タルキール/Tarkir

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{{Stub}}'''タルキール'''/'''Tarkir'''は、[[多元宇宙/Multiverse]]に存在する[[次元/Plane]]のひとつ。[[タルキール覇王譚ブロック]]の舞台となった。[[プレインズウォーカー/Planeswalker|プレインズウォーカー]][[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]、[[ウギン/Ugin]]らの故郷でもある。
'''タルキール'''/'''Tarkir'''は、[[多元宇宙/Multiverse]]に存在する[[次元/Plane]]のひとつ。[[タルキール覇王譚ブロック]]の舞台となった。[[プレインズウォーカー/Planeswalker|プレインズウォーカー]][[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]の故郷でもある。
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中世アジア広範をモチーフとした次元であり、多様な文化を持つ[[氏族/Clan]]が覇権を競っている。
 
中世アジア広範をモチーフとした次元であり、多様な文化を持つ[[氏族/Clan]]が覇権を競っている。
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
===タルキール覇王譚===
 
===タルキール覇王譚===
[[ゼンディカー/Zendikar]]で[[エルドラージ#ストーリー|エルドラージ]]が覚醒した後、彼を失敗させるための任務に送り込んだ[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]に失望したサルカンは、プレインズウォーカーに覚醒するより前から聞こえていた幻の声に導かれるように故郷タルキールを訪れる。
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[[ゼンディカー/Zendikar]]で[[エルドラージ#ストーリー|エルドラージ]]が覚醒した後、彼を失敗させるための任務に送り込んだ[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]に失望した[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]は、プレインズウォーカーに覚醒するより前から聞こえていた幻の声に導かれるように故郷タルキールを訪れる。
  
一方、ソリン・マルコフもかつて共にエルドラージを封印した仲間であるウギンの消息を求めてタルキールを訪問していた。だが彼が発見したのはウギンの物言わぬ骸だけであった。
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一方、[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]もかつて共にエルドラージを封印した仲間である[[ウギン/Ugin]]の消息を求めてタルキールを訪問していた。だが彼が発見したのはウギンの物言わぬ骸だけであった。
  
半ば狂気に陥りながらタルキールを放浪したサルカンは、ジェスカイのカン、ナーセットの導きを受け[[精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragon]]へ辿り着く。その時、サルカンがゼンディカーの[[ウギンの目/Eye of Ugin]]から持ち出した[[面晶体/Hadron]]が反応し、彼を1280年前、タルキールの運命を決定した時代へと導いた。
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半ば狂気に陥りながらタルキールを放浪したサルカンは、[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]の[[カン/Khan]]、[[ナーセット/Narset]]の導きを受け[[精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragon]]へ辿り着く。その時、サルカンがゼンディカーの[[ウギンの目/Eye of Ugin]]から持ち出した[[面晶体/Hadron]]が反応し、彼を1280年前、タルキールの運命を決定した時代へと導いた。
  
 
===運命再編===
 
===運命再編===
まだドラゴンがタルキールの空を飛翔していた時代へとたどり着いたサルカンは、その時代のティムールのカン、ヤソヴァからタルキールの運命を歪めたのはかつての主、ニコル・ボーラスだという真実を知らされる。彼はウギンを救うためウギンとボーラスの戦いに介入しようとするが、ボーラスによって唆されたヤソヴァの援護もあって一矢も報いることが出来ずウギンは敗れてしまう。
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まだ[[ドラゴン#ストーリー|龍]]がタルキールの空を飛翔していた時代へとたどり着いたサルカンは、その時代の[[ティムール境/The Temur Frontier]]のカン、[[ヤソヴァ/Yasova]]からタルキールの運命を歪めたのはかつての主、ニコル・ボーラスだという真実を知らされる。彼はウギンを救うためウギンとボーラスの戦いに介入しようとするが、ボーラスによって唆されたヤソヴァの援護もあって一矢も報いることが出来ずウギンは敗れてしまう。
  
 
死に行くウギンを前にサルカンは導きを求めるが、それに答えたのはウギンではなく彼自身の内なる声であった。自らの為すべき事を決めたサルカンは面晶体を開放し、ウギンを癒す。次元の運命を再編した彼は時の力によって過去のタルキールから運び去られていった。
 
死に行くウギンを前にサルカンは導きを求めるが、それに答えたのはウギンではなく彼自身の内なる声であった。自らの為すべき事を決めたサルカンは面晶体を開放し、ウギンを癒す。次元の運命を再編した彼は時の力によって過去のタルキールから運び去られていった。
  
