血に呪われた者、オドリック/Odric, Blood-Cursed

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[[イニストラード:真紅の契り]]で再登場した[[オドリック/Odric]]。[[#ストーリー|背景ストーリー]]を反映して[[吸血鬼]]・[[兵士]]となり本来の[[白]]に吸血鬼の[[赤]]が追加された。
 
[[イニストラード:真紅の契り]]で再登場した[[オドリック/Odric]]。[[#ストーリー|背景ストーリー]]を反映して[[吸血鬼]]・[[兵士]]となり本来の[[白]]に吸血鬼の[[赤]]が追加された。
  
[[ETB]]で[[あなた]]の[[クリーチャー]]が持つ特定の[[常磐木]][[キーワード能力]]の数に応じて[[血]][[トークン]]を[[生成]]する。[[月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal]]を吸血鬼らしく変化させたといえるが、司令官時代と違い[[戦場に出る|戦場に出た]]瞬間にしか[[誘発]]しない点がネック。3マナと[[軽い]]点を活用しようとすると1、2個程度しか生成が狙えず、かといって並べてから出そうとすると戦場に出た後は3/3の[[バニラ]]であり、血トークンの強みである軽量[[ルーター]]としての性質も戦況が進むほど弱まっていく。これらの性質を考慮すると、序盤はルーターとして利用しつつ、中盤以降は[[パーマネント]]が増えること自体をリターンにできる[[カード]]との[[コンボ]]を狙うのが現実的。
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[[ETB]]で[[自分]]の[[クリーチャー]]が持つ特定の[[常磐木]][[キーワード能力]]の数に応じて[[血]][[トークン]]を[[生成]]する。[[月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal]]を意識しつつ、吸血鬼らしく変化させた能力といえるが、司令官時代と違い[[戦場に出る|戦場に出た]]時にしか[[誘発]]しない点が非常にネック。3マナと[[軽い|軽量]]な点を活用しようとすると1、2個程度しか生成が狙えず、かといって並べてから出そうとすると戦場に出た後は3/3の[[バニラ]]であり、血トークンの強みである軽量[[ルーター]]としての性質も戦況が進むほど弱まっていく。血トークンを利用する[[カード]][[]]が多い点も逆風で、これ自体が[[赤白]]なのもあって最大限活用しようとすると3色[[デッキ]]となり、[[ヴォルダーレンの居城/Voldaren Estate]]はあるものの[[色事故]]の危険性が増える。[[唱える]]のに[[対応して]]他の[[クリーチャー]]を[[除去]]されてしまうと生成されるトークンの数も減ってしまうなど、総じてリターンを得るのが難しく、リターン自体も大きなものとは言いづらい、使いづらいクリーチャーになってしまっている。
  
[[ローテーション]]を同じくする[[ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Second]]は有力な相方。生成されるトークンを直接勝利に貢献できるクリーチャートークンに変えてくれる上、そのトークンが[[速攻]][[警戒]]を持っているためお膳立てにも役立つ。また、パーマネントを利用する訳ではないが、生成するトークンを増やしつつ盤面の補強を狙える[[天使火の覚醒/Angelfire Ignition]]とも相性が良好な他、[[長所食い/Eater of Virtue]]はメリットを共有しやすく、[[デッキ]]単位で[[シナジー]]を形成しやすくなる。登場時の評価は芳しくなかったが、徐々に使いやすさは増している。
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[[リミテッド]]では除去が[[構築]]よりも少ないため横に並べやすく、序盤に出せれば主戦力に、中盤以降に出ても血で不要な手札を交換できるようになるなど、[[構築]]よりも使いやすい。[[]]を考えると[[飛行]]、[[速攻]]、[[警戒]]辺りはそこまで意識せずとも狙えるだろう。[[先制攻撃]][[絆魂]][[威迫]]辺りも追加できれば、血トークンがずらりと並ぶ。
  
一方、他のクリーチャーに依存する性質はどこまでも不安定。[[唱える]]のに[[対応して]][[除去]]されるとトークンの生成数が減ってしまい、予め展開させたところを[[全体除去]]で対処されれば、[[カード・アドバンテージ]]で遅れを取るだけでなくオドリックにより得られたはずの[[アドバンテージ]]まで失ってしまう。単独で[[フィニッシャー]]になれるだけの性能は無いので、これに頼りすぎるのはリスクが大きい。前述したカード群と組み合わせる場合も、あくまで基本戦術は[[ビートダウン]]のデッキに搭載しておき、序盤の[[事故]]をある程度回避しつつ、上手く盤面が整った場合は一気に勝負を決める補助的なプランとしての採用になるだろう。[[伝説のクリーチャー]]なことも考慮すると、[[積む|積み]]すぎるよりも1、2枚[[挿す|挿して]]おくと、意外と器用に活躍してくれるかもしれない。
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[[イニストラード:真夜中の狩り]]で登場した[[天使火の覚醒/Angelfire Ignition]]との相性は良好。色が合うだけでなく、1枚で5つの常磐木能力が付与される。また[[神河:輝ける世界]]ではキーワード能力を他のクリーチャーに引き継がせられる[[長所食い/Eater of Virtue]]も登場しており、セット自体が[[アーティファクト]]にフォーカスされたことで生成されたトークンそのものを利用することも可能となった。それでも不安定さは否めず、現時点では活躍の場は見つけられていない状態である。
  
