザレックが待ち構えていた。ジェイスはラルの心を読み、彼もまたプレインズウォーカーであることを知る。ジェイスは彼に同じプレインズウォーカーとして、争わずに世界のために門を通過させるように説く。しかし迷路の賞品とされる力を欲するラルは聞き入れず、ジェイスがプレインズウォーカーの本性を隠していることを後から追いついたイマーラの前で暴いて嘲笑う。ジェイスは己の正体をイマーラに打ち明けるが、彼女は理解できずに拒絶し、一人で先を進んだ。ラルとジェイス、二人のプレインズウォーカーはついに激突する。ラルはジェイスを殺すために事前に準備を固めて待ち構えていたが、彼の最大の誤算はジェイスには迷路走者であるラルを殺すつもりはないという事だった。戦いの最中、ジェイスは幻影と入れ替わってそれをラルに追わせ、その隙に門を通過して先へと急いだ。
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ラクドス門を目指し[[迷宮の宮殿、リックス・マーディ/Rix Maadi, Dungeon Palace|リックス・マーディ/Rix Maadi]]に向かうと、そこにはトロスターニが駆けつけており、イマーラは既にアゾール公会広場へ向かったとジェイスに告げた。広場に到着した時、迷路の経路を通って広場中央の立石にマナが集まっていくのがジェイスの目には見えた。空を見上げてじっとただずむイマーラを除いて全ての迷路走者たちは相争っていた。ジェイスは戦いを辞めるように叫ぶも、ラザーヴはそれぞれの走者に近しい者の姿となって暗示をかけ、ますます争うようになっていった。マナの流れは激しくなり、ギルドシンボルを刻まれた柱の印章が輝いた時、立石の上に執行官が姿を現し、アゾールの遺言により評決を届けると宣告した。それぞれの迷路走者の心に地区全体を焼き払う破壊の呪文が伝えられ、それは彼らの「他のギルドを滅ぼしたい」という願望を満たした。
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ジェイスは彼ら10人の精神に自分の精神を突き入れて、全てを抱え込んだ。彼らの心をお互いの見地、思考、感情で溢れさせ、希望や信念や人生観を共有させた。それはジェイスにとっては己の自我と認識の境界を崩壊させる、自己犠牲とも言える行動であった。崩れ落ちていく精神の中、ジェイスは自分の名を呼ぶ声を聞いた。それは執行官だった。自己を取り戻したジェイスは執行官にギルドパクトは新たな形態をとって具現化したと、そしてそれはジェイス自身であるということを告げられる。
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広場の演壇で目を覚ましたジェイスを、ニヴ=ミゼットが見つめていた。ニヴ=ミゼットはギルドパクトの復活を宣言し、ジェイスを試すような質問を投げかける。その反応と回答に満足したかのように、ニヴ=ミゼットは去った。
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第10地区のジェイスの書斎兼私的研究所跡地に、生けるギルドパクトとしての彼の公館であるEmbassy of The Guildpact(ギルドパクト大使館)の建設が進められていた。訪れたラヴィニアに、ジェイスは判断を下すための助けとなる諮問委員会の議員になるように依頼し、彼女は承諾する。そこにイマーラが訪れ、ラヴィニアは席を外した。イマーラの用件はジェイスの正体に関する記憶を消して欲しいということだった。彼女はセレズニアに真に献身するために、トロスターニやギルドの人々と全ての知識を共有する必要があった。そして、多元宇宙の知識はイマーラだけでなく彼ら全てにとって命取りとなるだろう。
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ジェイスはイマーラに自分の真実を受け入れて欲しいと望んでいた。そして、イマーラの精神をわずかでも引き裂き、一言でも彼女に言った言葉を消すことはある種の別れにも等しい行為だった。しかし、ジェイスは彼女の願いを叶えた。彼の苦悩とは裏腹に、その魔法の実行は容易だった。
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==登場==
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===登場カード===
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*[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]
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*[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]
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*[[記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept]]
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*[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]
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====[[デュエルデッキ]]====
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*[[ジェイスvsチャンドラ]]
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====カード名に登場====
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;[[基本セット2011]]
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:[[ジェイスの消去/Jace's Erasure]]、[[ジェイスの創意/Jace's Ingenuity]]
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;[[基本セット2012]]
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:[[ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist]]、[[ジェイスの消去/Jace's Erasure]]
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;[[基本セット2013]]
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:[[ジェイスの幻/Jace's Phantasm]]
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;[[基本セット2014]]
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:[[ジェイスの精神追い/Jace's Mindseeker]]
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;[[フライデー・ナイト・マジック]] プロモ
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:ジェイスの創意/Jace's Ingenuity
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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;ジェイスvsチャンドラ
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:[[対抗呪文/Counterspell]]
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;[[Archenemy]]
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:[[チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage]]
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;[[基本セット2010]]
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:[[集団意識/Hive Mind]]、[[幻影の召使い/Illusionary Servant]]、[[精神の制御/Mind Control]]、[[幻影の戦士/Phantom Warrior]]
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;[[ゼンディカー]]
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:[[召喚士の破滅/Summoner's Bane]]
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;[[ワールドウェイク]]
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:[[自然の要求/Nature's Claim]]、[[選り抜きの記憶/Selective Memory]]
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;[[エルドラージ覚醒]]
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:[[解明/Lay Bare]]
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;基本セット2011
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:チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、精神の制御/Mind Control
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;基本セット2012
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:[[移し変え/Redirect]]、ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist
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;基本セット2013
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:[[本質の散乱/Essence Scatter]]、ジェイスの幻/Jace's Phantasm、[[精神刻み/Mind Sculpt]]、[[全知/Omniscience]]、移し変え/Redirect
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;[[ギルド門侵犯]]
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:[[力線の幻影/Leyline Phantom]]
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;基本セット2014
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:本質の散乱/Essence Scatter、[[幻影の戦士/Phantom Warrior]]
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;[[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク#ゲートウェイレベル|ゲートウェイ]] プロモ
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:精神の制御/Mind Control
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====[[イラスト]]に登場====
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;ジェイスvsチャンドラ
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:対抗呪文/Counterspell、[[嘘か真か/Fact or Fiction]]
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;ワールドウェイク
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:選り抜きの記憶/Selective Memory
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;エルドラージ覚醒
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:解明/Lay Bare
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;基本セット2011
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:ジェイスの消去/Jace's Erasure、ジェイスの創意/Jace's Ingenuity
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;基本セット2012
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:ジェイスの消去/Jace's Erasure
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;基本セット2013
