ブラストダーム/Blastoderm

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Blastoderm / ブラストダーム (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)

5/5

ファイアーズをはじめとする、当時のスタンダードにおけるデッキの主力クリーチャーの1つ。

消散で基本的に3回しか殴れないデメリットがあるとはいえ、4マナ5/5の被覆持ちと破格の性能を誇る。当時のスタンダードエクステンデッドなどで、ビートダウンコントロールデッキ問わず活躍していた。

一種の「使い捨てクリーチャー」であるため、何らかの形で再利用するギミックが組まれることも多い。例えば「墓地からの回収」、「開門能力によるバウンス(→ファイアーズ)」、「夢で忍び寄るもの/Dream Stalker忍術によるバウンス(→Pauper)」など。

ファイアーズではヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaによる速攻付加や、シヴのワーム/Shivan Wurmなどの開門能力によって、デメリットを軽減して使われる。そういったギミックの印象が強かったため、このクリーチャーといえばファイアーズというイメージが持たれている。

コモンであるため、リミテッドでの影響力も高い。チャンプブロックなどを強制させ、アドバンテージを得ることもできるだろう。Pauperでも系ビートダウンやクロック・パーミッションの主力を担っている。

ストーリー

ブラストダーム/Blastodermラース/Rathに生息する体長10メートルを超える大型の獣(イラスト)。黄褐色の胴と尾を有し、群青色の四肢に、物を掴める指がそれぞれ3本、頭部・顔面は白く、突き出た下あごに発達した牙2本、後頭部は板状に張り出している。

背部一面や足の一部はパララクス/Parallaxの影響によりまるで泡立っているかのような状態(→パララクス/Parallax#パララクスと消散参照)。ただし、はじける子嚢/Saproling Burstイラスト右下を考慮すると、背中の“泡立ち”は苗木の詰まった“嚢”との解釈も成り立つ。

一方、別の次元/PlaneOnakke(オナケ)を舞台とした設定のデュエルデッキでも登場している。外見はラースのものより丸みを帯び、体色は緑がほぼ全体を占めている(イラスト)。

  • 「Blastoderm」は「blast-(胚・卵子・芽、発芽する・芽生える)」と「-derm(皮膚)」による合成語。「(パララクス効果で泡立ち)胚のように分裂を繰り返しているような皮膚を持つ者」あるいは「苗木が芽生える皮膚を持つ者」くらいの意か。一方、「Blastoderm」は発生学では「胚盤葉」のことを指す。

参考

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