Kai Budde

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'''カイ・ブッディ'''(''Kai Budde'')は、ドイツの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]。
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'''Kai Budde'''(カイ・ブッディ)は、ドイツの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]。
  
 
==概要==
 
==概要==
様々な記録を打ち立てた、マジックのトーナメント史上最強のプレイヤー。その余りの強さゆえ、[[プロツアー]]に興味を持たないファンにも知られている。[[スタンダード]][[エクステンデッド]][[リミテッド]]とあらゆる[[フォーマット]]で結果を残した。
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様々な記録を打ち立てた、マジックのトーナメント史上最強のプレイヤー。その余りの強さゆえ、[[プロツアー]]に興味をもたないファンにも知られている。[[スタンダード]][[エクステンデッド]][[リミテッド]]とあらゆる[[フォーマット]]で結果を残した。
  
ヨーロッパ開催の[[グランプリ]]3連覇から[[世界選手権99]]優勝、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]受賞でプロツアーの中心に登場した。その後、2001年から2003年までプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを3年連続受賞。2002年には年間[[プロツアー・ポイント]]3桁獲得という偉業を達成した。
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ヨーロッパ開催の[[グランプリ]]3連覇から[[世界選手権99]]優勝、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]受賞でプロツアーの中心に登場した。その後、[[2001年]]から[[2003年]]までプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを3年連続受賞。[[2002年]]には年間[[プロツアー・ポイント]]3桁獲得という偉業を達成した。
  
その風貌、トーナメントでの誰も止められない様から、[[カード]]の[[巨大戦車/Juggernaut]]に因んで"ジャーマン・ジャガーノート"と呼ばれている。
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その風貌、トーナメントでの誰も止められない様から、[[カード]]の[[巨大戦車/Juggernaut]]に因んで「'''ジャーマン・ジャガーノート'''」と呼ばれている。
  
プロツアー7勝、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞4回、生涯獲得プロツアー・ポイント505点。これらの記録はしばらく破られないと言われている。
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プロツアー7勝、[[グランプリ]]7勝、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞4回、生涯獲得プロツアー・ポイント505点。これらの記録はしばらく破られないと言われていた。
*[[グランプリ]]7勝は後に[[渡辺雄也]]に並ばれた。
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*また、通算プロツアーポイントも[[Raphael Levy]]と[[中村修平]]に抜かれている。
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*グランプリ7勝は後に[[渡辺雄也]]、[[中村修平]]に並ばれた。
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*また、通算プロツアー・ポイントも[[Raphaël Lévy]]と[[中村修平]]に抜かれている。
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[[1999年]]以来(徴兵に代わる社会奉仕プログラム参加のための1年間の休眠期間をはさむ)長らくプロツアーの頂点に君臨していたが、[[2005年]]以降は第一線から退いている<ref>[https://web.archive.org/web/20090213105643/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/ptcol05/feat1 Is Kai Waving Goodbye?]</ref>。その後もしばしばプロツアーに参加し、[[プロツアーアムステルダム10]]、[[ミシックチャンピオンシップラスベガス19]]、[[プロツアー・指輪物語]]などで入賞を果たしている。
  
 
*自身が率いる伝説のマジック[[チーム]]「[[The Phoenix Foundation]]」は、プロツアーで2勝している唯一のチームである。
 
*自身が率いる伝説のマジック[[チーム]]「[[The Phoenix Foundation]]」は、プロツアーで2勝している唯一のチームである。
*1999年以来(徴兵に代わる社会奉仕プログラム参加のための1年間の休眠期間をはさむ)長らくプロツアーの頂点に君臨していたが、2005年以降は第一線から退いている。(→[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05/feat1 Is Kai Waving Goodbye?]参照)
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*[[2007年]][[マジック・プロツアー殿堂]]入り。
*2007年[[マジック・プロツアー殿堂]]入り。その後、[[プロツアーアムステルダム10]]では7年ぶりにプロツアーサンデーに進出した。
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*[[インビテーショナル01]]優勝後、彼のデザインしたカードを元に[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]が作成された。だが、先に描かれていた非凡な虚空魔道士のイラストの顔部分だけを彼の似顔絵にしたため、その{{Gatherer|id=40101}}は大不評。後に特別にイラストを描き直され、マジック褒賞プログラムのプレゼントや[[タイムシフト]]に採用された({{Gatherer|id=108811|新しいカード画像}})。
 