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:ジェイスの幻/Jace's Phantasm、精神刻み/Mind Sculpt(手のみ)、全知/Omniscience
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;[[ドラゴンの迷路]]
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:[[発掘された道しるべ/Uncovered Clues]]
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;基本セット2014
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:ジェイスの精神追い/Jace's Mindseeker
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;[[プレイヤー褒賞プログラムプロモ]]
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:[[否認/Negate]]
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;フライデー・ナイト・マジック プロモ
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:ジェイスの創意/Jace's Ingenuity
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===登場作品===
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db26 Following a Dream](掌編、Savor the Flavor 2008年5月5日 Doug Beyer著)
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*[[Agents of Artifice]](小説)
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*炎に注ぐ油/Fuel for the Fire([http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/12c 2]、[http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/13b 3])(コミック)
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*[[The Purifying Fire]](小説)
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*ヴェールの呪い/The Veil's Curse([http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/49a 1]、[http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/50a 2]、[http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/51a 3])(コミック)
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*The Wild Son([http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/67b 1])(コミック、名前のみ)
 +
*Awakenings([http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/81a 1]、[http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/82a 2]、[http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/83b 3])(コミック)
 +
*Enter the Eldrazi([http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/85a 1])(コミック)
 +
*[[The Curse of the Chain Veil]](小説 発売無期延期)
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*[[Test of Metal]](小説)
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*[[燃え尽きぬ炎]](漫画)
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*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/74 Consortium Report: "The Incident at the Eye."](掌編、Savor the Flavor 2010年1月20日 [[Jenna Helland]]著)
 +
*[[Zendikar: In the Teeth of Akoum]](小説、ウギンの目での出来事がアノワンに言及されるのみ)
 +
*[http://www.youtube.com/watch?v=rSMYFrb-oxg Duels 2013 "Know Your Magic" Trailer]/[http://www.youtube.com/watch?v=G6esiAwJl-4 日本語版](予告動画)
 +
*2013 CORE SET Player's Guide(掌編、基本セット2013 [[ファットパック]]付属)
 +
*[http://www.youtube.com/watch?v=NiaDSWzY9HM Return to Ravnica Trailer]/[http://www.youtube.com/watch?v=uWNGEgnCZDs 日本語版](ラヴニカへの回帰 予告編)
 +
*[[Return to Ravnica: The Secretist, Part One]](小説)
 +
*[[Gatecrash: The Secretist, Part Two]](小説)
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/243 Barrin's Tall Tale]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/018355/ バーリンの仰天話](掌編、Uncharted Realms 2013年4月17日 Adam Lee著)
 +
*[[Dragon's Maze: The Secretist, Part Three]](小説)
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/250 Last Day]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/022983/ 最後の日](Uncharted Realms 2013年6月5日 [[Colin Kawakami]]著、名前は出されずほのめかされるのみ)
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/260 Ravnica High]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/023321/ ラヴニカハイスクール](Uncharted Realms 2013年8月14日 [[Jennifer Clarke Wilkes]]著)
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 +
===登場記事===
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/planeswalkers.aspx?x=mtg/multiverse/planeswalkers/jace Planeswalkers Minisite: Jace](公式サイト)
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*[http://www.wizards.com/magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db7 Planeswalkers Unmasked](Savor the Flavor 2007年10月24日 [[Doug Beyer]]著、[[Aleksi Briclot]]によるフードをとったジェイスのデザイン画あり)
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*[http://web.archive.org/web/20100420042142/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/lrw/index.html 製品情報:ローウィン]([[タカラトミー]]、サイト消失のためInternet Archive)
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*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/11 Jace vs. Chandra](R&D記事、Feature Article 2008年11月3日 [[Kenneth Nagle]]著)
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*WORLDWAKE Player's Guide(ワールドウェイク ファットパック付属)
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*[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/91 Planeswalker Potpourri] (Savor the Flavor 2010年5月19日 Doug Beyer著)
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*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/84 The Eldrazi Arisen](Feature Article 2010年5月29日 Doug Beyer著)
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/150 Eleventeen M12 Art Tidbits. Also, Plants!]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001913/ 基本セット2012のアート・21の美味しい記事、それと植物!](Savor the Flavor 2011年7月6日 [[Brady Dommermuth]]著)
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/209 Planeswalker's Guide to Return to Ravnica: Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/003754/ プレインズウォーカーのための「ラヴニカへの回帰」案内 その1](Feature Article 2012年8月22日 The Magic Creative Team著)
 +
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/210a Ravnica, Then and Now]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/003805/ ラヴニカ、その過去と現在](Feature Article 2012年8月29日 Adam Lee著)
 +
*RETURN TO RAVNICA Player's Guide([[ラヴニカへの回帰]] ファットパック付属)
 +
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/223c Return to Ravnica:The Secretist, Part One](Feature Article 2012年11月28日 Doug Beyer著)
 +
*GATECRASH Player's Guide(ギルド門侵犯 ファットパック付属)
 +
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/236 Gatecrash: The Secretist, Part Two](Feature Article 2013年2月26日 Doug Beyer著)
 +
*DRAGON'S MAZE Player's Guide(ドラゴンの迷路 ファットパック付属)
 +
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/248c Dragon's Maze: The Secretist, Part Three](Feature Article 2013年5月22日 Doug Beyer著)
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 +
==脚注==
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<references/>
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==参考==
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*[[背景世界/ストーリー用語]]
 +
[[Category:プレインズウォーカー|しぇいす]]

