忠誠度能力

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2010年2月23日 (火) 12:26時点における版

忠誠度能力/Loyalty Abilityは、忠誠シンボルを起動コストに含む起動型能力。通常はプレインズウォーカーだけが持つが、プレインズウォーカーでないパーマネントが持つこともあり得る。

忠誠度能力は通常の起動型能力の制約に加え、自分のメイン・フェイズの間でスタックが空で優先権を持っており(ソーサリー・タイミング)、そのターンにそのパーマネントの忠誠度能力をまだどのプレイヤーも起動していない場合にのみ起動出来る、という制約を持つ。通常はコストにタップ・シンボルアンタップ・シンボルを含まないため、戦場に出たターンから能力を起動出来る。

カードには

[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す

のように書かれている。[+1]等は忠誠シンボルであり、起動型能力を起動するのに必要なコストを示す。これは「数値の分だけそのパーマネントに忠誠カウンターを載せる(+の場合)、または取り除く(-の場合)」ことを意味している。[0]となっている場合は忠誠カウンターの増減はない。

つまり、上記の能力のコストはそれぞれ

+1=このパーマネントに忠誠カウンターを1個置く。
-1=このパーマネントから忠誠カウンターを1個取り除く。

ということを意味している。

  • 取り除く忠誠カウンターの数が足りない場合は、その能力を起動する事は出来ない。
  • 取り除くカウンターの数が忠誠度と同じ時でも、能力は起動出来る。この場合、それがプレインズウォーカーならばその直後に忠誠カウンターが0個になった事で墓地に置かれるが、能力はきちんとスタックに乗る。
  • 現存のプレインズウォーカーは基本的に3つの忠誠度能力を持っており、多くは「コストがプラス」・「コストが小マイナス」・「コストが大マイナス」の3つとなっている。近年は小マイナスを持たずに小プラスの能力を2つ持つカードや、コスト0を加えた4つの能力を持つカードも登場しているが、大マイナスの奥の手を1つ持っている事は全て共通である。
  • 忠誠度能力が1ターンに1回しか起動出来ないのは忠誠度能力の制約なので、プレインズウォーカーでないパーマネントが忠誠度能力を得た場合でも、それはこの制約を受ける。逆に、プレインズウォーカーが一般的な起動型能力を得た場合、それは制約を受けないので、他のパーマネントと同じように、コストが支払える限り同一ターン内に何度でも起動出来る。
    • 2009年10月の総合ルール変更まではプレインズウォーカー自体が持つ制約とされていたので、上記がちょうど逆であった。つまり、プレインズウォーカーでないパーマネントが(今で言うところの)忠誠度能力を持った時は何度でも起動出来たが、プレインズウォーカーはどんな能力を得ても1ターンに合計で1回しか能力を起動出来なかった。
    • プレインズウォーカーでないパーマネントが忠誠度能力を得る手順の一例としては、マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice機械の行進/March of the Machinesでプレインズウォーカーをクリーチャー化させ、水銀の精霊/Quicksilver Elementalの能力を使用する・・・等がある。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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