[[リミテッド]]では除去が[[構築]]よりも少ないため横に並べやすく、序盤に出せれば主戦力に、中盤以降に出ても血で不要な手札を交換できるようになるなど、[[構築]]よりも使いやすい。
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[[ニューカペナの街角]]で登場した[[ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Second]]は有力な相方。生成されるトークンを直接勝利に貢献できるクリーチャートークンに変えてくれる上、そのトークンが速攻や警戒を持っているためお膳立てにも役立つ。不安定さは相変わらずではあるが、キーワード能力の数が揃う構成なら爆発力を見込んで1~2枚仕込んでみても良いだろう。
  
 
*日本語版では、{{Gatherer|id=542697|通常版}}および{{Gatherer|id=545443|ショーケース版}}の両方において[[注釈文]]に[[誤植]]があり、「それぞれ」が「'''ぞ'''れぞれ」となっている。
 
*日本語版では、{{Gatherer|id=542697|通常版}}および{{Gatherer|id=545443|ショーケース版}}の両方において[[注釈文]]に[[誤植]]があり、「それぞれ」が「'''ぞ'''れぞれ」となっている。

2022年8月4日 (木) 17:29時点における版


Odric, Blood-Cursed / 血に呪われた者、オドリック (1)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 兵士(Soldier)

血に呪われた者、オドリックが戦場に出たとき、血(Blood)トークンX個を生成する。Xは、飛行、先制攻撃、二段攻撃、接死、速攻、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒の中であなたがコントロールしているクリーチャーが持つ能力の種類数に等しい。(各能力はそれぞれ1回のみ数える。)

3/3

イニストラード:真紅の契りで再登場したオドリック/Odric背景ストーリーを反映して吸血鬼兵士となり本来のに吸血鬼のが追加された。

ETB自分クリーチャーが持つ特定の常磐木キーワード能力の数に応じてトークン生成する。月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshalを意識しつつ、吸血鬼らしく変化させた能力といえるが、司令官時代と違い戦場に出た時にしか誘発しない点が非常にネック。3マナと軽量な点を活用しようとすると1、2個程度しか生成が狙えず、かといって並べてから出そうとすると戦場に出た後は3/3のバニラであり、血トークンの強みである軽量ルーターとしての性質も戦況が進むほど弱まっていく。血トークンを利用するカードが多い点も逆風で、これ自体が赤白なのもあって最大限活用しようとすると3色デッキとなり、ヴォルダーレンの居城/Voldaren Estateはあるものの色事故の危険性が増える。唱えるのに対応して他のクリーチャー除去されてしまうと生成されるトークンの数も減ってしまうなど、総じてリターンを得るのが難しく、リターン自体も大きなものとは言いづらい、使いづらいクリーチャーになってしまっている。

リミテッドでは除去が構築よりも少ないため横に並べやすく、序盤に出せれば主戦力に、中盤以降に出ても血で不要な手札を交換できるようになるなど、構築よりも使いやすい。を考えると飛行速攻警戒辺りはそこまで意識せずとも狙えるだろう。先制攻撃絆魂威迫辺りも追加できれば、血トークンがずらりと並ぶ。

イニストラード:真夜中の狩りで登場した天使火の覚醒/Angelfire Ignitionとの相性は良好。色が合うだけでなく、1枚で5つの常磐木能力が付与される。また神河:輝ける世界ではキーワード能力を他のクリーチャーに引き継がせられる長所食い/Eater of Virtueも登場しており、セット自体がアーティファクトにフォーカスされたことで生成されたトークンそのものを利用することも可能となった。それでも不安定さは否めず、現時点では活躍の場は見つけられていない状態である。

ニューカペナの街角で登場したジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Secondは有力な相方。生成されるトークンを直接勝利に貢献できるクリーチャートークンに変えてくれる上、そのトークンが速攻や警戒を持っているためお膳立てにも役立つ。不安定さは相変わらずではあるが、キーワード能力の数が揃う構成なら爆発力を見込んで1~2枚仕込んでみても良いだろう。

関連カード

サイクル

イニストラード:真紅の契りレアの2伝説のクリーチャーサイクル

ストーリー

ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathiに血を流し込まれ、吸血鬼/Vampireと化してしまったオドリック/Odric

詳細はオドリック/Odricを参照。

脚注

  1. State of Design 2022/デザイン演説2022Making Magic 2022年8月1日 Mark Rosewater著)
  2. Odds & Ends – Innistrad: Crimson Vow, Part 2/こぼれ話:『イニストラード:真紅の契り』 その2(Making Magic 2021年12月13日 Mark Rosewater著)

参考

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