2013年9月17日 (火) 13:25時点における版

ジェイス・ベレレン/Jace Belerenアラーラの断片およびにゼンディカー・ブロックラヴニカへの回帰ブロックのキャラクター。カードとしてはローウィンジェイス・ベレレン/Jace Belerenが初出。

目次

解説

ラヴニカ/Ravnica在住の精神魔道士/mind mage。他にも精神を読む者(mind reader)、精神の語り手(mind speaker)、精神を引き裂く者(mind ripper)などと呼ばれる。人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalkerコンピューターゲームデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」によると年齢23歳、身長178cm、体重72kg。イラスト

陰気で内向的な性格だがお人好しな所もあり、の魔道士らしく非常に強い好奇心と知識欲を持つ。時にそれらはジェイス自身を危機に陥らせることとなる。読心能力とプレインズウォーカーである事から他者とは滅多に心の底から打ち解けることはないが友情には篤く、過去に多くの友人たちを敵に殺害された事も相俟って、生きている友人たちの安全のためには大切な研究だろうと何もかも投げ打ち、時には己の身をも顧みない。贅沢で快適な暮らしを愛する浪費家だが、いざという時のために遠隔地に偽名で口座を作って給料を貯金しておくというしっかりした面も。

正しい使命のためにその力を振るう道と己の欲望を追求する道に常に揺れ動いており、彼がどちらを選ぶのかはまだ判っていない。

精神操作魔法の神童

ジェイスは生まれついての精神感応者であり、それは人生の非常に早い時期から顕れては周囲を困惑させた。様々な経験を経てその能力は高まり、読心術・テレパシーなどの生来の魔法だけでなく、透視、念動力、対抗呪文、幻影や召喚術なども使用するようになる。彼の幻影魔法は視覚や聴覚だけではなく、非常に困難とされている嗅覚にも影響を及ぼす。コミックや小説などでは大気の精霊/Air Elemental霜の猛禽/Frost Raptor雲のスプライト/Cloud Sprite、様々な種類のドレイクスフィンクスを召喚している。

砂漠であろうと青マナから水を作り出すことが出来たり、凄まじい冷気を喚び起こして敵やその施設を凍りつかせたりなど、水や氷に関する魔法も操る。

あらゆる言語を理解する魔法を習得しており、神河/Kamigawaの鼠人/Nezumiともコミュニケーションをとった。

他者の記憶を呼び出すことによってその技能を使用することができ、青の友好色であるの魔法を一部操る。屍術士の魔法の記憶を使って刺客を悪夢に襲わせたり、癒し手の魔法の記憶を使って傷を回復したり、熟練した剣士の記憶を使って一時的に剣術の達人となった描写がある。

他者の精神を読むだけではなくジェイス自身を架け橋として複数の精神を互いに接続させることも可能だが、それはジェイスにとっては多大なる苦痛を受けるだけではなく、自我の崩壊の危機をも伴う。

ジェイスの真の能力は精神操作術であり、その力は他者の記憶や精神を望むままの形に変えてしまうことも、時には完全に破壊することも可能である。ただし、彼自身はその能力をあまり好んでおらず、出来れば使いたくないと考えていた。

このようにジェイスは様々な魔法を操る魔道士ではあるものの、それを揮うには多大な集中力と心構えを必要とされるようで肉体的に弱った状態や精神的に動揺させられている状況では思うように発揮できないこともある。出来るだけ血を見ずに穏便に済ませようとする性分も戦いに際しては災いし、危機に瀕することも多い。

無限連合/Infinite Consortium

ジェイスは無限連合として知られる陰謀団の実質的な支配者であった。[1]

多元宇宙/Multiverseに跨る大組織としての連合は一度はジェイスの手によって解体されたが、ラヴニカ支部に残された他の工作員や職員たちに彼がリーダーシップをとって組織を纏めることを期待され、不本意ながらもその役割を担っていた。[2]それでもジェイスは彼らを満足させようとしているために、支配者としての評判は悪くなかった[3]。彼がそうする理由は、精神感応者にとっては自分に悪意を持つ人々の中で過ごすのは辛いことだからだろうと部下の1人に推測されていた。[4]

その後、ジェイスは様々な多元宇宙のトラブルに巻き込まれることに嫌気がさして何の特徴もない街で暮らしていたが、連合の存在や関わりはどうなっているのかは不明である。

Living Guildpact(生けるギルドパクト)

暗黙の迷路/The Implicit Mazeを真に解いたことにより、アゾリウス評議会/The Azorius Senateパルン/Parunであるアゾール/Azorの遺志に基づき、ジェイスはラヴニカの10のギルド/Guildの調停者たるギルドパクト/Guildpactそのものとなった。現在の所は求人についての揉め事や不動産の損壊に対する苦情などの小さな事件の処理が多いようである。

