幻影の像/Phantasmal Image

提供:MTG Wiki

2012年1月12日 (木) 14:15時点における125.195.40.57 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Phantasmal Image / 幻影の像 (1)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)

あなたは幻影の像を、それがそれの他のタイプに加えてイリュージョン(Illusion)であり、「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。」を持つことを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。

0/0

クローン/Cloneの亜種。2マナ軽いが、コピーする際にイリュージョンクリーチャー・タイプが追加され、呪文能力対象になったときに生け贄に捧げられてしまう。

フィニッシャー級のクリーチャーをコピーする場合にはペナルティ能力による脆さが痛いところ。軽さを活かし、187クリーチャーや生け贄に捧げる能力を持つクリーチャーなどをコピーして、使い捨てのつもりで使ってしまってもよいだろう。どうせ2マナと割り切って考えれば、そこそこの中堅クリーチャーに化けただけでもそれほどコスト・パフォーマンス的に損はしていない。

最軽量クラスのクローンとして、スタンダードで頻繁に見かけるカード。基本セット2012で共に登場した幻影サイクルの仲間たちと共にイリュージョン・デッキを成立させたほか、青白コントロールでは太陽のタイタン/Sun Titan回収するギミックと共に用いられる。 またを用いるタイプの出産の殻でもマナ・クリーチャーからサーチできる2マナ枠としてよく採用される。より高い点数で見たマナ・コストを持つクリーチャーをコピーすれば、出産の殻/Birthing Podから一気にファッティに繋げられるため相性が良い。 ただしいずれの場合も、単体では役に立ちづらいことに加え、メタゲームの有力位置に単体火力を擁するスライが存在することから、枚数は1~2枚に抑えられることがほとんど。

ヴィンテージクラシックではサバイバル系のデッキで使用される。環境に強力な単体除去が多いことからデメリットが相対的に気にならず、追放除去に対してはメリットにもなりうる。 汎用性の高い重要なオプションである。


利用

伝説のクリーチャーをコピーすることで、対消滅させて除去することもできる。強力な伝説のクリーチャーが多い環境ならば、2マナ除去として機能してくれる。大祖始/Progenitus引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなど、高い除去耐性を持つ伝説のクリーチャーを倒せるのは強みである。

被覆呪禁を持つクリーチャーをコピーするとデメリットを無視できるので、フィニッシャーとするならばそこを狙いたい(幻影の像のコピー能力は対象を取らないので、被覆や呪禁を持つクリーチャーに化けることができる)。またPIG能力持ちとも相性がよく、死亡しやすくなって能力誘発の機会が増やせるうえ、天敵である追放系除去を食らっても(追放されるより先に、対象になったことで生け贄に捧げられるため)墓地に行けるようになる。

イリュージョンのクリーチャー・タイプが残ることを活かし、非実在の王/Lord of the Unrealとセットで使うと効果的。その際、非実在の王に化けてしまうのも有効。コピー元と違い自身も強化されるため、たった2マナで4/4の呪禁持ちになるうえ、他のイリュージョンであるクリーチャーも強化できる。あるいは、同じペナルティ能力を持つ幻影のドラゴン/Phantasmal Dragonに化けてしまえば、ペナルティ能力追加の意味がないので少しお得である。

ルール

  • コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、クローン/Cloneのルールを参照。
  • コピーしないことを選んだ場合、生け贄に捧げる能力は持たない。
  • コピーした場合、イリュージョンのクリーチャー・タイプと生け贄に捧げる能力は、コピー可能な値に追加される。したがってこれを他のカードがコピーした場合、その影響もコピーされる。
  • クリーチャー化している非クリーチャー・パーマネントをコピーした場合、生け贄に捧げる能力は追加されるがイリュージョンのサブタイプは追加されない。その後クリーチャー化してもイリュージョンではない。(CR:205.3d)

関連カード

サイクル

基本セット2012の幻影クリーチャーサイクルコモンアンコモンレアに一枚ずつ存在し、いずれも「呪文能力対象になったとき、それを生け贄に捧げるペナルティ能力を持つ。

参考

MOBILE