狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad

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2011年6月2日 (木) 07:48時点における版


Sarkhan the Mad / 狂乱のサルカン (3)(黒)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — サルカン(Sarkhan)

[0]:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、それをあなたの手札に加える。狂乱のサルカンは自身に、そのカードのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。それのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。その後、そのプレイヤーは飛行を持つ赤の5/5のドラゴン(Dragon)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。あなたがコントロールする各ドラゴン・クリーチャーは、そのパワーに等しい点数のダメージをそれに与える。

7

エルドラージ覚醒で再登場したサルカン・ヴォル/Sarkhan Vol。エルドラージ覚醒唯一の多色カードでもある。

忠誠カウンターを増やす忠誠度能力を持っておらず、必然的に使い捨てを前提とする短期運用になり、この点で他のプレインズウォーカーとは大きく異なる。

±0能力
闇の腹心/Dark Confidant能力に似たドロー加速能力。闇の腹心はコントローラーライフ失うがこちらはサルカン自身の命が削られる。自分のライフが削られないのは幸いだが、いかんせんサルカン自身が5マナ重いので、闇の腹心のように軽いカードを中心としたデッキに採用してリスクを減らすことは難しい。最初からドロー加速として使うよりも、忠誠度が1余った状態で使うことが多くなるだろう。
-2能力
このカードのメインになるであろう能力であり、クリーチャー1体をドラゴンクリーチャートークンに変えるものである。基本的に小型クリーチャーなどをドラゴンに変換して打撃力を増強していくことになる。一応対戦相手が5/5以上の巨大クリーチャーコントロールしている場合、被害を抑えるために起動することも考えられる。選択する機会はそう多くないであろうが、エルドラージ覚醒にはエルドラージという超大型クリーチャーも多数存在するので、覚えておいても損はないだろう。
  • プレイヤーではなくクリーチャーを対象に指定して生け贄に捧げさせることができる珍しい能力。破壊効果ではないため、自分の破壊されないクリーチャーを対象にして忠誠度以外の損失なしに5/5飛行を得ることはできないが、対戦相手の破壊されないクリーチャーを比較的対処しやすいトークンに変えることができる。
-4能力
自分のドラゴンすべてからプレイヤー魂の火/Soul's Fire。能力を使ってもドラゴンが生け贄に捧げられたりタップされたりはしないので、かなりの打撃力を期待できる。ただしこの能力を起動するよりも2番目の能力を起動し続けた方が有利な展開も十分あり得るので、よく考えて使っていきたい。エルドラージ覚醒にはドラゴン・クリーチャーが存在しないため、エルドラージ覚醒を用いたリミテッドではサルカンが生み出したドラゴンで5点のダメージを与える能力として見ることになる。構築ではドラゴンデッキに投入することも考えられるが、ややオーバーキルか。
  • アラーラでのサルカンとも相性はいい。忠誠度がなくなるように3番目の能力を使いドラゴン・トークンを生成、それから狂乱のサルカンを出して3番目の能力を使えば一気に20点。やはりオーバーキルかも知れない。構築でそのような使われ方をするかは不明だが、スタンダードでも可能。
  • ダメージを与えるのはサルカンではなくそれぞれのドラゴン・クリーチャーである。例えば、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasをコントロールしている状態で3番目の能力を使えば相手の手札捨てることができる。

リミテッドでは2番目と3番目の能力だけで十分ゲームエンド級。構築ではジャンドにて2番目の能力により芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax苗木などをドラゴン・トークンに変える他、役目を終えた深淵の迫害者/Abyssal Persecutorの除去にも使用されている。また若き群れのドラゴン/Broodmate Dragonから3番目の能力で一気にライフを削ることもあった。

  • 狂乱しているのは、ニコル・ボーラスに仕えているため。偉大なるドラゴンに忠誠を誓う歓びと、ボーラスから与えられる怪しげな使命への疑念の狭間で揺れている。

関連カード

サイクル

ゼンディカー・ブロックプレインズウォーカーのメガサイクルブロック全体を通して各に1人ずつ収録された。

その他、黒赤のプレインズウォーカーとして狂乱のサルカン/Sarkhan the Madが存在している。

ストーリー

詳細はサルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)を参照。

参考

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