ローウィン/Lorwynの夢

ジェイスの好奇心を満たす探求の旅の一つに、大オーロラ/Great Auroraが来る前のローウィンの住人たちの夢の研究の可能性が示唆されている。そこで彼は炎族/Flamekinの巡礼者アシュリング/Ashlingの精神と遭遇したが、彼女は彼を認識することはなかった。[5]

ただし、これは実際に起こった出来事かどうかは定かではない。

燃え尽きぬ炎

電撃マ王の漫画「燃え尽きぬ炎」では原案の小説「The Purifying Fire」のチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarとの対決は省略され、回想シーンに3コマ登場するのみである。小説でも漫画でも作中言及されなかった彼の名前は、単行本巻末の登場カード紹介で明かされている。

Know Your Magic

「デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」の宣伝動画「Know Your Magic」に実写で登場している。最初は地球の大学生として現れるが、次元渡りをした時にいつもの外套姿へと変化してニコル・ボーラス/Nicol Bolasと対峙した。

ラヴニカ学園

「もしもラヴニカが一つの高校だったら?」というコンセプトの公式記事「Ravnica High/ラヴニカハイスクール」では、ジェイスのギルドパクトとしての今後が示唆されている様子。彼は不在がちなニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet校長に代わって全てを制定する教頭という立場となっている。そこでの彼は厳しいが、自分の事務室をいつでも誰にでも開かれた状態であろうとし、誰とでも仲良くやっていこうと気を使いすぎているという。常に集会を開いて様々な問題を解決しようとしているが、大変忙しいので全てには目を配れない。秘書はイスペリア/Isperia

経歴

覚醒前

ジェイス・ベレレンは知られてない次元/PlaneにあるSilmot's Crossingと呼ばれる村々の共同体の中の小さな集落に生まれた。幼少期の彼はある日、自分の頭の中に聞こえてくる声が自身のものではないということに気がついた。しかし、その生来の魔法は彼にとってはあまり良い方向には働かなかった。それによって故郷の住人に受け入れられず父親からも遠ざけられたジェイスは、その地域の魔道士アカデミーに連れて行かれた。魔道士Alhammarret(アルハマレット)の弟子となり、彼はそこで自分が生まれ持った魔法の使い方を教えられ、その他にも様々な魔法と知識を習得した。

修練の日々の中、偶発的に彼のプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkは点り、多元宇宙と久遠の闇/Blind Eternitiesを見出すこととなるが、アルハマレットはそれを幻影魔法の失敗による反作用だと偽った。

それから一年以上が過ぎたある日、彼は自分の力がどれだけ強くなったのかを試すためにアルハマレットの心を覗く。己がプレインズウォーカーであること、それを偽られ隠し続けられていたこと、そして何よりも師が父親にはその事を話していたことを知ってしまい、彼らに裏切られたと感じたジェイスは大いに憤慨した。彼はそれでも数日は堪えていたがついに我慢しきれず、どういう事態を引き起こすかも知らずにアルハマレットの精神の中で己の怒りや心の痛みを解放してしまう。結果、アルハマレットの精神は抹消され呼吸をすることさえも忘れてそのまま死に至り、ジェイスは故郷を追われることとなった。[6]

Agents of Artifice(1)

ラヴニカで暮らすようになったジェイスは精神感応能力を使って富裕者の秘密を探っては恐喝する日々を送っていた。その能力の非凡さをジェイス自身以上に理解していたテゼレット/Tezzeretは彼を自らの野望の為の手駒として利用するために強引な手段で無限連合に勧誘し、優秀な工作員とするべく様々な訓練を施す。

彼はそこで剣士にして暗殺者のKallist Rhoka(カリスト・ロォカ)とパートナーとなった。カリストとジェイスは兄弟と見紛うばかりに外見がよく似ており、二人は直に親友となり他者からは恋人同士かと疑われる程であった。

ジェイスは様々な連合の任務を遂行していくが、彼にとっては護身以外の理由で他者を傷つける事はどうしても受け入れ難いことだった。しかしテゼレットへの畏怖と恐怖によって連合に逆らえない彼は、無理にでも自分を納得させざるを得なくなっていった。神河/Kamigawaの任務において、同伴したBaltrice(バルトリス)の危機を救うため、ジェイスはついにその精神の力によって鼠人Bonetooth(骨の歯)の命を奪う。何よりも彼を苦しめたのは、その行為に罪悪感すら抱かなくなったことだった。

炎に注ぐ油/Fuel for the Fire、The Purifying Fire

ジェイスはケファライ/Kephalaiの星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/Prelateに、盗まれた巻物の奪還と紅蓮術を操る異端者/The Miscreantの記憶から巻物に関する知識を全て消す[7]ことを依頼される。ジェイスはその異端者の思念を追って次元渡りし、レガーサ/Regathaのチャンドラ・ナラーと対峙することとなる。その任務は遂行されたが、チャンドラは既に大量の巻物の複製を作成させていたのだった。

Agents of Artifice(2)

エスカレートしていくテゼレットの要求と狂気はジェイスを不安と恐怖に陥れた。テゼレットは己の過失でもある失敗ですらジェイスを処罰し、激しい拷問をするようになった。とある任務を放棄したことを引き金に、ジェイスは無限連合からの脱走を決意する。