 
==歴史==
 
==歴史==
タルキール次元にはかつてウギンの魔法、エレメンタルの嵐から生まれる[[ドラゴン#ストーリー|龍]]達が繁栄していた。5つの古代戦士氏族は龍から生き残るためにそれぞれの方法で戦いを模索していた。だが千年以上昔、ウギンがボーラスに殺された事で嵐は止み、新たな龍は生まれなくなった。5つの氏族は空の獣達を狩りつくし、龍はタルキールから絶滅した。
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タルキール次元にはかつてウギンの魔法、エレメンタルの嵐から生まれる龍達が繁栄していた。5つの古代戦士氏族は龍から生き残るためにそれぞれの方法で戦いを模索していた。だが千年以上昔、ウギンがボーラスに殺された事で嵐は止み、新たな龍は生まれなくなった。5つの氏族は空の獣達を狩りつくし、龍はタルキールから絶滅した。
  
 
タルキール覇王譚の時代、5つの氏族は旧い龍の力を崇めながら互いにその領土、あるいは全てを奪い合おうと争い続けている。
 
タルキール覇王譚の時代、5つの氏族は旧い龍の力を崇めながら互いにその領土、あるいは全てを奪い合おうと争い続けている。
  
 
==氏族/Clan==
 
==氏族/Clan==
タルキールの文明は古代から続く5つの氏族が担っている。氏族ごとにそれぞれドラゴンの性質の異なった相を取り入れ、独自の文化を築いている。
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タルキールの文明は古代から続く5つの氏族が担っている。氏族ごとにそれぞれ龍の性質の異なった相を取り入れ、独自の文化を築いている。
  
 
:[[アブザン家/The Abzan Houses]] - 古の龍の「'''忍耐'''/''Endurance''」の相を崇拝し、龍鱗を象徴とする
 
:[[アブザン家/The Abzan Houses]] - 古の龍の「'''忍耐'''/''Endurance''」の相を崇拝し、龍鱗を象徴とする
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**[[アリーシャ/Alesha]] - マルドゥ族のカン。人間。身体的には男性だが、性自認は女性。
 
**[[アリーシャ/Alesha]] - マルドゥ族のカン。人間。身体的には男性だが、性自認は女性。
 
**[[ヤソヴァ/Yasova]] - ティムール境のカン。人間の女性。
 
**[[ヤソヴァ/Yasova]] - ティムール境のカン。人間の女性。
**[[永遠のドロモカ/Dromoka, the Eternal|ドロモカ/Dromoka]] - 「忍耐」を体現する親[[ドラゴン#ストーリー|龍]]。
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**[[ドロモカ/Dromoka]] - 「忍耐」を体現する親[[ドラゴン#ストーリー|龍]]。
**[[冬魂のオジュタイ/Ojutai, Soul of Winter|オジュタイ/Ojutai]] - 「狡知」を体現する親龍。
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**[[オジュタイ/Ojutai]] - 「狡知」を体現する親龍。
**[[漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death|シルムガル/Silumgar]] - 「残忍」を体現する親龍。
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**[[シルムガル/Silumgar]] - 「残忍」を体現する親龍。
**[[嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm's Fury|コラガン/Kolaghan]] - 「迅速」を体現する親龍。
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**[[コラガン/Kolaghan]] - 「迅速」を体現する親龍。
**[[世界を溶かすもの、アタルカ/Atarka, World Render|アタルカ/Atarka]] - 「獰猛」を体現する親龍。
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**[[アタルカ/Atarka]] - 「獰猛」を体現する親龍。
  
 
==その他==
 
==その他==
[[タルキール覇王譚ブロック]]の特殊なドラフト構造や時間旅行といったテーマから混迷した世界が求められ、クリエイティブ・チームは最初は[[モンセン/Mongseng]]をサルカンの故郷としこれを舞台とするつもりだった。だが最終的に構想だけを引き継いだ新たな次元としてタルキールが誕生した([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0011162/ カンの強い姿勢 その1])。
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*[[タルキール覇王譚ブロック]]の特殊な[[ブースター・ドラフト|ドラフト]]構造や時間旅行といったテーマから混迷した世界が求められ、クリエイティブ・チームは最初は[[モンセン/Mongseng]]をサルカンの故郷としこれを舞台とするつもりだった。だが最終的に構想だけを引き継いだ新たな次元としてタルキールが誕生した([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0011162/ カンの強い姿勢 その1])。
  
 
==読み物==
 
==読み物==
 
*[http://magic.wizards.com/en/story/planes/tarkir-present Tarkir]/[http://magic.wizards.com/ja/story/planes/tarkirpresent タルキール]
 
*[http://magic.wizards.com/en/story/planes/tarkir-present Tarkir]/[http://magic.wizards.com/ja/story/planes/tarkirpresent タルキール]
*[http://magic.wizards.com/en/story/planes/tarkirpast Tarkir's Past][http://magic.wizards.com/ja/story/planes/tarkirpast 過去のタルキール]
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*[http://magic.wizards.com/en/story/planes/tarkirpast Tarkir's Past]/[http://magic.wizards.com/ja/story/planes/tarkirpast 過去のタルキール]
 
