保安官を撃て/Shoot the Sheriff
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Shoot the Sheriff / 保安官を撃て (1)(黒)
インスタント
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無法者でないクリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。(暗殺者(Assassin)、海賊(Pirate)、邪術師(Warlock)、ならず者(Rogue)、傭兵(Mercenary)が無法者である。それらでないあらゆるものは格好の的である。)
無法者であるクリーチャーは、構築・リミテッドいずれにおいても青・黒・赤(特に黒)に多く、白・緑で少ない。また、2、3マナ程度の軽いクリーチャーに多い傾向にある。そのため、マナレシオに優れる緑などの大型クリーチャーを撃つ分にはそこまで大きな弱点にはなりにくいと言える。
イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期期のスタンダードでは、エスパー・ミッドレンジなど多くの黒いデッキで喉首狙い/Go for the Throatと散らす形で採用される。同環境では正直者のラトスタイン/Honest Rutsteinやフェアリーの黒幕/Faerie Mastermindなどに効かない点から、喉首狙いの方が優先して取られることが多いが、こちらには太陽降下/Sunfallの培養器を除去できるという強みもある[1]。
サンダー・ジャンクションの無法者のリミテッドでは無法者が多数存在し、中にはボムレアも含まれているため裏目が生じやすい。しかし同環境で強力な色とされる緑は無法者が少ないうえに大型クリーチャーも多く、そちらに対しては効果てきめんである。特に乗騎はいずれも無法者でないため、騎乗したところを狙うことで大きくテンポ・アドバンテージを稼げる。
- 喉首狙いとこのカードの両方の対象にならないクリーチャー・カードは、マジック全体で見てもごく僅かしか存在しない。
- 「セットのテーマに属さないクリーチャーを破壊する」類似カードの一覧は肉体の奪取/Rend Fleshを参照。
- 『それらでないあらゆるものは格好の的である。』という注釈文が秀逸。
- カード名はボブ・マーリーの楽曲"I Shot the Sheriff"が元ネタと思われる。
- 同セットに収録されている安全な道の保安官/Sheriff of Safe Passageには問題なく撃てるが、銀の保安官代理/Silver Deputyは傭兵なので撃てない。
- 英語版リリースノートにもわざわざ「you cannot shoot the deputy.」と注意書きされているが、日本語版リリースノートではdeputyが「補佐官」と訳されているためジョークの意図が伝わりづらくなってしまっている[2]。
[編集] 脚注
- ↑ Pro Tour Thunder Junction Standard Metagame Breakdown/プロツアー『サンダー・ジャンクション』メタゲームブレイクダウン(magic.gg 2024年4月26日 Frank Karsten著)
- ↑ Outlaws of Thunder Junction Release Notes/『サンダー・ジャンクションの無法者』 リリースノート(PDF文書)(Daily MTG 2024年4月5日)