カリストと共に逃亡生活を送っていた落ち着き先の地区で、彼らはリリアナ・ヴェス/Liliana Vessと出会う。ジェイスとリリアナは恋に落ちたが、連合の手は彼らに迫ってきていた。実は彼女はニコル・ボーラスに無限連合を返還するために働いており、テゼレットにジェイスの居場所を明かすことによって二人を対決させようとしていたが、同時にジェイスを本当に愛するようにもなってしまい苦悩するのだった。当初は非常にテゼレットを恐れていたジェイスだが、彼の友人であるというだけの理由で親友のカリストや旧友たちが次々と殺されていくのを見て、ついにテゼレットに闘いを挑む。しかし彼はそのさなかでリリアナの裏切りを知ることとなる。

ジェイスは一度はテゼレットに敗れて捕えられるもリリアナによって救出される。当初は裏切りによって不信を抱き自暴自棄になっていた彼は救出を拒絶していたが、彼女が恐ろしいデーモンとの契約によって縛られていることを聞き、彼女を受け入れた。

回復したジェイスは再びテゼレットに戦いを挑む。最終的に彼は神河にてテゼレットのエーテリウム/Etheriumの腕を切り落とし、その精神をほぼ完全に破壊[8]した。

そしてジェイスは彼を待ち続けるリリアナを残し、彼女を縛るものから救うためなら出来る限りのことは何でもすると心に誓って何処かへと去っていった。

ヴェールの呪い/The Veil's Curse

無限連合ラヴニカ支部の実質的な支配者となったジェイスは、かつてチャンドラから奪還した巻物の解読に取り組んでいた。それはどこかの地図らしいということまでは判っていたが、連合の調査を以てしてもどこの地図かまでは見当がつかなかった。

ラヴニカ支部はかつての恋人であるリリアナによって呪われて正気を失ったガラク/Garrukによる襲撃を受ける。ガラクはジェイスの説得に耳を貸さず、リリアナの居場所を教えることを力尽くで強要する。彼はガラクになんとか落ち着きを取り戻させて、リリアナの居場所をタヴェリア/Taveliaと告げたがそれは偽りであった[9]。ガラクはその礼としてか、その巻物がゼンディカー/Zendikarの地図であることを教え、その危険性を警告した。

Awakenings

巻物の謎を解くためにゼンディカーに赴いたジェイスは道中で、傷つき血に飢えたアノワン/Anowonに襲われる。アノワンを拘束してその記憶を読んだジェイスは、チャンドラとサルカンが自分を出し抜いてウギンの目/Eye of Uginに先に向かったことを知る。ジェイスはアノワンにチャンドラの脅威を説いて目の入り口まで案内させる。

二人はウギンの目に辿りつくも、外にアノワンを残して突然扉が閉ざされる。中に閉じ込められたジェイスはそこでチャンドラとドラゴン変化/Form of the Dragon[10]したサルカン・ヴォル/Sarkhan Volとの戦闘に出くわす。ジェイスはチャンドラを手助けしようとするが魔法は失敗し、それによって面晶体/Hedronによって全員の魔法が吸収されていることに気付く。巻物の暗号について思い当たったジェイスはチャンドラにSheer Fire(透明な炎)を使うことを伝え、さらに双つ術/Twincastによって共にサルカンを倒す。

ウギンの目に再び三人のプレインズウォーカーが揃ったことによりエルドラージ/Eldraziが覚醒することとなる。

Enter the Eldrazi(1)

サルカンの生存を確認したジェイスはこの世界に何が起こっているのかの情報を得るためにハリマー/Halimarの海門の灯台の賢者に連絡を取り、そこまでアノワンに案内させようとするが、既にウギンの目の影響を受けていたアノワンは聞く耳を持たなかった。グロータグの打つもの/Grotag Thrasherに乗って船着場へ向かう道中、エルドラージの眷属に襲われるものの幻影魔法によって切り抜ける。

Consortium Report: "The Incident at the Eye."

ジェイスはグール・ドラズ/Guul Draz大陸にある吸血鬼の都市マラキール/Malakirバーラ・ゲド/Bala Ged大陸を訪れている。マラキールではカラストリア家/House of Kalastriaの、バーラ・ゲドでは探検協会の協力を得て、アノワンの身辺調査をした。

Enter the Eldrazi(2)

ハリマーの海門のマーフォークの賢者からウギンの目やエルドラージのことを聞き、更に情報を集めるために一旦ラヴニカに帰還した。

Test of Metal

ニコル・ボーラスの手により復活したテゼレットと、新生無限連合の実質的な主として対峙する。

ラヴニカへの回帰

テゼレットやリリアナ、ウギンの目など、多元宇宙の厄介事に関わる事にジェイスは疲れ果てていた。ラヴニカへと戻った彼は多元宇宙のことを当分忘れようとしてひっそりと暮らしていたが、イゼット団/The Izzetが不穏なまでに活発な動きを見せていることや、ディミーア家/House Dimirの暗躍、他ギルドの怪しげな行動、ラヴニカの裏で蠢く正体不明の強力な精神の存在[11]に気付く。気晴らしを求めていた彼は私的な研究所を設立して観察と調査を開始するも、それがラヴニカにとって何を意味しているのかはまだ判らなかった……。[12]

Return to Ravnica: The Secretist, Part One

ラヴニカの第10地区/the Tenth Districtに居を構えたジェイスは、イゼット団の街路工事や建物の解体作業場などから基石や敷石の裏に刻まれた謎の暗号を偶然発見する。ヴィダルケンの研究者Kavin(カヴィン)と共に研究を進めていくうちに、ジェイスはギルド間の抗争に否応なく巻き込まれていく。ギルドのような力を持つものが何をするかは、テゼレットとの経験によってジェイスにはよく判っていた。プレインズウォーカーであるジェイスは次元を渡ってしまえばギルドは彼を追うことは不可能だが、彼の友人たちはラヴニカからは逃れることは出来ない。友人たちを巻き込むことを恐れたジェイスは研究に関する資料と記憶の一切を消すも、気がついた時にはカヴィンの姿はなく、立ち会っていた旧友のイマーラ・タンドリス/Emmara Tandrisは拉致されていた。

