無感情の売剣/Callous Sell-Sword
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クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
無感情の売剣は、このターンにあなたのコントロール下で死亡したクリーチャー1体につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
2/2Burn Together / 合同火葬 (赤)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それでない1つを対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。その後、その前者を生け贄に捧げる。
変則的なドスン/Thudを出来事に持った当事者カード。クリーチャーとしては同一ターンに死亡した味方の数だけ強化されて出る人間・兵士。
合同火葬とドスンにはいくつかの差異があるため上位互換というわけではないが(後述)、単純な実用性で言えばクリーチャーが付随する強化版。条件はややピーキーながらもファッティになれる可能性のある戦力が付くため、単体では腐る危険のあるドスンと比べて使い勝手は大幅に向上している。連続して唱えることでクリーチャーを投げた上で強化された状態で出せる自己完結性もよい。
登場時のイニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードにおいては、同様にクリーチャーを投げる手段にはヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseekerも存在。あちらは恒久的な強化にもなるが投げるコストは4マナと重いため、デッキに応じて採用するものを決めればよいだろう。サンダー・ジャンクションの無法者後はパワーを上げた精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Offを投げつけるフィニッシュ手段を採用するタッチ黒の赤アグロが存在した。ローテーション後は2倍のダメージとなる心火の英雄/Heartfire Heroとも組み合わされた。
リミテッドでは両方を活用するつもりであれば黒赤でのピックを求めるが、片方だけでもリミテッドの基準では悪い性能でも無い。出来事は互いに残り数点のライフを狙って睨み合う展開では火力で強引に削り、疑似除去を受けているクリーチャーなどを素材にブロッカーの排除も狙える。当事者側も、瞬速を失い、対戦相手のクリーチャーは数えなくなった代わりにサイズが向上した血に狂った聖騎士/Bloodcrazed Paladinという趣で、チャンプアタックで強引に攻撃を通した後に、討ち死にしたクリーチャーを素材にファッティを作り出せる。最低限熊ということで、腐る心配はまずしなくて構わないだろう。
- 合同火葬は噛みつき後に生け贄を行う(生け贄に捧げるのは追加コストではなく効果の一部)という、投げ飛ばし/Fling系とは異なる挙動が特徴。主な差異としては、打ち消されても損失は少ない、生け贄予定のクリーチャーを確実に墓地送りにはできない、自分のクリーチャーが不正な対象になると火力としては失敗する、絆魂や萎縮や好奇心/Curiosityなどのダメージの発生源のクリーチャーがダメージを与えることで機能する能力とシナジーがある、果敢などのパワー強化の誘発型能力とシナジーがある、パワーへのマイナス修整でダメージを減らされる、コピーでアドバンテージを稼げない、突撃鎧/Assault Suitや歓喜の天使/Angel of Jubilationなどの影響下でもダメージを与えられる、などが挙げられる。
- カード名の「売剣」については売剣の粗暴者/Sell-Sword Bruteを参照。
- イラストではロークスワイン/Locthwainの騎士装束(黒槍の模範、恋に落ちた騎士)に見えるが、クリーチャー・タイプは騎士ではなく兵士である。ロークスワインの騎士から装備を奪ったのか、あるいは彼が騎士道を捨ててしまう出来事があったかは定かではない。
[編集] ルール
- 合同火葬
- 日本語版のルール・テキストではわかりづらいが、「それでない1つ」とは「任意の対象1つ」のことである。「それでないクリーチャー」の略記ではない。
- 投げ飛ばし/Fling系カードと異なり、追加コストではなく対象を2つ取り解決時に自分のクリーチャーを生け贄に捧げる方式となっている。
- 対象不適正になった場合について