燃えたつ計略/Flaming Gambit
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Flaming Gambit / 燃えたつ計略 (X)(赤)
インスタント
インスタント
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。燃えたつ計略はそれにX点のダメージを与える。そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーは「自分がコントロールするクリーチャーを1体選び、代わりに燃えたつ計略は選ばれたクリーチャーにそのダメージを与える」ことを選んでもよい。
フラッシュバック(X)(赤)(赤)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
猛火/Blazeの亜種。フラッシュバックがついたかわり融通が利きにくくなったX火力呪文。
プレイヤー/プレインズウォーカー/クリーチャーのいずれにもダメージを与えられる可能性があって、インスタント・タイミングで撃てて、火種が赤マナ1点のみ。おまけにフラッシュバックで2回使える。これだけ聞くと非常にお得に感じるが、しかしこの呪文のダメージは、相手側が「自分自身/プレインズウォーカー、もしくは自分のクリーチャー1体」の中から自由に選べるようになっている。これは、クリーチャー除去としてはほとんどの状況において懲罰者カードや布告よりも更に劣り、また本体火力としては言わばチャンプブロックされる恐れがある、という性質である。自分が狙った対象にダメージを与えることは非常に難しいと言えるだろう。
何らかの方法で対戦相手のクリーチャーを消してしまえば弱点がなくなるので、割のいい本体火力となる。ただ、自分にアタッカーがいて対戦相手にブロッカーがいないだけなら、戦闘で押せばよいだけの話。つまり、自他問わずクリーチャーが戦場から一掃される状態でなければこれを使う意義は薄く、活躍の場はかなり限られる。
- ルール文章のテンプレートから見ると少しずれているが、やりたいこと(対戦相手に「プレイヤー/プレインズウォーカーへダメージ」か「それ以外の効果」の2択を迫る)を考えると懲罰者カードの一種といえる。
- 当時のスライなどが、対サイカトグやパーミッション用のサイドボードカードとして使う場合があった。もちろん、カウンターバーンなどで狡猾な願い/Cunning Wishから持ってきても効果的だろう。