彼はイマーラにセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveへの勧誘を受けたことによって、彼女を利用してセレズニアへの介入を企むディミーア家の工作員ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk並びにラザーヴ/Lazavの注意を引いていた。 暗号の謎を求めてイゼット団のラル・ザレック/Ral Zarekと助手スクリーグ(Skreeg)の跡をつけてニヴ=ミゼットの精神を読んだことにより、彼らからも追われる身となった。 アゾリウス評議会の拘引者のラヴィニア/Laviniaに嫌疑をかけられ拘束される所から逃げ出したことにより、彼女から遺恨を持たれることとなった。 彼の私的研究室である書斎ごと資料を破壊してもらうために雇ったグルール一族/The Gruul Clansルーリク・サー/Ruric Tharをラヴィニアから逃げ出す時にも利用した。 何者かの依頼によってイマーラを拉致したラクドス教団/The Cult of Rakdosのナイトクラブに潜入し、ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witchを退け、屈辱を受けたイクサヴァはラクドス/Rakdosにジェイスの死を捧げることを誓った。 ゴルガリ団/The Golgariヴァロルズ/Varolzには、ギルドへの侵入者と看做され襲われた。

多くのギルドに様々な因縁によって追われながらも、ジェイスは友人たちの安全のため、そしてギルドの野望を阻止するためにこの次元に留まり自ら消した記憶を取り戻そうと奮闘する。

Gatecrash: The Secretist, Part Two

なんとかイマーラと合流したジェイスはセレズニアへと彼女を送り届けたが、彼女やトロスターニ/Trostaniからも信望の厚い警備隊長であるCalomir(カロミア)より不自然なまでに侮辱的な扱いを受ける。反発したジェイスはカロミアの精神を読もうとするも果たせず、危険を感じたジェイスはイマーラに警告するものの、彼女は聞き入れなかった。次にラヴィニアに協力を要請するも断られたが、交わした会話の中から若干のヒントを得た。そこからルーリク・サーに書斎と資料の破壊依頼に関する記憶を読ませてほしいと頼んだが、決闘によって権利を勝ち取るように告げられる。精神魔法を反射するルーリク・サーに対し、決闘のルールによって召喚魔法や腐敗魔法を禁じられたジェイスは素手で立ち向かうこととなる。ジェイスは周囲のグルール戦士たちの境遇に同情し、共感することによって彼らの戦闘本能や技術、認識を自らに流入させルーリク・サーを打ち負かす。しかし、双頭のオーガのどちらも手がかりになるような記憶を持たなかった。

イクサヴァが率いるラクドス信徒がジェイスを探し求めて襲いかかった時、ジェイスはルーリク・サーの記憶の中で、破壊される直前の図表やメモへの一瞥を見出した。ルーリク・サーはここは自分たちが食い止めるから逃げろとジェイスに告げる。ジェイスは数で圧倒的に劣る彼らを見捨てては行けないと、グルールの戦士たちがラクドス信徒へと切り込む間にイクサヴァの記憶から巨大なラクドス自身の幻影を作り上げ、信徒たちを彼らの領域へと引き返すように誘導してグルールから引き離した。その先ではセレズニアの軍隊がラクドスを強襲し、更にボロス軍/Boros Legionの分遣隊が攻撃するという修羅場だった。ジェイスはイクサヴァとその手先たちに絡め取られて拷問を受けそうになる。争いを止めようとしたことによってギルドの裏切り者として連行されるイマーラの求めに応じ、ジェイスはこの状況の中でもなんとか精神接続を維持していた。

戦いの混乱の最中、空に巨大なニヴ=ミゼットの姿が投影され、争いは一旦静まった。ニヴ=ミゼットは今まで厳重に秘密にしていた計画である「暗黙の迷路」の存在を公表し、全ギルドの代表者による迷路競争の開催を宣言した。ジェイスはニヴ=ミゼットが長い間の研究対象へ何故他のギルドに介入させようとするのかは理解できなかったが、イゼット団の優位のためか迷路の順路などの重要な情報は伏せていることに気がついていた。ニヴ=ミゼットの投影像が消えた後、カロミアの姿をとっていたラザーヴと配下の魔導士達はイクサヴァを殴り倒して彼女の手先を始末し、ジェイスを拘束して地下街のアジトへと拉致した。

Dragon's Maze: The Secretist, Part Three

ラザーヴへの情報提供を拒んだジェイスは石の中の牢に押し込められ、そこでミルコと彼に吸血鬼にされたカヴィンに襲われる。二人に抑えこまれながらも、ジェイスはセレズニアによって監禁されたイマーラの求めに応じて精神接続を保ち続け、ミルコに血と情報を奪われながらも彼女にカロミアがラザーヴに取って代わられていることや迷路の順路の情報を送り、迷路走者となるように指示する。全てを伝え終わった後、ジェイスは地下牢から次元渡りで脱出した。

脱出した先はゼンディカーだった。都市文明とは程遠い荒涼とした風景の中、ジェイスはラヴニカやギルドのことが全て狂った夢のように感じていた。そこで彼はコー/Korの家族の精神を感知し、大災害の中でも強いて家族を元気づけようとする母親と絶望に打ち拉がれそうになっている子供たちの心に触れた。ジェイスはなんとか母親の気持ちを子供たちに伝えたいと思い、自身を架け橋として家族の精神を繋ぎ合わせた。それは非常に苦痛を伴う魔法でありジェイスは即座に接続を切ったが、その接触は彼に再びラヴニカへと向かわせる決意を与えた。

