発掘

提供:MTG Wiki

1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

目次

発掘/Dredge (用語) [#term]


Golgari Grave-Troll / ゴルガリの墓トロール (4)(緑)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)

ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)

0/0

ラヴニカ・ブロックゴルガリギルド)に割り当てられたキーワード能力で、これを持つカード墓地にあるときにのみ機能する常在型能力

誘発型能力でもないので、もみ消し/Stifleすることもできない。 トーナメントで頻繁に見られる間違いなので、注意したい。

「発掘 N」とは、「あなたライブラリーに少なくともN枚のカードがあるかぎり、あなたがカードを引く場合、代わりにあなたは自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを自分の墓地に置いてもよい。そうしたならこのカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。」を意味する。

この能力の挙動について、誤解・勘違いが非常に多い。下記をよく読んで誤解のないようにしたい。

発掘能力による一連の行動に対応して何かすることはできない。もちろん、「ドローする呪文や能力」に対応して何かすることは可能。 また、各ターンのドロー・ステップにおける通常のドローもスタックを用いないので注意(アップキープに何かできるが)。

  • 発掘で採れる選択肢は「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻す」か「墓地にN枚のカードを置かずに、カードを1枚引く」かのどちらかである。

「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻さない」ことはできない。

    • 注釈文は、以下のようになっている。

「あなたがカードを引く場合、代わりにあなたのライブラリーの一番上からちょうどN枚のカードをあなたの墓地に置いてもよい。そうした場合、このカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。そうしない場合、カードを引く。」 最後の「そうしない場合、カードを引く。」の一文のため、混乱する人がいるようである。「手札に戻さない場合」と読めないことはないが、そうではなく、「墓地にN枚のカードを置かない場合」のことである。 総合ルールの定義にはこの一文はないので、この記述は無視して読んでよい。注釈文はゲームルールには関係しない。

  • ライブラリーの残り枚数が発掘に必要な枚数より少ない場合は使用できない。

よってライブラリーアウトの回避を目的にこの能力を使うことはできない (もし可能ならディミーアギルドが全く形無しなので当然なのだが)。

  • カードを引く段階で、実際に発掘を持つカードが墓地に無くては使用できない。

逆に、カードを引く段階で墓地に発掘を持つカードがあるのなら、それがいつ置かれたのかに関係なく発掘を適用できる。

  • 同時に複数枚のカードを引くことは、ルール上「1枚引く」を繰り返すことを意味する。

そして、1枚引こうとするたびに、発掘を適用するかどうか決めることができる。

    • 例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。

その場合、それ以前に引いたカードの内容を確認してから、発掘を適用するかどうか決めることができる。

    • 例:3枚引く場合、その全てに発掘を適用することで、墓地にある3枚の発掘カードを戻すことができる。

(ただし、発掘を持つカードが墓地に3枚以上ないといけない)

    • 例:2枚引く場合の1番目に引くことに対して発掘を適用したとき、それにより新たな発掘カードが墓地に置かれたのなら、2番目に引くことに対してそのカードの発掘を適用することができる。
  • 「Dredge」も「発掘」もカード名として存在する。

ただし底ざらい/Dredge発掘/Unearthという、別々のカードである。

参考

総合ルール

引用:総合ルール 20231117.0


発掘/Dredge (デッキ) [#deck]

発掘を主体としたコンボデッキの総称。


Golgari Grave-Troll / ゴルガリの墓トロール (4)(緑)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)

ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)

0/0


Life from the Loam / 壌土からの生命 (1)(緑)
ソーサリー

あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。
発掘3(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを3枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)


ラヴニカ:ギルドの都の新メカニズム・発掘はローテーション後のエクステンデッド開幕時から注目されており、 サイカトグ/Psychatogとのシナジーを活かした発掘サイカトグマッドサイカプロツアーロサンゼルス05で登場、 壌土からの生命/Life from the Loamを使ったコンボデッキ・CALが活躍し、 最終的には何度も蘇るイチョリッド/Ichoridを組み込んだフリゴリッドメタの中心を担うようなった。

またそれより遅れ、スタンダードでも同傾向のデッキが構築されている。 墓地を肥やし致死サイズになったゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb裏切り者の手中/Traitor's Clutchでシュートするのが基本的な勝ち筋である。

次元の混乱ではバザールの大魔術師/Magus of the Bazaarが参入し、ドローと墓地に落とす能力が高められた。 未来予知では黄泉からの橋/Bridge from Below墓忍び/Tombstalkerなどデッキに合致するカードが増え、ナルコブリッジが登場した。

サンプルレシピ

メインデッキ サイドボード
26| style="background:#eeeeff"|クリーチャー 1 ズアーの運命支配/Zur's Weirding
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll 4 悲哀の化身/Avatar of Woe
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp 3 ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale
4 緑探し/Greenseeker 1 墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab
4 炎まといの天使/Firemane Angel 1 悪夢の虚空/Nightmare Void
4 バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar 2 暗黒破/Darkblast
4 極楽鳥/Birds of Paradise 1 ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
2 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow 1 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
13| style="background:#eeeeff"|呪文 1 幽霊街/Ghost Quarter
3 ズアーの運命支配/Zur's Weirding
4 狂乱病のもつれ/Delirium Skeins
1 悪夢の虚空/Nightmare Void
1 暗黒破/Darkblast
3 壌土からの生命/Life from the Loam
1 裏切り者の手中/Traitor's Clutch
22| style="background:#eeeeff"|土地
4 森/Forest
1 沼/Swamp
1 島/Island
4 草むした墓/Overgrown Tomb
2 繁殖池/Breeding Pool
1 湿った墓/Watery Grave
2 ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm
1 シミックの成長室/Simic Growth Chamber
2 安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb
1 幽霊街/Ghost Quarter
1 闘技場/Arena
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth

[[2]](タカラトミー浅原晃氏のコラム)も参照のこと。

代表的なデッキ

参考

MOBILE