*Uncharted Realms
 
*Uncharted Realms
 
**[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/planeswalkers-guide-khans-tarkir-part-1-2014-09-03 Planeswalker's Guide to Khans of Tarkir, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0011167/ プレインズウォーカーのための『タルキール覇王譚』案内 その1](2014年9月3日 The Magic Creative Team著)
 
**[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/planeswalkers-guide-khans-tarkir-part-1-2014-09-03 Planeswalker's Guide to Khans of Tarkir, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0011167/ プレインズウォーカーのための『タルキール覇王譚』案内 その1](2014年9月3日 The Magic Creative Team著)
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**:[[詐欺師の総督/Deceiver Exarch]]、[[欠片の双子/Splinter Twin]]、[[黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang]]のアートについて。
 
**:[[詐欺師の総督/Deceiver Exarch]]、[[欠片の双子/Splinter Twin]]、[[黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang]]のアートについて。
 
**[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/inside-rd-2015-02-18 INSIDE R&D](2015年2月18日 Blake Rasmussen著)
 
**[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/inside-rd-2015-02-18 INSIDE R&D](2015年2月18日 Blake Rasmussen著)
**:[[プロツアー「運命再編」]]での運命再編スタッフインタビュー
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**:[[プロツアー「運命再編」]]での運命再編スタッフインタビュー。
  
 
==参考==
 
==参考==

2015年2月22日 (日) 04:17時点における版

タルキール/Tarkirは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeのひとつ。タルキール覇王譚ブロックの舞台となった。プレインズウォーカーサルカン・ヴォル/Sarkhan Volウギン/Uginらの故郷でもある。

中世アジア広範をモチーフとした次元であり、多様な文化を持つ氏族/Clanが覇権を競っている。

目次

ストーリー

タルキール覇王譚

ゼンディカー/Zendikarエルドラージが覚醒した後、彼を失敗させるための任務に送り込んだニコル・ボーラス/Nicol Bolasに失望したサルカン・ヴォル/Sarkhan Volは、プレインズウォーカーに覚醒するより前から聞こえていた幻の声に導かれるように故郷タルキールを訪れる。

一方、ソリン・マルコフ/Sorin Markovもかつて共にエルドラージを封印した仲間であるウギン/Uginの消息を求めてタルキールを訪問していた。だが彼が発見したのはウギンの物言わぬ骸だけであった。

半ば狂気に陥りながらタルキールを放浪したサルカンは、ジェスカイ道/The Jeskai Wayカン/Khanナーセット/Narsetの導きを受け精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragonへ辿り着く。その時、サルカンがゼンディカーのウギンの目/Eye of Uginから持ち出した面晶体/Hadronが反応し、彼を1280年前、タルキールの運命を決定した時代へと導いた。

運命再編

まだがタルキールの空を飛翔していた時代へとたどり着いたサルカンは、その時代のティムール境/The Temur Frontierのカン、ヤソヴァ/Yasovaからタルキールの運命を歪めたのはかつての主、ニコル・ボーラスだという真実を知らされる。彼はウギンを救うためウギンとボーラスの戦いに介入しようとするが、ボーラスによって唆されたヤソヴァの援護もあって一矢も報いることが出来ずウギンは敗れてしまう。

死に行くウギンを前にサルカンは導きを求めるが、それに答えたのはウギンではなく彼自身の内なる声であった。自らの為すべき事を決めたサルカンは面晶体を開放し、ウギンを癒す。次元の運命を再編した彼は時の力によって過去のタルキールから運び去られていった。

歴史

タルキール次元にはかつてウギンの魔法、エレメンタルの嵐から生まれる龍達が繁栄していた。5つの古代戦士氏族は龍から生き残るためにそれぞれの方法で戦いを模索していた。だが千年以上昔、ウギンがボーラスに殺された事で嵐は止み、新たな龍は生まれなくなった。5つの氏族は空の獣達を狩りつくし、龍はタルキールから絶滅した。

タルキール覇王譚の時代、5つの氏族は旧い龍の力を崇めながら互いにその領土、あるいは全てを奪い合おうと争い続けている。

氏族/Clan

タルキールの文明は古代から続く5つの氏族が担っている。氏族ごとにそれぞれ龍の性質の異なった相を取り入れ、独自の文化を築いている。

アブザン家/The Abzan Houses - 古の龍の「忍耐/Endurance」の相を崇拝し、龍鱗を象徴とする
ジェスカイ道/The Jeskai Way - 古の龍の「狡知/Cunning」の相を崇拝し、龍眼を象徴とする
スゥルタイ群/The Sultai Brood - 古の龍の「残忍/Ruthlessness」の相を崇拝し、龍牙を象徴とする
マルドゥ族/The Mardu Horde - 古の龍の「迅速/Speed」の相を崇拝し、龍翼を象徴とする
ティムール境/The Temur Frontier 古の龍の「獰猛/Savagely」の相を崇拝し、龍爪を象徴とする

氏族にはそれぞれ複数の種族が属している。

キャラクター

その他

読み物

参考

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