*[[インビテーショナル01]]優勝後、彼のデザインしたカードを元に[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]が作成された。だが、先に描かれていた非凡な虚空魔道士のイラストの顔部分だけを彼の似顔絵にしたため、その{{Gatherer|id=40101}}は大不評。後に特別にイラストを描き直され、マジック褒賞プログラムのプレゼントや[[タイムシフト]]に採用された({{Gatherer|id=108811|新しいカード画像}})。
  
 
==主な戦績==
 
==主な戦績==
 
===[[プロツアー]]===
 
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*[[プロツアー・指輪物語]] ベスト8
 
*[[プロツアーアムステルダム10]] ベスト8
 
*[[プロツアーアムステルダム10]] ベスト8
 
*[[プロツアーボストン03]] チーム戦ベスト4([[The Phoenix Foundation]])
 
*[[プロツアーボストン03]] チーム戦ベスト4([[The Phoenix Foundation]])
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*[[プロツアーシカゴ00]] 優勝
 
*[[プロツアーシカゴ00]] 優勝
 
*[[世界選手権99]] 優勝
 
*[[世界選手権99]] 優勝
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===[[ミシックチャンピオンシップ]]===
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*[[ミシックチャンピオンシップラスベガス19]] ベスト4
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*[[マスターズヴェニス03]] チーム戦ベスト8(The Phoenix Foundation)
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*[[マスターズシカゴ03]] ベスト8
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*[[マスターズニース02]] ベスト4
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*[[マスターズ大阪02]] チーム戦優勝(The Phoenix Foundation)
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===[[グランプリ]]===
 
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*[[グランプリパリ11]] ベスト8
 
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*[[グランプリバルセロナ99]] 優勝
 
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*[[グランプリバーミンガム98]] 準優勝
 
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===その他===
 
===その他===
 
*[[インビテーショナル05]] 出場(ヨーロッパ地区)
 
*[[インビテーショナル05]] 出場(ヨーロッパ地区)
 
*[[インビテーショナル04]] 出場([[プロツアー・ポイント|プロポイント]]第1位)
 
*[[インビテーショナル04]] 出場([[プロツアー・ポイント|プロポイント]]第1位)
*[[マスターズヴェニス03]] チーム戦ベスト8(The Phoenix Foundation)
 
*[[マスターズシカゴ03]] ベスト8
 
 
*[[インビテーショナル02]] 辞退(前年度優勝)
 
*[[インビテーショナル02]] 辞退(前年度優勝)
 
*[[ドイツ選手権02]] 優勝
 
*[[ドイツ選手権02]] 優勝
*[[マスターズニース02]] ベスト4
 
*[[マスターズ大阪02]] チーム戦優勝(The Phoenix Foundation)
 
 
*[[インビテーショナル01]] 優勝
 
*[[インビテーショナル01]] 優勝
 
*[[インビテーショナル00秋]] 出場(Player's Ballot第3位)
 
*[[インビテーショナル00秋]] 出場(Player's Ballot第3位)
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==主な使用デッキ==
 
==主な使用デッキ==
 
*[[白ウィニー#エクステンデッド(時のらせん期)|白ウィニー]]([[プロツアーアムステルダム10]] ベスト8)
 
*[[白ウィニー#エクステンデッド(時のらせん期)|白ウィニー]]([[プロツアーアムステルダム10]] ベスト8)
*[[凧エンジンコントロール]] ([[プロツアーフィラデルフィア05]])
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*[[凧エンジンコントロール]]([[プロツアーフィラデルフィア05]])
*[[ウェイク]] ([[マスターズシカゴ03]] ベスト8)
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*[[ウェイク]]([[マスターズシカゴ03]] ベスト8)
 
*[[激動サイカトグ]]([[ドイツ選手権02]] 優勝)
 