迷路の終点でもあるアゾール公会広場/Forum of Azorへと降り立ったジェイスは、中庭の演壇にある立石の中に何者かの思考の存在を感じる。その存在はアゾリウスのパルンであるアゾールの遺言執行者であり、The bailiff(執行官)と名乗った。執行官は迷路はギルドパクト/Guildpactが破壊された時に開始される査定であり、成功させるためには全てのギルドがアゾール公会広場に揃う必要があると、成功の暁には最も相応しい者がギルドパクトを具現化すると、そしてギルドが失敗した場合には至高の評決/Supreme Verdictが下されると告げた。疑問は残るものの、ジェイスは礼を言ってその場を離れた。ジェイスは情報を得るためにアゾリウスを盗聴すると、ラザーヴがカヴィンの姿となってイスペリア/Isperiaやラヴィニアと会話しているのを発見する。イスペリアは至高の評決が地区全体をも抹消するであろう破壊的呪文であることを明かした。

迷路競争の開催当日、ギルド渡りの遊歩道/Transguild Promenadeの下でジェイスはイマーラを見つけた。他のギルドの迷路走者と違い、彼女は護衛もなく一人で、しかもトロスターニから与えられていたエレメンタルを使役する呪文を剥奪されていた。ジェイスは気弱になっている彼女を励ましながら共に迷路へと向かう。

イマーラを見捨てたセレズニアは彼らの門を守護することさえ怠っていた。そこで待ち構えていたシミック連合/The Simic Combineの迷路走者、ヴォレル/Vorelにイマーラは危うく殺されそうになる。そこに突然現れたセレズニアの兵士の一群がヴォレルとその配下に剣を突きつけて彼女を開放するように要求し、ヴォレルは従って先へと急いだ。イマーラはギルドが自分を見捨てていないと喜ぶも、それはジェイスが作りだした幻影だった事を知って酷く落胆する。セレズニアの人々の心を変えさせることも考慮に入れていた事を認めたジェイスに対し、イマーラは一体彼は何者なのかという疑問を抱くようになる。

ゴルガリ門ではシミック代表団とタージク/Tajicに率いられたボロスの部隊、それらを迎え撃つヴァロルズの三つ巴となっていた。ヴァロルズに橋から落とされて辛うじて片手で捉まるヴォレルを、ジェイスは咄嗟に隠れていた所から飛び出して引き上げた。彼らはヴァロルズに対し共同戦線を張って門を通過した。

アゾリウス門では、ラヴィニアとラザーヴが化けたカヴィンがジェイスを逮捕しようと待ち構えていた。彼を置いていくわけにはいかないと抗議するイマーラとヴォレルを先に行かせ、ジェイスは手錠をかけられイスペリアの前へ連行される。ジェイスはイスペリアに速やかな判決を要求し、その刑の執行を保留し自分を自由にして世界を救いに行かせるべきと主張した。イスペリアはそれを聞き入れ、判決は有罪ながらも刑期は無しとした。

ディミーア門では特に大きな障害はなかったが、オルゾフ門ではオルゾフ組/The Orzhov Syndicateの走者、テイサ・カルロフ/Teysa Karlovが、ヴォレルとはぐれたイマーラを買収しようとしていた。ジェイスはテイサの護衛の騎士やギルド魔道士たちの精神を歪め、彼らの主を襲わせた。ギルドパクトの具現化には全てのギルドの走者がアゾール公会広場に集まることが必要なことを咄嗟に思い出したジェイスは慌ててテイサを助けた。体勢を立て直したテイサは黒い太陽の呪文で反逆者たちを倒し、ジェイスたちをも始末しようとする。ジェイスは簡単にそれを打ち消し、ここで1時間待った後に迷路を進むか、イマーラに奉仕する使用人へと永遠に変えられるかの二択を突きつけた。テイサは前者を選び、ジェイスとイマーラは次へと進んだ。

イゼット門では本来の走者メーレク/Melekを殺して成り代わったラル・ザレックが待ち構えていた。ジェイスはラルの心を読み、彼もまたプレインズウォーカーであることを知る。ジェイスは彼に同じプレインズウォーカーとして、争わずに世界のために門を通過させるように説く。しかし迷路の賞品とされる力を欲するラルは聞き入れず、ジェイスがプレインズウォーカーの本性を隠していることを後から追いついたイマーラの前で暴いて嘲笑う。ジェイスは己の正体をイマーラに打ち明けるが、彼女は理解できずに拒絶し、一人で先を進んだ。ラルとジェイス、二人のプレインズウォーカーはついに激突する。ラルはジェイスを殺すために事前に準備を固めて待ち構えていたが、彼の最大の誤算はジェイスには迷路走者であるラルを殺すつもりはないという事だった。戦いの最中、ジェイスは幻影と入れ替わってそれをラルに追わせ、その隙に門を通過して先へと急いだ。

