停滞/Stasis

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2012年3月27日 (火) 15:39時点における211.129.159.177 (トーク) - whois による版
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Stasis / 停滞 (1)(青)
エンチャント

プレイヤーは自分のアンタップ・ステップを飛ばす。
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)を支払わないかぎり、停滞を生け贄に捧げる。


マジック史上最強クラスのロックカードアンタップ・ステップそのものを飛ばしてしまうので、クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerのようなアンタップさせるカードが無い限り誰もパーマネントアンタップできなくなる。当然ながらアップキープ・コストも存在するが、それさえ何とかできてしまえばその悪夢が延々と続いてしまう。

イラストの無垢さと効果の凶悪さがあいまって、一部で人気のカードである。これを中心としたロック・デッキは、そのものずばりステイシスと呼ばれ、さまざまなバリエーションが生み出された。

欠点は、停滞自体にはタップさせたりする効果はないので、対戦相手は新しく土地クリーチャーをじっくりと展開していくことで少しずつロック状態を抜け出していくことができること。逆に停滞側は毎ターン新しく島/Island(ないしそれに順ずる青マナ発生源)を出し続けてアップキープ・コストを支払い続けなければならないので、下手をするとステイシス側のほうばかりが停滞することになりかねない。各種ステイシス・デッキは、この欠点をさまざまな方法でカバーしている。

特に有名なお供が宿命/Kismet。これで対戦相手のカードをタップインにしてしまえば前述の欠点は解消され、ピッチスペルマナ・コストが0の呪文などのごく一部のカード以外は事実上プレイできなくなる。もちろん、手札から直接マナを生み出せる例外(例えばElvish Spirit Guide)などもあるにはあるが、それだけで打開するのは困難だろう。これにNether Voidなどのコスト増加カードも組み合わせるとほぼ確実に破れない完全ロックが完成する。

  • 最大の敵は、時間。ロックが成立してから勝利するまでにかなり時間がかかるため、大会ではマッチが時間切れになることも珍しくない。
    • 制限時間がないカジュアルプレイでも、いわゆるソリティアになりがちなので、対戦相手からしてみればかなりストレスが溜まる相手である。一部で人気がある一方、他の一部からは極めて不人気なカードでもあった。

参考

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