*[[激動サイカトグ]]([[ドイツ選手権02]] 優勝)
*[[カウンターオース]] ([[グランプリリスボン02]] 優勝)
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*[[カウンターオース]]([[グランプリリスボン02]] 優勝)
*[[トリックス]] ([[プロツアーニューオーリンズ01]] 優勝)
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*[[トリックス]]([[プロツアーニューオーリンズ01]] 優勝)
*[[ドメイン]] ([[グランプリロンドン01]] 優勝)
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*[[ドメイン]]([[グランプリロンドン01]] 優勝)
*[[リベリオン#マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期|リベリオン]] ([[プロツアーシカゴ00]] 優勝)
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*[[リベリオン#マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期|リベリオン]]([[プロツアーシカゴ00]] 優勝)
*[[赤茶単]] ([[世界選手権99]] 優勝)
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*[[赤茶単]]([[世界選手権99]] 優勝)
*[[ハイタイド]] ([[グランプリウィーン99]] 優勝)
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*[[ハイタイド]]([[グランプリウィーン99]] 優勝)
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==余談==
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*[[Top Deck]]第1号に掲載されているインタビューによれば、初めてマジックのデッキを組んだのは[[ホームランド]]発売直後であり、[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]や[[精神攪乱スラル/Mindstab Thrull]]で[[手札]]を責めたのち[[生命吸収/Drain Life]]や[[夢魔/Nightmare]]でフィニッシュする[[黒]][[単色]]の[[コントロールデッキ]]だったとのこと。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/hofplayer/kbudde 殿堂入り記念ページ] [[WotC]]、英語)
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*[https://www.magic.gg/news/kai-budde-hall-of-fame Kai Budde - Hall of Fame]/[https://mtg-jp.com/events/hall_of_fame/kai-budde.html カイ・ブッディ|殿堂プレイヤー]
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*[https://twitter.com/kaibudde Twitter]
 
*[[The Phoenix Foundation]]
 
*[[The Phoenix Foundation]]
 
*[[実在の人物]]
 
*[[実在の人物]]

2024年1月25日 (木) 18:57時点における最新版

Kai Budde(カイ・ブッディ)は、ドイツのマジックプレイヤー

目次

[編集] 概要

様々な記録を打ち立てた、マジックのトーナメント史上最強のプレイヤー。その余りの強さゆえ、プロツアーに興味をもたないファンにも知られている。スタンダードエクステンデッドリミテッドとあらゆるフォーマットで結果を残した。

ヨーロッパ開催のグランプリ3連覇から世界選手権99優勝、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞でプロツアーの中心に登場した。その後、2001年から2003年までプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを3年連続受賞。2002年には年間プロツアー・ポイント3桁獲得という偉業を達成した。

その風貌、トーナメントでの誰も止められない様から、カード巨大戦車/Juggernautに因んで「ジャーマン・ジャガーノート」と呼ばれている。

プロツアー7勝、グランプリ7勝、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞4回、生涯獲得プロツアー・ポイント505点。これらの記録はしばらく破られないと言われていた。

1999年以来(徴兵に代わる社会奉仕プログラム参加のための1年間の休眠期間をはさむ)長らくプロツアーの頂点に君臨していたが、2005年以降は第一線から退いている[1]。その後もしばしばプロツアーに参加し、プロツアーアムステルダム10ミシックチャンピオンシップラスベガス19プロツアー・指輪物語などで入賞を果たしている。

[編集] 主な戦績

[編集] プロツアー

[編集] ミシックチャンピオンシップ

[編集] マスターズ

[編集] グランプリ

[編集] その他

[編集] 主な使用デッキ

[編集] 余談

[編集] 脚注

  1. Is Kai Waving Goodbye?

[編集] 参考

マジック・プロツアー殿堂顕彰者
2005年 Jon Finkel - Darwin Kastle - Tommi Hovi - Alan Comer - Olle Råde‎
2006年 Bob Maher - David Humpherys - Raphaël Lévy - Gary Wise - Rob Dougherty
2007年 Kai Budde - Zvi Mowshowitz - 藤田剛史 - Nicolai Herzog - Randy Buehler
2008年 Dirk Baberowski - Mike Turian - Jelger Wiegersma - Olivier Ruel - Ben Rubin
2009年 Antoine Ruel - Kamiel Cornelissen - Frank Karsten
2010年 Gabriel Nassif - Brian Kibler - 齋藤友晴 - Bram Snepvangers
2011年 中村修平 - Anton Jonsson - Steven O'Mahoney-Schwartz
2012年 Paulo Vitor Damo da Rosa - 津村健志 - 大礒正嗣 - Patrick Chapin
2013年 Luis Scott-Vargas - William Jensen - Ben Stark
2014年 三原槙仁 - Paul Rietzl - Guillaume Wafo-Tapa
2015年 Eric Froehlich - 八十岡翔太 - Willy Edel
2016年 渡辺雄也 - Owen Turtenwald
2017年 Josh Utter-Leyton - Martin Jůza
2018年 Seth Manfield - Lee Shi Tian
2019年 Reid Duke
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