ラクドス門を目指しリックス・マーディ/Rix Maadiに向かうと、そこにはトロスターニが駆けつけており、イマーラは既にアゾール公会広場へ向かったとジェイスに告げた。広場に到着した時、迷路の経路を通って広場中央の立石にマナが集まっていくのがジェイスの目には見えた。空を見上げてじっとただずむイマーラを除いて全ての迷路走者たちは相争っていた。ジェイスは戦いを辞めるように叫ぶも、ラザーヴはそれぞれの走者に近しい者の姿となって暗示をかけ、ますます争うようになっていった。マナの流れは激しくなり、ギルドシンボルを刻まれた柱の印章が輝いた時、立石の上に執行官が姿を現し、アゾールの遺言により評決を届けると宣告した。それぞれの迷路走者の心に地区全体を焼き払う破壊の呪文が伝えられ、それは彼らの「他のギルドを滅ぼしたい」という願望を満たした。 ジェイスは彼ら10人の精神に自分の精神を突き入れて、全てを抱え込んだ。彼らの心をお互いの見地、思考、感情で溢れさせ、希望や信念や人生観を共有させた。それはジェイスにとっては己の自我と認識の境界を崩壊させる、自己犠牲とも言える行動であった。崩れ落ちていく精神の中、ジェイスは自分の名を呼ぶ声を聞いた。それは執行官だった。自己を取り戻したジェイスは執行官にギルドパクトは新たな形態をとって具現化したと、そしてそれはジェイス自身であるということを告げられる。

広場の演壇で目を覚ましたジェイスを、ニヴ=ミゼットが見つめていた。ニヴ=ミゼットはギルドパクトの復活を宣言し、ジェイスを試すような質問を投げかける。その反応と回答に満足したかのように、ニヴ=ミゼットは去った。

第10地区のジェイスの書斎兼私的研究所跡地に、生けるギルドパクトとしての彼の公館であるEmbassy of The Guildpact(ギルドパクト大使館)の建設が進められていた。訪れたラヴィニアに、ジェイスは判断を下すための助けとなる諮問委員会の議員になるように依頼し、彼女は承諾する。そこにイマーラが訪れ、ラヴィニアは席を外した。イマーラの用件はジェイスの正体に関する記憶を消して欲しいということだった。彼女はセレズニアに真に献身するために、トロスターニやギルドの人々と全ての知識を共有する必要があった。そして、多元宇宙の知識はイマーラだけでなく彼ら全てにとって命取りとなるだろう。

ジェイスはイマーラに自分の真実を受け入れて欲しいと望んでいた。そして、イマーラの精神をわずかでも引き裂き、一言でも彼女に言った言葉を消すことはある種の別れにも等しい行為だった。しかし、ジェイスは彼女の願いを叶えた。彼の苦悩とは裏腹に、その魔法の実行は容易だった。

登場

登場カード

デュエルデッキ

カード名に登場

基本セット2011
ジェイスの消去/Jace's Erasureジェイスの創意/Jace's Ingenuity
基本セット2012
ジェイスの文書管理人/Jace's Archivistジェイスの消去/Jace's Erasure
基本セット2013
ジェイスの幻/Jace's Phantasm
基本セット2014
ジェイスの精神追い/Jace's Mindseeker
フライデー・ナイト・マジック プロモ
ジェイスの創意/Jace's Ingenuity

フレイバー・テキストに登場

ジェイスvsチャンドラ
対抗呪文/Counterspell
Archenemy
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2010
集団意識/Hive Mind幻影の召使い/Illusionary Servant精神の制御/Mind Control幻影の戦士/Phantom Warrior
ゼンディカー
召喚士の破滅/Summoner's Bane
ワールドウェイク
自然の要求/Nature's Claim選り抜きの記憶/Selective Memory
エルドラージ覚醒
解明/Lay Bare
基本セット2011
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、精神の制御/Mind Control
基本セット2012
移し変え/Redirect、ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist
基本セット2013
本質の散乱/Essence Scatter、ジェイスの幻/Jace's Phantasm、精神刻み/Mind Sculpt全知/Omniscience、移し変え/Redirect
ギルド門侵犯
力線の幻影/Leyline Phantom
基本セット2014
本質の散乱/Essence Scatter、幻影の戦士/Phantom Warrior
ゲートウェイ プロモ
精神の制御/Mind Control

イラストに登場

ジェイスvsチャンドラ
対抗呪文/Counterspell、嘘か真か/Fact or Fiction
ワールドウェイク
選り抜きの記憶/Selective Memory
エルドラージ覚醒
解明/Lay Bare
基本セット2011
ジェイスの消去/Jace's Erasure、ジェイスの創意/Jace's Ingenuity
基本セット2012
ジェイスの消去/Jace's Erasure
基本セット2013
ジェイスの幻/Jace's Phantasm、精神刻み/Mind Sculpt(手のみ)、全知/Omniscience
ドラゴンの迷路
発掘された道しるべ/Uncovered Clues
基本セット2014
ジェイスの精神追い/Jace's Mindseeker
プレイヤー褒賞プログラムプロモ
否認/Negate
フライデー・ナイト・マジック プロモ
ジェイスの創意/Jace's Ingenuity

登場作品

登場記事

脚注

  1. Path of the Planeswalker PLAINSWALKERS (IN ORDER OF APPEARANCE)
  2. Webcomic Update! posted by Brady Dommermuth Jul 28, 2009 - 10:57PM
  3. Test of Metal、ジェイスの文書管理人/Jace's Archivistのフレイバー・テキスト
  4. Test of Metal
  5. Following a Dream
  6. Agents of Artifice、ジェイスvsチャンドラ 戦略ガイド
  7. Card of the Day - Wednesday, March 10, 2010
  8. WORLDWAKE Player's Guide: The Ten Coolest Worldwake Cards(Kenneth Nagle著)
  9. WORLDWAKE Player's Guide: THE PLANESWALKER STORY
  10. Card of the Day - Thursday, March 11, 2010
  11. PAX Party 2012: Return to Ravnica Story and Art
  12. Ravnica, Then and NowReturn to Ravnica Trailer

参考

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