牙ドルイドの召喚士/Fang-Druid Summoner
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クリーチャー — 類人猿(Ape) ドルイド(Druid)
到達
このクリーチャーが戦場に出たとき、「あなたのライブラリーや墓地から能力を持たないクリーチャー・カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。これによりライブラリーからカードを探したなら、ライブラリーを切り直す。
ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphsから続くムラガンダ/Muragandaのバニラ支援カード。ETBでバニラクリーチャーを手札に加える、到達持ち類人猿・ドルイド。
戦場に出すだけでカード・アドバンテージを得られると言えば聞こえは良いが、バニラ限定なのが困りもの。特に構築では、能力を持たないバニラにスロットを割けるデッキは限られており、デッキ構築段階から大きな制約が課せられるため扱いづらい。無能力ゆえにシルバーバレットなどのサーチによる恩恵もほぼ得られないのも苦しい。ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multaniのような特異なバニラをコンボパーツにしたデッキであれば出番も考えられるが、一般的なクリーチャーサーチや濾過・回収手段を押しのけるのは難しい。
リミテッドでは手軽にカード・アドバンテージをとれるクリーチャーというだけでも悪くなく、ピン挿ししたバニラを素引きしてしまった際にも墓地から回収できるのが嬉しいが、霊気走破の暴君サイクルのバニラはP/Tの偏りに癖のあるものも多く、緑の4マナ以上のクリーチャーが軒並みマナレシオに優れていることもあって環境的な評価はそう高くない。優秀なファッティである大地の暴君、テリアン/Terrian, World Tyrantを水増しできる点が強力なほか、珊瑚の暴君、ケローナ/Caelorna, Coral Tyrantと並べば強固なブロック体制を築くことができ、コモン唯一のバニラである雑食のジビリック/Jibbirik Omnivoreと並ぶだけでも最低限の盤面の体裁は整えられるため、4マナ域が薄いデッキなら採用できる性能。